2026年2月23日
『万博と木材 ー 入場ゲートに見るスギ材の違い』
本日の情報を掲載し忘れておりましたので、個人ページとあわせて投稿いたします。
万博の思い出のひとつに、入場ゲートでの待ち時間があります。雨の日も強い日差しの日も、多くの方が列に並ばれました。
東ゲートと西ゲート、どちらが早く入場できるのかと考えた方も多いのではないでしょうか。
ゲートの長さは、
東ゲート:約119メートル
西ゲート:約150メートル
構造的には西ゲートの方が多くの来場者に対応できたと考えられます。
設計・施工体制も異なります。
東ゲート
設計:安井建築設計事務所
施工:大林組・大鉄工業・TSUCHIYA共同企業体
西ゲート
設計・施工:鹿島建設・飛島建設共同企業体
当然ながら、設計・施工体制が異なれば、木材の調達先(取引先・下請け)も変わります。
木材の違い
両ゲートとも国産スギを使用していますが、仕様には明確な違いがあります。
節の有無
東:節が多い
西:ほぼ節なし(無地に近い)
厚み
東:9mm
西:12mm
施工方法
東:ユニット化し、鉄骨下地にビス留め
西:木下地に直接固定
板幅
東:110mm(資料により120mm)
西:105〜109mm(場所により異なる)
産地
東:不明
西:吉野のスギ、佐用町の間伐材
業界的には、等級や厚みの観点から西ゲートの方が高級材と考えられます。ただし、東ゲートは目地がはっきりと見え、意匠的な美しさがあります。施工方法の違いも含め、一概にどちらが優れているとは言えません。
結論として、入場ゲートでスギの香りを感じられたこと自体が、とても意義深いことだったと感じています。
情報をお持ちの方は、ぜひお知らせください。
「万博と木材」ゲートページに、さらに詳しく掲載しています。
https://wood.jp/12-product/expo2025/gate.html
2026年2月2日
中川木材産業の玄関ステップについて
日本の住宅の玄関には、独特のつくりがあります。
玄関扉の内側は土間で地面と同じ高さになっており、居間やリビングへ上がる部分には、15〜20cmほどの段差があります。ここに設けられている木材が**玄関框(げんかんかまち)**です。
住人が若い間は、特に不便を感じることはありません。
しかし50〜60歳を過ぎる頃から、家の中から外へ出る際、玄関框の前で腰を少し落とし、体を低くして靴やサンダルを履く動作が、次第に不安定になってきます。
片足に体重をかけたり、前かがみになったりすることで、バランスを崩しやすくなるためです。
その結果、いったん玄関の土間に降りてから靴を履く方も出てきます。
しかし土間は屋外と同じ扱いの場所であり、清潔さを大切にされる方にとっては、できれば避けたい行為でもあります。
若い頃には想像もしなかった、「ほんの少し低い位置にある靴を履くことの難しさ」。
これは加齢とともに、
股関節や膝の可動域が狭くなる
片足で体を支えるバランス感覚が低下する
といった身体の変化が重なり、多くの方が日常の中で実感する悩みです。
こうした問題に対し、料亭や旅館などでは昔から**敷台(しきだい)**と呼ばれる台が使われてきました。
靴を履く高さを適切に保ち、身体のバランスを安定させるための、日本の生活の知恵です。
この敷台の考え方を、一般住宅向けに設計したものが「玄関ステップ」です。
当社では、設置場所や玄関の広さに合わせて、3種類のサイズを製造しています。
玄関ステップは、高齢者のためだけの製品ではありません。
腰や膝に不安のある方、妊娠中の方、また将来に備えたいと考える方にとっても、日常動作を無理なく行うための道具です。
玄関は家庭内で転倒事故が起こりやすい場所のひとつであり、玄関ステップは転倒を防ぐための「予防用品」としても役立ちます。
また、美しいデザインとか高級品とか言われるのはカナダ産のウエスタンレッドシダーという高級な木材を使っているからです。ひと昔は銘木と言われた木が天然無垢(ムク)材のままですから価値があります。
なお、
「玄関ステップの下に靴やスリッパを収納できたら便利ではないか」
と思われる方も多いかもしれません。
しかし、実際に使ってみると分かりますが、靴を履く際に最も重要なのは、身体のバランスを安定させることです。
ステップ下に収納スペースがあると、視線が下に向き、無意識に体勢が崩れやすくなります。結果として、靴を履く動作の安全性はかえって損なわれます。
市販品には収納付きの玄関台も多く見られますが、
身体へのやさしさ、使いやすさという点ではおすすめできません。
中川木材産業では、「立つ・腰を落とす・履く」という一連の動作を第一に考え、あえて収納を設けない設計としています。
玄関ステップは、介護が必要になる前の、さりげない備えとして、毎日の暮らしを支える製品です。
お客様からは
★★★★★5
木の触感がいい
とても感じのいいしっかりしたステップです。
高めの上がり框の昇降が難しくなってきた父のために購入しましたが、足の裏の感触がふんわりと柔らかく、不快感がありません。高さも大きさもちょうどよく、本当に買ってよかったと思います。
★★★★★5
高級感ある踏み台
とても綺麗で良い商品でした。肌触りも抜群です
踏み台で高級感があるのはこの商品をおいて他には見当たらないないほど良かったです
サイズもぴったりでした
重量も重くなくお掃除の際も簡単に移動できてgood
梱包も大変綺麗でした
おまけのシートが可愛いく心遣いにほっこりしました
★★★★★5
いい買い物できた♪
梱包といた瞬間、嗅覚障害でニオイ全くわからない私でも木のいい香りの成分をはっきり感じることができました。
大満足の品物です♪?(^o^)/
中古住宅に引っ越したら、玄関ドアが遠くて鍵はかろうじて開けられるけどドア開けられなくて、宅配の応対モタモタしちゃって(^o^;
高さも幅もちょうどよくハマって、これなら応対スムーズにできそう♪
中古住宅の玄関がランクアップした感じ♪(*^^*)
興味持ったなら絶対これオススメです!!
★★★★★5
実際に使ってみて、サンダルや靴などを履く際には、このくらいの高さが丁度良いと思いました。
本当に助かっています。とても良い買い物が出来ました。ありがとうございました。
★★★★★5
良い商品です。
とても良い商品です。
2つ買って並べて使用してます。
色合いも気に入っています。
お値段がもう少し安くならないかなぁ…
2026年2月27日
昨夜 楽しい出来事が2つありました。
ロータリー時代の先輩から声をかけていただき、「高市総理誕生を祝う会」を口実に、旧友5人(男女)が集まりました。
皆さんそれぞれに確固たる信念をお持ちで、政治談議から健康の話まで話題は尽きず、あっという間の楽しい食事会でした。
「みなさん本当にすごいなあ」というのが率直な感想です。
そして帰り道にも、もうひとつ楽しいひとときがありました。
南海電車の難波駅ホームで、ドア横に立って本を読んでいると、目の前にヒジャブをかぶった若い女性が乗ってきました。
「きっとインドネシア人」と思い、思わず声をかけてしまいました。
英語で尋ねると、きれいな日本語で「日本語で大丈夫ですよ」との返事。
「どこの国から?」と聞くと、やはりインドネシア。
「僕、話せるよ」とインドネシア語で答えると、相手はびっくり。
彼女は3年契約で介護の仕事に就き、すでに2年滞在しているそうですが、インドネシア語を話す日本人に会ったのは私が初めてとのことでした。
彼女の話す単語がわからないときは「それはどんな意味?」と聞くと、別の言い回しで丁寧に教えてくれます。
逆に私が単語を思い出せないときは、「こういう意味の言葉は何と言うの?」と尋ねると教えてくれました。
おかげで思い出した単語が2つ。
驚く:kaget
偶然:kebetulan
金剛駅に着くまでの約20分、ずっと話しっぱなし。
夢中になりすぎて、彼女の名前を聞きくのを忘れました。
写真は55年前のもの 住んでいたジャカルタの社宅
2026年2月24日
『万博と木材 ー 入場ゲートに見るスギ材の違い』
本日の情報を掲載し忘れておりましたので、個人ページとあわせて投稿いたします。
万博の思い出のひとつに、入場ゲートでの待ち時間があります。雨の日も強い日差しの日も、多くの方が列に並ばれました。
東ゲートと西ゲート、どちらが早く入場できるのかと考えた方も多いのではないでしょうか。
ゲートの長さは、
東ゲート:約119メートル
西ゲート:約150メートル
構造的には西ゲートの方が多くの来場者に対応できたと考えられます。
設計・施工体制も異なります。
東ゲート
設計:安井建築設計事務所
施工:大林組・大鉄工業・TSUCHIYA共同企業体
西ゲート
設計・施工:鹿島建設・飛島建設共同企業体
当然ながら、設計・施工体制が異なれば、木材の調達先(取引先・下請け)も変わります。
木材の違い
両ゲートとも国産スギを使用していますが、仕様には明確な違いがあります。
節の有無
東:節が多い
西:ほぼ節なし(無地に近い)
厚み
東:9mm
西:12mm
施工方法
東:ユニット化し、鉄骨下地にビス留め
西:木下地に直接固定
板幅
東:110mm(資料により120mm)
西:105〜109mm(場所により異なる)
産地
東:不明
西:吉野のスギ、佐用町の間伐材
業界的には、等級や厚みの観点から西ゲートの方が高級材と考えられます。ただし、東ゲートは目地がはっきりと見え、意匠的な美しさがあります。施工方法の違いも含め、一概にどちらが優れているとは言えません。
結論として、入場ゲートでスギの香りを感じられたこと自体が、とても意義深いことだったと感じています。
情報をお持ちの方は、ぜひお知らせください。
「万博と木材」ゲートページに、さらに詳しく掲載しています。
https://wood.jp/12-product/expo2025/gate.html
2026年2月9日
万博は成功したし、高市内閣は勝利、維新も信任を得ました。
大阪人はなんで幸せでしょうか。
一般平均的な大阪人の感想です。
でも今朝は寒かったです。
自宅前の公園も久しぶりに雪が積もりました。
2026年2月5日
SNSでは、AIで作られたフェイク動画が話題になっています。このフェイスブックでも、時々見かけますね。
実は私も、今朝あやうく引っ掛かりそうになりました。
今朝届いた長いメールは、「ビジネス*****社」というところからの取材依頼でした。
最初から何となく違和感はあったのですが、
1.会社の仕事内容を一応は把握している
2.取材に費用は発生しない
この2点があったので、すぐに破棄せず読み進めました。
しかし、ここからが妙です。<
br>
取材者プロフィールのリンクを開くと、若くて端整な女性が取材すると。
掲載予定媒体のWEBを見ると、いま風の色調や構成ですが、肝心の内容があまりありません。
そして極め付きは、取材予定者として日本生命や日本IBMの社長などの名前が並んでいること…。
最後まで読んだ感想は、
「うちのホームページをAIに読み込ませ、依頼文をAIに書かせたのではないか」
というものでした。
というのも、私自身も毎日AIを使っているので、独特の“クセ”や思考の流れが何となく分かるのです。
いずれにしても、自分自身がしっかりしていないと、そのうち詐欺に遭う時代だと実感しました。
ちなみに「ビジネス*****社」を検索すると、詐欺関連の情報も出てきました。
写真は通勤中のウメ
2026年2月2日
「万博」でも「木材」でもない話です。
大学で行っている私の講義のタイトルは
「蝋燭製造からウッドデッキまで」。
変化の中で、どのように会社経営をしてきたか、という内容です。
私の祖先は江戸時代、千葉の浪人でした。
和歌山に来た経緯は、逃げてきたのか、新天地を求めたのかは分かりませんが、そこで蝋燭(ろうそく)の製造を始めました。
やがて蝋燭の需要が廃れると林業の仕事に転じ、祖父の代で事業は成功します。父は大阪に出て杭丸太の仕事を始め、その後、土木仮設材の販売、製材品の卸売りを経て、住宅用木材の販売へと主な事業を変えてしました。
ここで私が父の遺志を継ぎます。
生命保険会社や不動産会社の指定業者となり住宅用木材販売は拡大しましたが、さまざまな事情から住宅流通の仕事をやめる決断をしました。そして競争相手の少ない遊具、木造景観施設、エクステリアへと主軸を移しました。
現在では、木材流通会社からネット販売会社へと姿を変えています。
私の代だけでも、業種は3回ほど変わりました。講義で話している通り、変化に合わせて会社を運営してきたのです。
このような話の中で、私は学生に
「会社は、つぶれるようになっている」
という話をします。
何もしなければ、どんな会社でもいずれ倒産します。
世の中は常に変化しており、それに合わせて動かなければ生き残れません。
学生のレポートには、
・「『会社はつぶれるようになっている』という言葉が衝撃だった」
・「成功した社長を見ると、苦労して会社を作った後は安定して楽になるものだと思っていた」
・「将来起業したいと思っているが、そんなに生易しいものではないと覚悟した」
といった感想が多くありました。
・考え方の変化だけでなく、国際情勢、取引先との契約終了、得意先の事情、急激な環境変化など、さまざまな要因があることを知った、という声もありました。
・どれほど優れた技術があっても、状況の変化に対応し、会社そのものが変わっていかなければならないと感じた、という意見も印象的でした。
大阪公立大学工学部の学生には、将来起業を志す学生が多くいます。
聴講した学生のおよそ1割が、「会社はつぶれるようになっている」という言葉に驚き、認識を改めてくれました。
写真は長居植物園