お客さまからメールをいただきました。下記に原文のまま掲載いたします。材料はウリン材です。兵庫県 Oさん宅 製作は結構簡単です。DIYは基本やりませんが説明書を見て進めれば特に難易度の高い作業はないです。この手の商品の説明書は分かりずらいかなと懸念していましたがかなり親切でしたのでそういった心配は不要です。ただ木がかなり重いので女性であれば2人以上は必要です。ほとんど1人(男)で製作し、大きなパーツ(横鼻隠し)の設置だけ補助で1人(女)を追加した感じです。インパクトを真っ直ぐ打てることと重い木のハンドリングに注意すれば綺麗に完成します。サイトには木が硬いと書いてありましたが初心者こそ、あまり心配する必要はないと思います。比較対象がないのでインパクトを打っても、こんなものでは?という感じです。あと木材カットが精密だったので、購入者が現場調整する必要もありません。ちなみに地味に助かったのは商品とは別にお試しセットも入っており事前にネジの締めの練習できたのはよかったです。わざと下穴を開けずにビスを打ったり必要以上に深く打ってみてなにをすると木が割れるかなど試すことができました。また、下穴を開ける用と面取りカッター用のインパクトの先端部分が入っていたのもかなり助かりました。備品が豊富に揃っていることをサイトでも謳ったほうがいいかなと思います。(すみません私が見落としているだけかも・・・)私の場合はサイズ表に希望のものがなかったのでサイズオーダーのような形になりましたが、何度もメールでのやりとりをしていただき不安要素も特になく購入でき、想像どうりの商品が届き、大変満足しています。想像以上に綺麗にかつ簡単に仕上げることができ、家族みな喜んでいます。
今日は当社の一味違う商品をご紹介します。樹名板です。樹木の名前を知るためのものです。植物園などでよく見かけるものですが、現在では街路樹や公園でもよく見るようになりました。 当然、木材の板を利用したものですが、レザーで樹木名や解説を印字したり、文字の溝にインクを流し込んだりして作ります。価格的には日本の多くのメーカーよりも安いものとなっています。 メインの素材はカナダ産のウエスタンレットシダー材の無地材を利用していますので、美しく軽いのが特徴です。樹木にとっては負担にならないです。広葉樹を利用したものもあります。高耐久を希望されるときにはこちらをお勧めしています。樹木に引っ掛ける金物や、土地に埋め込む杭や金物も同時に発売しています。あまり収益が上がるものではありませんが、私達木材業の元になっている樹木のために役立つのでボランテア的な商品です。興味のある方はホームページをご覧ください。https://wood.co.jp/0-products/7-jumeiban/
『アマゾンジャラ(マニルカラ)とウリンとイペではどちらが耐久性があるか』 屋外設置のデッキ材として最も耐久性があると言われているのはウリン材です。 以前はイペが上と思われていましたが、今はウリンの方が耐久性があると言う認識が一般的です。 JISの腐朽促進試験の結果はウリンがベストでしたし、実際に地面に埋めた試験でもそうでした。 しかしデッキ材として使われる他のの材アマゾンジャラ(マニルカラ)と比較するとどうなんだろう。 と言うことで、14年前に、弊社の役員の家の庭に敷石として設置したウリンと6年前に設置したアマゾンジャラを掘り出して確認をしてみました。 どちらも毎日、水をかけて半分地面に埋まっていますので、木材としては最も過酷な環境に置かれています。 写真①参照 6年前に掘り出した時は、同じ時期に埋めたウリンとイペとの比較では圧倒的にウリンの勝ちと言う結果が出ましたが、 その時に腐朽したイペ材はすべて廃棄し、代りにアマゾンジャラ材を埋めておきました。 それから6年経過して、14年経過したウリンと6年経過したアマゾンジャラを比較したのがこれです。 左の薄いグレーがアマゾンジャラで、右の濃いグレーがウリンです。 地表に出ている表は両者とも問題ありません。 写真②参照 ひっくり返すと、ウリンは14年しても何ともありませんが、アマゾンジャラの方は少し腐朽が進んでいます。 写真③参照 グレーになると材種が識別できなくなるので、カットして木口面で確認しましたが、このとおりです。 今回のことと、6年前にウリンとイベの材を外した時とから分かることは ■ウリンはやはり耐久性が一番であること ■アマゾンジャラとイペの比較では、地面に埋めた結果ではアマゾンジャラの方が耐久性があるようだ。 ・・これまで何となく、イペの方がアマゾンジャラよりも耐久性があると思っていましたが、(価格が一番高いのでそれなりの値打ちがあるのかと思っていた先入観があります) 実際の試験を見ると直接対決ではないものの、間接的な比較で言うとアマゾンジャラの方がイペよりも耐久性があるようです。 念のために、保管されている14年前に、JISの腐朽促進試験を研究機関に出した時の試験結果報告書を確認しました。 その腐朽促進試験の結果は次のとおりでした。 ■ウリンの耐久性は他の屋外用木材と比較してもベストであること(人工木材よりも上でした) ■アマゾンジャラとイベと比較すると、2種類の腐朽菌の内、1方はアマゾンジャラが上で、もう一方の菌はイペの方が上と言う結果でした。 つまり、設置場所や状況によって、イペとアマゾンジャラではどちらが上とは何とも言えないと言うところです。 以上の結果からお客様へのお勧めは、やはりウリン材となり、 イペかアマゾンジャラとの比較であれば、耐久性的にはどちらも同等だが、 イペの方が価格がかなり高いので、イペを使う理由があまりないと言うところです。
最近あらたな趣味というか、仕事というかができてきました。同定です。あるいは同定作業かも知れません。どうていとは科学全般の用語で、ある対象についてそれが「何であるか」を突き止める行為とウィキにです。 名前や作曲家がわからない曲を調べたり、海外の紙幣に掲載されている樹木の名前を同定したり、切手に描かれている樹木の名前を調べたりしています。最もおおい同定作業は通勤途中の樹木です。 前から気になっていた自宅近くの公園にある木があります。広葉樹なのに真っ直ぐに上に伸びています。葉と樹皮からしらべましたらニガキ科の「シンジュ(神樹)」でした。自宅から会社までにはまだ同定しないといけない木があります。まだまだ楽しめます。写真左の木がシンジュ、右はPLの塔。 最近新しい趣味、もしくは仕事とでも言うべき活動ができました。それは「同定(どうてい)」です。同定とは、科学全般の用語で、ある対象についてそれが「何であるか」を突き止める行為のことを指します(ウィキ)。 名前や作曲家がわからない曲を調べたり、海外紙幣に描かれている樹木の名前を特定したり、切手に描かれている樹木の名前を調べたりする同定作業が面白くなり、通勤途中に出会う樹木が最もよく対象となります。 以前から気になっていた自宅近くの公園にある木があります。広葉樹なのに真っ直ぐに上に伸びています。葉と樹皮から調べましたら、ニガキ科の「シンジュ(神樹)」であることがわかりました。自宅から会社までにはまだ特定していない木がいくつかありますので、まだまだ楽しめると思います。写真左の大きい木がシンジュ、右はPLの塔です。
先週訪ねた広島県東城町地区にある「野組本山荒神のハク」、樹種はイブキです。あいにくの雨で草木が生い茂る中を分け入って歩くのは抵抗がありましたが、標高が高いせいか暑くなかったのがありがたかったです。 長距離の運転はやはり疲れますね。4日経ってやつと体力が戻りました。https://wood.co.jp/.../202307-haku-nogumimotoyama.html
広島県・東城町にある義母の実家に家内と訪ねました。結婚直後や冠婚葬祭などで3度ほど訪ねたことがあります。昔は山陽新幹線、芸備線と伯備線を乗り継いで途中の新見あたりで泊らねばなりませんでしたが、東城インターができたおかけで5時間ほどで行けるようになりました。家からひと山超えたら帝釈峡です。そこで旅館街の中にある旅館に泊まりました。景色はすばらしいのですが、観光客は私達以外は誰もいません。写真の橋のたもとの旅館です。東城町は涼しく、今朝は寒く感じたほどでした。 私は昨日は家内を実家にあずけている間、今朝は寝ている間に巨樹撮影に東城町内は走りまわりました。20か所訪れましたが3か所は危険と判断し途中で撮影を諦めました。
今朝の通勤途中に普段通らない道を歩いていたら、トラの顔が草木の間から見えてきました。目の錯覚だと思っていたら、写真の通り、チェンソーアートのトラでした。 でも何でこんなところに、全部で8体あります。国道309号線、堺市の一番南の端。
一日に2回歩きます。朝の通勤に自宅から会社まで、お昼はランチした場所から自宅まで(車で会社に戻り、夜は車で帰宅)。昼間は特に暑いです、日傘を利用していても。 そこで今日は大きなエノキがある道を選びました。やはりエノキの下は快適です。そしてここはいつも風が通るので涼しくなります。写真は昼間のエノキの木の下から。
万両・千両・十両と呼ばれる樹木の実は、何れも秋から冬に赤い実がなり古来よりお正月の縁起物としてもてはやされ てきました。その十両がヤブコウジです。そのヤブコウジの花を初めて撮ることができました。 通勤中のあるお家に植えてあり、何回かチャンスを待ちましたが、昨日撮れました。
平野秀樹さんがまた日本の国土に関する本を上梓されました。平野さんはおそらく最も早くから日本の国土が外国資本に買われていることを警告され、その本も出されてきました。すでに4冊手元にあります。 2000年に突然来社され、巨樹巨木についての情報交換をしたのが初めてのきっかけです。長くお会い出来ていないのですが、ご自分が書かれた本を何度も送って下さいます。ありがたいことです。国土関係以外でも2001年に「森の巨人たち・巨木100選」を講談社から出版されています。https://wood.co.jp/bk/2013/book2013-05.html