当社では木製エクステリアの製造をしていますが、創業以来の部門である土木材部門では建設・土木用の木製品も作っています。 昔(昭和や平成時代)は建設・土木用と木製エクステリアの商品群には設計思想、製造方法、精度などは大きく異なっていました。例えば土木材では精度は5mmの誤差が許されますが、エクステリア材のポストに取り付ける木材は0.1mmの単位で合わせています。また土木材では木材表面は鋸(ノコ)引きのガタガタの荒い状態ですが、先のポストの材料などは超仕上げのカンナがけです。輸送には建設・土木用は梱包材なしで運びますが、先のポスト材などは薄い紙に包みます。価格も大きく異なり、精度のあるものは高くなります。 社内の加工機はそれぞれのために2種類あるようなものです。 ゼネコンさんなどから、毎日のように注文があるのは木製キャンバーです。これらは分類上では建設・土木用になりますが、最近はネットのおかげで、一般の方も購入されるようになってきました。 そこで精度や仕上がりは木製エクステリア並みにするようになりました。驚いたのはゼネコンさんも使いやすいと喜んでくれます。ただ単価は据え置きですから、あまり利益はあがりません。 例えば一番よく注文がある木製キャンバーは長さ20センチ28×38ミリの靴型のもので40個単位で1980円です。 1個当たり49.5円です。全面プレナー掛けですから、価格の安いのに驚かれると思います。 また、異なるサイズのいわゆる別注のものも受け付けています。現場で必要なサイズを作るとなるとプラスチックよりもはるかに安い単価になりますし、利用し終わったら、燃やしても環境には問題なく、CO2は木材になった時に吸収としてカウントしていますので、燃やすことによってプラスマイナスがゼロになります。環境問題ゼロのエコ素材でもあるのです。 https://wood.co.jp/0-products/6-camber/index.html
DIY未経験の方や初心者が作るウッドデッキをキットデッキとして製造しネットで販売していますが、購入された方が完成した写真や感想を送って下さいます。すべての方というわけでもなく、一部の方からのメールでいただくのですが、現在では1000名以上の方になりました。 発売以来30年になりますが、お客様の声を聞き、絶えず改良してきました。また時代に先取をしたデザインも考えてきました。 当社は営業マンはいませんので、すべてホームページで発信していますので、ホームページも何度もリニューアルをしてきました。 そんな中、購入された方からの、お礼や体験談等も時代と共に変わってきました。以前は手紙と写真を紙焼きしたもの(以前はこれを写真と言っていました)を同封されて封書で送られてきましたが、最近はメールと写真はスマホで撮影されたものが添付で送られてきます。 変わらないのは、完成後の感激や満足度、家族・近所の方からの尊敬、そして本人に自信ができる。というものです。 ただ、ホームページ担当者としては、送られてくるスマホ写真の縦型をトリミングするのに苦労します。苦労とは面倒というのではなく、写された写真をどこかカットしなければならないので、一部が見えなくなってしまうのです。 SNSのピンタレストを利用した時に、気づきました。そこで過日ご紹介した別ホームページのリューアルには、縦長の写真でも使えるようにしました。初めて作成したわりには、よくできていると思います。https://wooddeck.info/4-1.html 5種類のキッドデッキの組み立て例(お客様の施工例)で最近のものを掲載するようにしています。
今日は担当者が最も考える(企画・設計)のに苦労した現場で、一旦辞退させていただいたカーポートデッキの事例です。結果的にはすばらしいものになり、お施主様も喜んでいただけました。 いろいろ説明すよるより写真をごらんになっていただければ、そのすばらしい出来栄えがおわかりになると思います。 街の喧騒の中において、お気に入りに囲まれた落ち着ける空間ができあがりました。
当社は木製エクステリアのメーカーで、一般のお客様が組み立てるキットデッキや当社が施工するウッドデッキ、カーポートデッキや目隠しフェンスなどがあります。このような自社販売の商品以外に、大手メーカーへのOEM商品や部品もあります。 今回は担当者がブログに掲載していた木製部品のご紹介です。 以下担当者ブログから https://blog.goo.ne.jp/4789865/1 -------------------------------------------------------- 『240.誰にも気づかれることない恐ろしい精度の木材加工』 これは某大手電器・建材メーカーさんに納入する木製品の部材です。 ウェスタンレッドシダーの節のない木で作られています。 見ただけでは特にどうと言うことのない加工製品です。 しかし精度が凄い。 図面の精度を見ると木工加工業者は腰を抜かします。 穴あけ位置の要求が0.1mm単位なのです。 金属加工では、この精度は当たり前ですが、木材で0.1mmの精度など通常であればできません。 いくらボール盤できっちり穴あけしたところで、杢目に引っ張られて穴がずれるからです。さらに木材の場合、乾湿の差で、全体で1mmぐらい動くからです。 この商品を某大手メーカーの協力工場のある、新潟県の金属加工会社に納入し、そちらでアルミと勘合して出来上がりです。 これだけの精度を出すために使う木材は輸入されてから5年ぐらい乾燥させて使います。 通常はモルダーと言う機械で一回でブレナーをするところを手加工で曲がりを取りながら10倍ぐらいの時間と手間をかけて材料を作ります。 穴あけは特別の治具の中で、さらに通常の錐ではバリが裏に出てしまうので、別注で作った特別製の錐を使います。 組み立ては、精度の必要なところを押さえて、その分の逃げを他でとるように作った特別の治具の中で組み立てます。 全く誰にも気づかれることのない加工精度の商品です。 今回、スポットを当ててみました。
万博グッズを発表が昨日テレビでありましたね。 当社と万国博覧会は大いに関係があります。公的に認められたものではなくて、勝手に思っているだけですが。 当社の歴史や商品戦略と深くかかわっているのです。 先のこのページで当社は創業の仕事は杭丸太と書きましたが、土木仮設材というもので、建物の立てる前に利用する木材のことです。杭丸太や土留め用の木矢板やその他の木材です。 大阪では数多くの材木屋さんと競争して仕事をしておりました。 大阪万博の時には大阪府の道路や万博会場の工事はゼネコンさんが請け負っています。そのゼネコンさんから大量の註文をもらい、当社も潤いました。 当時万博というのは一生に1回のみ、という感覚でしたので、FB担当の私は万博に関係したいと思い、結果的に日本万国博覧会の職員として働くことになりました。会期後も含め1年間働きました。当然会場くまなく見て回ったわけですが、父母を会場に招待した時に、「ウチはこの会場に木材を大量に収めているのに、何も残っていない。何か残るような仕事をしたい」と話したことを鮮明に覚えてします。 その後私は商社に就職しインドネシアに2年、名古屋に1年働き、現在の会社に入ったのですが、淡路島であった6か月の地方博覧会の出展募集があり思い切って参加しました。そして少しの工事も請け負いました。続いてポートピア博覧会(6か月)、神戸グリーングロー(3か月)などでいくつかの工事を受注、大阪の花と緑の博覧会(6か月)がありました。多くの工事とイベントや物品販売などの仕事をし、施設提供の協力なども行いました。その後の和歌山リゾート博覧会(6か月)も同様です。そして大阪での本格的なテーマパークがあり、大きく関係することができました。これらは先代社長の願いであったことが、実現できたということです。 写真は花博での会場地図に当社が工事をした場所を記したものです。
今日はは最近施工された方の体験談です。 東京都のJさんは当社の「キットデッキ 選べるハード」を購入されました。 選べるハードはアマゾンジャラとイタウバの2種類の広葉樹からどちらか選べます。 Jさんはアマゾンジャラを選択されました。またこのタイプは当社特許の調整束がついているタイプです。以下原文のまま。 素人ですが、説明書はわかりやすく特に迷うこと無く施工できました。 高さ調節もしやすくよかったです。 アマゾンジャラはかなり硬いですが、男性であれば困る事はないと思います。 特殊なビットを使いますがそれらや余剰分のビス、ドリルビットも付いており助かりました。 インパクトドライバー2個で施工しましたが、 3種のビットを使うので、できればホームセンターで借りる等して、インパクトドライバーが3個あると楽だと思います。 後は素人の為、ドリルビットが2回折ってしまいました。 不安な方やホームセンターが遠い方は予備があると安心だと思います。 長い木材を支える時以外は1人での作業でも朝から昼までで終わり、とても使い勝手もよく、出来上がりも天然木材の良さがありとても満足しています。 ありがとうございました。 https://wood.co.jp/deck/example/a209/
最近は木塀や目隠しフェンスが増えてきましたね。塀を作るとなるといろいろな素材がありますが、木材を利用するのが一番CO2を発生しません。もし素材ごとにCO2の発生度合こどに環境負荷税のようなものをつけるとすると、木材が一番安い素材となります。 最近の当社の施工例をご紹介します。担当者ブログから引用します。 設置場所はコンクリートの擁壁の上でした。 お施主さんも担当者もウリンで目隠しフェンスを作る予定でしたが、このような場合のウリンの問題点を説明したところ、一旦STOPになりました。 それは、ウリンには雨があたるとアクがでることです。そしてコンクリートは最悪の結果になります。反応が大きいのです。施工直後は血塗られた壁のようになってしまいます。 それに目をつぶってでも耐朽性を第一に考えるかどうかという決断でしたが、フェンスも擁壁上で土に接していませんので、逆に言うとウリンほどの耐朽性は必要ないかもしれません。このような選択基準をお施主さまにお伝えすると、イタウバを選ばれなした。 高さは担当者がスケールを立て、お客様に室内から高さを確認していただいたりしながら、最善な高さをいっしょに導き出しました。 写真②は、手すり柱と擁壁の固定方法は、当社の特許工法であるハイテンションジョイントとステンレス別注プレートで行いました。価格も抑えられますし、見た目もすっきりします。 写真③は量水器の検針用窓です。 写真④ ひと雨ふればイタウバでもこの程度のシミはできます。 写真⑤ コーナーは直角ではないので柱を2本立てています。 写真⑥ 外界と一線を画している雰囲気がよくわかりますね。 https://wood-deck.com/wooddeck/mekakushifence.html
当社は創業110年になりますが、キットデッキなどの組み立て式の商品は比較的最近です。 でも日本で最も早く屋外用木製品の仕事を開始しました。 今から40年前までは住宅用木材、土木用木材、木製クラフト商品の3つの部門がありましたが、 この時に屋外での木造構築物の仕事を開始始めたのです。それまでにフールドアスレチックの企画設計施工はしておりましたので、自然な流れでした。 先日、担当者が最も古い遊具の点検依頼を受けた時のブログ記事がありましので、掲載いたします。 以下ブログ「木のうんちく」(https://blog.goo.ne.jp/4789865/1 )から 40年前の屋外木製遊具 この木製遊具は金剛山の山頂近くの広場に設置されている遊具です。 40年前に弊社が設置しました。 40年経過しても腐っていません。 当時はCCAと言う強力で安全な薬剤が使えたので、 管理されて加圧注入された木材の耐久性は非常に高いものでした。 昨日、他の屋外木製施設の補修の見積もり依頼が大阪府の外郭団体からあり、 実測と確認のために山頂に車で登りました。 通常は車では登れませんが、許可をもらった関係者や工事車両は登ることができます。 しかし写真に写っているような4輪駆動車が必要です。 登ったついでに、この遊具の状況を確認したのですが、 金剛山は、日本で1番か2番の登山客の多い山でさらに、 冬山登頂のために登山客はアイゼンをつけていますから、 遊具自体はかなり痛めつけられています。 しかし、腐っているところはなく補修する必要はありませんでした。 この遊具を作った40年前に弊社の屋外木製施設事業部がスタートしました。 思い出のある遊具です。
今日は当社が製造する室内用の木製品をご紹介します。 玄関などに利用する「玄関ステップ」です。この名前は当社で付けました、商標登録は取っていませんが。 写真はインターネットの楽天で玄関ステップで検索したものです。約950点ほど商品がありますが、これは1ページ目のものを画面COPYした。1ページに50個商品が並んでいます。 当社ではこの分野に2点出品しています。どちらも1ページ目にでています。 お気づきでしようか、当社の2点は日本製と記載があるものです。 競争相手と異なるのは 1.日本製 (当社で私たちのスタッフが作っています。) 2.39ショップではありません。(楽天が推し進める送料無料の店舗ではなく、当社は送料実費を頂いています。) 3.当社のものだけが、下に靴などが入りません。 4.木の厚みがあるものは当社だけです。 5.針葉樹を利用しているのは当社ともう一社だけです。 ここでお気づきの方はいるでしょうか? この5つの特長の中で3番目の靴やスリッパが、当社商品はなぜ収納できないのか。 収納できないのに人気があるのでしょうか。ロングなど2台購入する人も多いです。 理由は3つあります。 この商品のコンセプトは「靴などを履くのが不安定にならず確実にできるための設置物」というものです。 住宅の室内側から(上がり框)から玄関土間にある靴などを履くのに、高齢化と正比例して不安定になってきます。室内側に片足を置き、10センチ以上の高さのある土間まで足を伸ばす短時間の体の姿勢を維持が困難になるのです。これを解消するには靴などと同じレベルのところに一旦降りてそこで履くと履きやすくなります。しかし土間にそのまま足をつけるのは、マナーの上でも清潔さの面でもよくありません。そこで公共施設や旅館などは土間にすのこなどを置くようになったのです。 つまり土間に限りなく近いもの(高さのないもの)が一番良いということになります。 通販会社は商品の写真や解説で、お客様がこれは便利だと思ってもらうことが一番で、購入後の使いここちの重要度は下がります。よくありますよね。通販でこれは便利だと思い、購入して利用したら、あまり役にたたない、という経験。私もそのような買い物を何度もしました。 下に履物などを収納すると、どうしても高さが高くなります。そうすると、靴をはくのにそれほど安定しません。このことを知っている方が当社の玄関ステップを購入してくださるのです。 2番目の理由は高さのあるコの字型の箱状のものは、端に足を載せると反対側が浮き、ひっくり返る危険性があります。スローステップの販売前に実際に何千回と端に足を置いて実験した結果わかったことです。そのため、高さのあるものを作成するのなら、倒れないように添木をつけないといけません。これは技術的にもデザイン的にも困難で、他社でつけいるところはありません。手すりをつけているメーカーで転倒防止のために添木をつけているところがありますね。 3番の理由は履物を入れることによって玄関全体の美しさがそがれてしまいます。つまり勝手口風になってしまうのです。 当社の玄関ステップは単純なもののように見えますが、このようなことにこだわって生産しています。 https://wood.co.jp/0-products/3-step/index-genkan.html
1日の杭の日に私の個人フェイスブックに友人からコメントがありました。 御堂筋にある創業百年以上の会社の代表者です。彼のビルも基礎は松くいらしいです。 彼いわく。 「今も松杭に支えられているところが少なくありません。 地中にあると、つまり水分があると腐らないのだそうですね。」 エッ!! 一般にはこのように思っている方もいるわけですね。 それで今日はマツ杭と腐れについて少し述べます。 世界的にみても木杭は利用されていました。ヨーロッパでは1000年以上前から利用され、ヴェネツィアも木杭を使用した[歴史ある街ですし、日本では城の基礎に採用されたり、前の東京駅、丸ビルなどもそうです。 当社では大阪の創業時には杭丸太の専門会社でした。いろいろな逸話が残っています。 昭和29年 大阪の業界長老が大阪市のある入札で「中川が納入できたら、心斎橋を逆立ちして歩いてやるわ」と言われたが、12m 24cmの杭500本を大阪市に納入、業界を驚かせました。 昭和45年 松杭丸太 21m 20cm 450本を大阪市港湾局に納入する。これも当社の会社信用を位置づけました。 昭和50年 大阪市港湾局の入札で松杭 24m 50本あり、役所も同業他社も当社に電話集中、同業他社は入札してしまったら、調達はできないし、役所は本当に当社が輸入できるのか心配で連絡してくるわ、大混乱だったとか。 写真はその24mの杭丸太が米国から木材専用船のオンデッキに積み込まけたものを陸揚げしているところです。 これを最後に木杭はなくなりコンクリート製の杭にとって変わられるようになりました。 ところが、最近木杭が見直されてきています。 環境問題があるからです。コンクリートや柱状改良杭工法(セメントと水と土を攪拌し杭を造成する工法)などでは 50~100年後引き揚げる場合に撤去やその処理に問題をのこすからです。 木杭の場合は、杭や丸太としてそのまま再利用ができます。かりに使えなくなっても焼却やチップにすることで、環境問題は起こりません。 さて、腐れの話です。 木の腐の進行は簡単に言うと、「水」と「酸素」の2つがあることが条件です。AND条件です。or条件ではありません。別の言い方をすると、腐らないようにするには水か、酸素のどちらかを無くしたら腐りません。 住宅の外に木を使っている場合は、水と酸素があるので、腐れが進みますので、水がすぐになくなるようにしていれば腐れはなかなか進行しないのです。ウッドデッキでもこのことにふれたことはありますね。 松杭は地中にありますので、水はありますが、酸素がカットされています。それで腐らないのです。 川の中の丸太もそうで、水で酸素が行き届かないからです。とくにヘドロなどは一番木にとってはいい環境で腐りにくいものです。 当社でも以前は、古い大阪市関係の建物の解体後の抜いた杭を引き取り、水洗いしたら新品になり、また販売することができました。針葉樹は伐採後何百年経ても強度は衰えず、逆に曲げ強度、圧縮強度は強くなってゆきます。ヒノキなどの場合は1300年くらいで、伐採時と同じくらいです。
10数年年前に制作したウッドデッキ施工専門のホームページがありましたが、何も手を加えていなかったので、あらたにリニユーアルをしました。 キットデッキの専用ページです。一般にホームページではお客様目線によって制作することが求められます。そしてその方が購買につながるのです。 しかし今回は当社目線、つまり製造するメーカーからの目線で作成してみました。 完全にレシポンシブ対応です。PC、タブレツト、スマホ、どんな媒体でも各自に見れるようにしました。 第一章から第五章まであり、第一章にはキットデッキの魅力分解として 1.構造編、2.機能性能、3.美しいデザイン、4.作りやすさ、5.選択肢が多い、6.ショップ対応、7.満足度の解説を入れています。 第二章には「デッキ都市伝説」として、デッキのあやまつた知識などの話です。 1.価格差、2.製作簡単、3.束石誤解、4.丸鋸利用、5.人工木材、6.SPF材、7.塗装などの誤解を説いています。 ご興味のある方はぜひご覧ください。 http://www.wooddeck.info
今日は杭の日です。東日本基礎工業協同組合が1993年(平成5年)に制定が設定したものです、建物の土台には杭を打ちますが、昭和の30年代までは木の杭を使っていたのです。 当社の創業時は杭丸太の専門会社でした。大阪西区西長堀の自宅に社員も一緒に住み、大正区今木町まで通っていました。社員も増え、会社に社員寮、食堂などを建て、職場と木場と貯木場を併設しました。ただ尻無川の支流の川が貯木場でしたので、大変臭かったのを覚えています。ヘドロ状態でしね。そこで川から丸太を引き揚げ、加工して、出荷するわけです。長いものは24メートルくらいのものもありました。写真は21メートルのものをトラックで出荷するところですが、現在の交通規則では許可がおりませんね。 そのうちに松パネルや製材品のバタ角なども取り扱うようになりました。 現在と異なり、木場は舗装されていませんので、雨がふると大変です。ぬかるみだらけになります。https://wood.co.jp/13-company/nakagawa/old.htm
今日は水曜日、会社全員で朝礼前の30分に清掃する日です。そして年に何度かある木材団地の環境整備の日と重なりました。各企業からでるゴミを処分してくれます。側溝に土が溜まってましたので、ほぼ全員で取りましたが、やはり下を向き中腰になると疲れますね。時間超過で朝礼を15分ほどズラしました。 写真は通勤途中のヤツデです。裏から取ると葉脈などがはっきりわかりますね。
昨日はいろんな意味できつい半日でした。巨樹撮影に鈴鹿市を選びました。すでに訪問している2か所含め8か所を回って11時までに会社に戻るという計画です。そのため午前4時に出発、暗い、雨&豪雨の名阪国道、そして到着後も傘をさしての写真とジンバル付きカメラと傘で両手ふさがっての動くのには疲れました。なんとか11時半過ぎに戻ってきました。毎週日曜のワイン付きランチミーテイングにも間に合いました。 写真は22年前にも訪ねたことのある「長太の大楠」です。かなり遠くからでも木が確認できるめずらしい巨樹です。台風が上陸するたびに倒れないか心配でしたが、現在もほぼ同じ状態でした。たた太い枝が折れていて、折れたものをそのまま展示のようにしています。また痛んでいる箇所を樹木医によって補修されたあとが大きく残っています。ホームページに22年前の写真と現在の写真と動画を入れました。https://wood.co.jp/8-jumoku/kyoju/mie/nago-kusu.html
休日の昨日は有意義に使えました。早朝から家内と太子霊園に墓参り、お盆の時に草をすべて抜いていたのに、もういっぱい生えています。おそらく雨が多かったためと思われます。自宅に戻ってから巨樹撮影で楠妣庵観音寺(なんぴあんかんのんじ)へ、早すぎて社務所開いていませんでした。イチョウの木だけ撮影して、会社に出勤したら、何人か出ています。昼までに時間があるので堺市の田守神社のチシャノキの巨樹撮影、会社に戻りランチはワイン付きのランチミーティング(従来なら木材団地内のイタリアンでランチミーティング)、午後から20分ほど昼寝をしてから、課題のあるホームページ作成し、夜に帰宅。夕食後、久しぶりのビデオ鑑賞ですが、途中から例によって寝てしまいました。平日より休日の方がいろいろ楽しめます。写真は会社敷地に社員が植えたヒマワリ。
巨樹撮影を始めて23年になりますが、自宅から比較的近い高野山には訪問していませんでした。今までに何度も高野山を通り越して、紀美町や有田川町の撮影に行っていました。世界遺産であり観光客も多いため、車での乗り入れには混雑が予想され避けていたのです。 最近記事で読んだのが、 高野山・奥の院に広がる大杉林で近年、台風などによる倒木が相次ぎ、また老朽化で倒れる恐れがある木の除去も行われ、杉林は少しずつ姿を変えつつある。 参拝者の安全を確保する一方で景観の維持も模索するという難題に直面している。 などを知りました。 そのため早くいかなければと思い、昨日訪問しました。車の混雑を避けるため早朝6時までに高野町に到着する計画を立て、スムーズに到着しました。 街中には無料駐車場、トイレなども多く、観光客の受け入れ態勢が整っているように思います。 中の橋にある無料駐車場に車を止めて歩きました。6時前なのに10台近くの車が駐車しています。往路は有名企業などのお墓がある道を通り、奥の院からの復路として一の橋までの大杉林を見て回りました。カメラ・三脚・バックを持っての約4kmの徒歩は多少疲れましたが、高い杉の巨樹が林立するなかを歩くことはとてもすばらしい体験でした。 https://wood.co.jp/.../wakayama/202109-okunoin-sugi.html
友人の群馬直美さんから本が送られてきました。画文集『葉っぱ描命(かくめい)・燦葉出版社』です。8冊目の上梓です。いつもながらの普通の葉を繊細に描いています。最近は葉だけでなく、野菜なども描いていますが、今回は英文併記です。2前年に英国王立園芸協会でのボタニカルアートショーに初出展なのに最高賞を受賞したので、海外の方の事も考えたのでしょう。彼女は自分で葉(よう)画家と言っていますが、初めて見た時の感激は今でもよく覚えています。 自分自身に新たな風を吹かせたいという「革命」の思いから「描命」と名付けたそうです。 キクモクセイの枯葉を描いたページでは「虫食い穴から後光が差しているみたい」とあり、私も同じことを感じ取ったこともあったのですが、文字や言葉に表現できませんでした。 いつも、いい影響を与えてくれます。
会社の古い写真を整理していたら、今まで気が付かなかった写真がでてきました。 以前に美空ひばりさんの「あの丘超えて」に出てきた馬の話をUPしましたが、その馬もいます。私も映っています。私もそこそこ大きくなっているのに、この時の記憶はまったくありません。週刊現代の取材の時も「私は馬を見たことがない、知らない」と話したのは間違いだったのです。 人物は写真右から 祖母の季(すえ)旧姓羽山季です。 橋本健介 従兄で元葵建装の社長 海堀昭子 従妹で海堀正章(元ジョイフル朝日の社長)さんの夫人となっています。 橋本峰子 父の姉で、健介、昭子の母 中川輝子 私の母 私 場所は当時馬を預けていた大阪市内の乗馬クラブと思います。 左のフェンスがなかなかいいですね。現在でも通用するデザインです。
昨日は散髪の予約が10時からでしたので、比較的近い神戸方面に巨樹撮影に行きました。東灘区付近で3か所廻りました。通ってした大学の周辺です。ちょうどクラブ練習で走っていたところを通っていると、思い出したのは、練習のマラソンです。高校時代は柔道部で練習にマラソンがありましたので(裸足で走っていました)、大学でも自信はありました。男女一緒に走るのですが、驚いたのは卓球部のマラソンはとても速いのです。1年での最初のマラソンは最下位クラス、女性全員にまで負けるありさまです。3年なってようやく女性には勝てるようになりましたが、マラソンは一番嫌な練習でした。 写真は御影町郡家弓弦羽森にある弓弦羽神社のムクノキです。倒れそうですが、支えもあありません。台風や地震によく耐えてきたと思います。ホームページに動画も入れました。https://wood.co.jp/.../hyogo/202109-yuzuruhajinja-muku.html
今年初めからの会社の修繕というか、リフォームが完了しました。 父が会議中に倒れ亡くなってから、未熟な人間だったのに急遽社長に就任して以来34年間、がむしゃらに社内改革、業種転換、商品開発、IT化を推し進めてきました。しかし社内インフラ設備や建物に費用をかけることはしなかったので、みすぼらしく、仕事に支障がでるまでなってしまいました。 今年はコロナ禍のおかげで、仕事も落ち着いているので、この機会しかないと思い切って、いろいろやりました。事務所ショールーム外壁、倉庫の外壁、木場の舗装、木場のトイレ、女性用トイレ、木場倉庫の壁、保管倉庫の床のコンクリート打ちなどです。もっと補修をしたかったのですが、予算と税務面からあきらめました。 最後の画竜点睛はポストです。ボストも木製のもので40年近く利用していたもので愛着もありましたが、痛んできました。赤いスチール製のポストは地味な会社敷地にアクセントをつけてくれます。
1.昨日も強行スケジュールでした。父の実家は和歌山県御坊市ですが、自宅を譲ってからは訪問する回数が減りました。その御坊の少し先の印南町に撮影に行きました。5か所を回り11時までに戻ってくるスケジュールです。東光寺は22年前に訪ねているので2回目で、切目神社、慶雲寺、樮川地区、川又観音などです。無事戻ってきましたが、やはり疲れますね。写真は慶雲寺の柏槙(びやくしん)と蘇鉄(そてつ)です、どちらも記念物指定のあるものです。(https://wood.co.jp/.../waka.../202108-keiunja-byakushin.html) 2.その出発前に父の夢をみました。何か失敗をしたことをチャラい態度で話しているので、あかんやないかと私が叱っています。現実とは逆ですね。会社に戻ったあと社員に話したら、今日が命日だったですものね。さすが~社長。何がさすがかわかりませんが。はやいもので33年経っています。 3.それと、今日はクロモジの日ですね。クロモジの香りは大好きです。ホームページの「業界回顧と今日は何の日」のコーナーに掲載しました。(https://wood.co.jp/)
朝晩はすずくしなりました。あともう少しの辛抱です。 辛抱といえばレストランでのアルコール提供なしがつらいです。 通勤途中のムラサキシキブの実はまだ熟していない中途半端な色ですね。雨上がりなので水滴を撮りました。
市大より毎年の手紙が今届きました。非常勤講師の契約証書です。いつもきっちりしていると思いながらも、面倒です。 10年間記入していますが毎年まったく変わらないからです。 ただ封書と返信用封書が変わっています。返信用には、公立大学法人大阪・・省略・・課(大阪市立大学)行 とかっこが付いています。 府大と市大が一緒になって、全国最大規模の公立大学が誕生です。学校名は「大阪公立大学」です、学生たち略称は何と呼ぶのでしょうか。ハム大ですかね。 いずれにしても聴講学生が増えることは教えがいがあります。
今日は杭の日です。じつは私たちの会社の創業来の仕事が杭だったのです。昭和の30年代までは建設の杭は木杭を使っていたのです。それで当時を思いだします。 父の時代は大阪の建設ラッシュで盛況でした。子供の頃何度も大正区今木町の会社まで行きました。事務所、木場、貯木場、川などが隣合わせですが、川、貯木場は臭く、貯木場はぬかるみが多く、木造板張りの社員寮、食堂も汚いものでした。このような会社を引き継ぐと思うと憂鬱でした。子供でしたので、経済がわかりませんから、こんな汚い会社はいやだ、きれいで清潔な仕事がしたいと思い、その当時で出てきた合板などに憧れました。そんなことを思えば会社も社会も随分と変わったものです。 写真右上のトラック前のきもの姿が父です。 会社公式ホームページにはより多く写真を入れました。https://www.facebook.com/wood1911/