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2021年6月に掲載したもの

 /中川木材産業 2021年6月30日

キットデッキの魅力分解≪作りやすさ≫ 「束石は置くだけ」のお話です。 一般論としてウッドデッキを作るうえで、床板の水平を出すことが最も困難と前にお話ししましたが、 なぜ困難かというと床板の水平はそれをさえる束石の設置にあるからです。 束石の設置には困難で、プロでも難しい事です。しかしこれは誤った考え方で困難にしてしまっているのです。 束石は束を受けるものなので土台と同じ、土台は頑丈に作るものという考えです。 学習研究社は傘下のドーゥパとともに数多くのウッドデッキ書籍を刊行しウッドデッキの普及に貢献してこられた立派な出版社です。しかし日本のウッドデッキのパイオニアである当社から見れば誌面には不適切と思うところもあります。「素人が作るウッドデッキ」というよりも、「プロの作る作り方のウッデッキを素人に作ってもらう」というようになっています。 たとえば「手作りウッドデッキ入門 (1680円税別)」の36ページに 製作① Step1 基礎のページには、デッキの加重をしっかり受け止めるために、という見出しで コンクリート基礎のイラスト例で砂利100ミリ、コンクリート100ミリ、そして束石、コンクリートをかぶせる、土を埋め戻すと4層の構造を説明しています。おまけに羽子板で束と連結するようになっています。 確かに住宅や、小屋などは基礎や土台をきっちり、頑丈に作らないといけません。しかし2階建てのデッキや重量級のパーゴラをつけたデッキでない限り、頑丈につくる必要はありません(≪構造編≫部材の束石について参照)。先の専門書にあるようなジャリ、コンクリートを使う必要はまったくありません。固定することは、製作時やその後のメンテナンスに支障ができます。むしろ取り外せる方、床板、大引き、束などと束石が分離している方がいいのです。  当社では、束石の設置には、地面をならし、束石を配置図の通りに配置(置く)します。基礎工事などは不要です。とマニュアルにも記載しています。ユーチーブの説明にも地面をトントンと2-3度たたき、束石を置く、と説明しています。そして設置した束石たちのレベルを合わせるのです。低い束石があると、下に砂などを入れ調整します。高い束石があると、下の地面を少し削ります。(もしラクーナ、並べるハードなどの調整束を利用する場合は、束石のレベルが異なっていてもかまいません。 ) このようにキツトデッキの作りやすさのひとつは、束石は置くだけでよい、ということもあります。

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 /中川木材産業 2021年6月28 日

キットデッキの魅力分解≪作りやすさ≫シリーズの 調整束についてです。 ウッドデッキを作るのに困難なことは束石の設置と大引きの設置です。 これらはプロでも難しい仕事です。キットデッキが評価が高く、人気があるのはこの2点が比較的簡単・簡素になるよう考えられているからです。 束石の内容は次回にします。今回は調整束のお話です。 床板は水平になっていないといけません。 水平にするためには、その下の大引き(根太になる場合もあります)が水平になっていないといけません。 大引きが水平になるためには、束の長さが正確に一定でないといけません。 束の長さが一定だとすると、設置した束石すべてが同じレベルになっていないといけません。 束石を同じレベルに設置するのはまず無理です。大がかりな束の土台工事をしないと出来ないでしょう。 よって水平を保つ一般的な工法は満足のあるものではないことになります。 また、大引(根太)を仮止めし水準器や水糸などを利用して水平をだし、束に固定する方法が一般には多いですが、一人で作る場合は大変困難になります。経験ある二人で行っても精度を保つのはなかなかむつかしいものです。 このようなときに当社の特許でオリジナルの調整束は威力を発揮します。まず一人でてきます。仮止めなどがないため、ゆっくりと作業ができます。 図で説明しますと 1.束石の上に調整束を置きます。この時それぞれの束石のレベルがそろっていなくてもかまいません。 2.調整束に大引を載せます。その上に床板を両端に1枚づつ置きます。そこで水準器で水平を見ます。傾いている場合は調整束で高さを調整します。高さを調整して床板などを水平にします。 3.水平がとれたら、調整束と大引きを固定します。 4.床板をとりつけていきます。 このように完璧な水平が取れます。ご高齢の方、女性、中学生などのお子様でも簡単にできます。 また調整束はプラスチック製などでも販売されていますが、製作中に転びやすかったり、使い勝手はよくありません。現在日本で最強の水平設置装置が当社のオリジナル調整束です。 なお、キットデッキ「選べるハード(アマゾンジャラ、イタウバ )」用調整束は第4世代のもので、絶えず進化してきました。 ラクーナの調整束はノコギリでカットする必要があります。 (図は構造をわかりやすくするためのイメージ図です)

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 /中川木材産業 2021年6月25日

キットデッキの魅力分解≪作りやすさ≫シリーズです。 その中の「付属品」についてです。ハードウッドのウリン、アマジンジャラ、イタウバなどを利用したキットデッキシリーズには写真のように同梱されたものが付いています。 ・マニュアル ・SNSビス ・ビット スペーサ ・キャンバー ・おためし木材 などのものが入っています。 ハードウッドは非常に硬い木で、初めてDIYをする人にとってはビスを打ち込むことは困難です。いきなり床板に練習なしにビスを打ち込んだら必ず失敗します。ビスが折れたり、途中で止まり、入れることも抜くこともできなくなったりします。そのため事前に「おためし木材」を利用してビスの打ち込む練習をしてもらうようにしています。 また、スペーサーも同梱されていますので、床板と床板の隙間を決めるのも簡単です。 また、キャンバー(楔(クサビ))も入っていますが、硬い木材を微妙にそろえる場合などには重宝します。 購入されたお客様からも、このような付属品が役に立ったという方も多いです。

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 /中川木材産業 2021年6月23 日

今日はキットデッキの魅力分解の≪作りやすさ≫シリーズ。 まず、『精度の高さ』です。 当然メーカーですから、きっちりと製作しているのですが、やはりおひとりおひとりの受注生産では、他の業者さんではむつかしいでしょう。 当社のお客様作り方指導では、安直に、気軽に作業をしたらいいように勧めている箇所も多いですが、木材の精度は正確な基準で製造しています。 お客様からのお礼のメールや体験談の中に「精度」について書かれている事も多くあります。今回はそれらの部分をピックアップしました。 ----------------------------------------------- 広島県  Aさん  想像していた以上に部材の精度が高く、意外とすんなり組みあがりました。 仕上がりも素人が組んだ割には綺麗で申し分なく、家族も喜んでいます。  https://wood.co.jp/deck/example/no-c371/ 北海道 Mさん  シンプルにまとまっていてパーツの精度もとても良いです。基礎のレベル出しの方がデッキの組み立てより時間がかかりました。 http://wood.co.jp/deck/example/no-c348/ 愛知県 Iさん  次に組立作業ですが、DIYはほぼ初心者のため少々心配でしたが、材料の 寸法精度もよく、ほぼノンストップで土曜日の朝約3.5時間で完成 しました。http://wood.co.jp/deck/example/no-c256/ 神奈川県 Oさん 全体的に木製にしては部品精度が高く、捩れや反りも殆ど無く組立易かったです。 http://wood.co.jp/deck/example/no-c249/ 東京都 Sさん 各材料は必用かつ十分以上のクオリティー、加工精度が非常に高い、その為組み立てが非常に楽で完成度が高い。案ずるより何とかで、楽しく作業でき予想より早く終わってしまい拍子抜けの感さえあります。 http://wood.co.jp/deck/example/no-c159/ 神奈川県 Mさん キットの精度は非常に高く、良くできたキットだと感じました。  http://wood.co.jp/deck/example/no-c156/ 大阪府 Nさん お聞きしていた通り、簡単に格好良く仕上がりました。素人が見ても、高品質な木材が、高い精度で加工されているため、マニュアルに従うだけで完成しました。 http://wood.co.jp/deck/example/no-r101- 東京都 Nさん 作業自体は3時間かからなくやはり、商品の精度が高いと作るのが楽で良かったです!!作業は一人で行いましたが、全く問題ありませんでした。妻も完成度の高さに喜んでいます。 http://wood.co.jp/deck/example/no-l167/ 愛媛県 Yさん 部材の加工精度が高いので、ストレスなく組み立てることができました。中川木材産業さん にして大正解でした。 http://wood.co.jp/deck/example/no-a135/ 大阪府 Yさん 部材が非常に正確な長さでカットされていて、製品の精度にも感心しました。 http://wood.co.jp/deck/example/no-a114/ 千葉県 Aさん 床板張りに関しては、工場でのプレカットの精度が非常に高いため、寸分のズレなく組み立てができ、とてもスムーズに作業が進み1日で完成しました。 http://wood.co.jp/deck/example/no-c417/ 兵庫県 Kさん また、木材も非常に精度が高く加工されており、出来上がったデッキを改めて見ると、とても素人が一人で組んだとは思えない素晴らしい出来で非常に満足しています。 http://wood.co.jp/deck/example/no-c392/ 京都府 Sさん 作業が進むにつれ、キットの加工精度と作業マニュアルの丁寧さが分り、DIY初心者の自分でもスムーズに作業を進められて、最終的に満足できるものを仕上げることができました。 http://wood.co.jp/deck/example/no-a131/ 神奈川県 Kさん プレカットの精度が高い様で、説明書通りに組んでいくとサクサク出来 てくので、余裕を持って作業に当れました。 http://wood.co.jp/deck/example/no-l150/ 埼玉県 Mさん 付属工具、施工材料の豊富さ。木材の寸法、ソリの精度の高さ。そして、なんといっても切断不要であること。素人の私でこの完成度の高さには大満足です。 http://wood.co.jp/deck/example/no-a127/ 神奈川県 Yさん 組立マニュアルがとてもわかりやすく、金物や製品精度も良くて、一人で組み始めて3時間ほどで完成しました。 http://wood.co.jp/deck/example/no-c446/ 栃木県 Sさん DIYが初めてでも、中川木材さん のキットは、寸法精度が高く、組立誤差が最小限に抑えられトラブル発生はまずないと思います。http://wood.co.jp/deck/example/no-h200/ 長野県 Hさん 分かりやすいマニュアル・加工精度の高さ・簡単かつ素早い組立てのための小物たちのおかげで、DIY初体験の私と手伝いの父でも正味1日で理想のウッドデッキを作ることができました。 http://wood.co.jp/deck/example/no-h116/ 千葉県 Kさん 木材加工寸法の精度が高かかったこともあり、大きなトラブルも無く、インパクト1台と電動ドリル1台用意してたことから、短時間で組立できました。 http://wood.co.jp/deck/example/no-h207/ -------------------------------------------- アドレスはそのお客様の全文と写真が掲載されています。

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 /中川木材産業 2021年6月21 日

今日から キットデッキの魅力分解の≪作りやすさ≫シリーズを始めます。 まず、『マニュアル』からです。 最近は様々な商品や機器が中国で作られ、マニュアルや取り扱い説明書が日本人が作成していないと思われるものも多くなりました。紙媒体でなくネットからダウンロードする形式も多くなりました。紙であっても簡略すぎて何が何だかわからないものもあります。昔のパソコンのように、辞書のようなものは要りませんが、デッキ作成中に見ることができ、確実にわかるものが必要です。当社のマニュアルの基準は中学生の方が読んでも理解できることを基準のひとつとしています。お客様の体験談の中に小学5年生の方に読んでもらって・・というのがありましたが、まさに実例です。そのため図も豊富に入れています。各シリーズによって内容は変わり、ページ数も変わります。少ないもので10ページ、多いもので20ページです。体裁はA4版です。 印刷したものではなく、その都度プリントしております。プリントの理由はお客様からの意見があった場合、即日マニュアルに反映するためです。25年前からそのようにしてきましたので、マニュアルも成長してきました。 また、解説がわかりやすいのは、パナソニックさんへのデッキや濡れ縁、その他のOEM供給を長くしておりましたので、商品開発時にマニュアルの作り方について、丁寧な指導を受けたおかげです。業界一わかりやすいマニュアルと言われています。 さて、お客様からの「マニュアル」についての感想をピックアップしていましたら100人以上もありました。とてもここに記載できないので、別ホームページに記載しました。 https://wood.co.jp/deck/100-good_manual.html 購入された方のマニュアルについてのご意見はまとめると"わかりやすい"と"その通りやったら出来上がった"というものです。

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 /中川木材産業 2021年6月18 日

キットデッキの魅力分解≪美しいデザイン≫ 幕板について 当社のキットデッキは業界でも一般の方にも綺麗とか美しいなどのお声を聴きます。その理由のひとつに幕板があります、床板の周囲周りに縦使いにして取付てある板です。もし幕板がなければ床板の小口が見えたままですし、根太あるいは大引きなどが見えてしまいます。そのため安っぽく見えてしまいます。標準のウッドデッキでは開口面1枚、奥行面2枚の計3枚を使いますので、それだけ木材の費用がかかってしまいます。 それで幕板を取り付けないメーカーもあるわけです。当社の標準キットデッキでは装備しています。 もちろんデザイン的に幕板がないほうがいいと思う方もいますし、設計上取り付けない方がいい、取れつけられない等の場合もありますが、これは致し方がないと思います。

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 /中川木材産業 2021年6月16 日

今日はお客様からのメールをいただきましたので、ご紹介します。愛媛県 Iさん宅は既にウッドデッキがあり、17年経過して再度設置された事例です。前のウッドデツキはレットシダー製とお聞きしました。 以下-------------------------------------- 新築の際に設置したウッドデッキが17年経過し、危ない箇所も出てきていたので更新を考えていました。ネットで検索した時に見つかったウッドデッキが中川木材産業株式会社のキットデッキでした。 キットという事もあるのでしょうが値段も手頃でサイズもぴったりの商品が見つかり購入を頭の中では決めたのですが、やはり心配なのは本当に自分で作る事が出来るだろうか?という事でした。この心配もみなさんの制作に当たってのレビュー記事を読むことで理解することが出来、安心して準備出来ました。 事前にインパクトドリルの選び方、束石の設置等メールで問合せをしましたが翌日には丁寧な回答が届いており、さらに安心して準備を進めることが出来ました。 注文するとすぐに納期連絡をいただき指定日にまず先に束石が到着、後日別便で本体一式が届きました。いよいよ作成開始です。届いた荷物の量と重さにちょっと怯んでしまいましたが、説明書が入った箱を探し出し半日かけて熟読しました。 最初は既存のウッドデッキの解体です。少し朽ちてはいたのですが今回のウッドデッキと比べると軽くこのウッドデッキで17年持った物だと感心してしまいました。ウッドデッキを解体し、束石を掘り起こしその穴を埋めるのにほぼ半日掛かりました。 午後からは新しいデッキの束石の設置でほぼ半日かかりました。束石の水平と寸法に従って直角に設置する事に手間取ってしまいました。 2日目は束や大引きの設置、両端の床板パネルを固定するところで終了、対角線の長さを計測し、直角に設置する事に手間取ってしまいました。3日目は床板パネルの取付けと最後の横鼻隠し、前鼻隠しの設置で完成です。 今回キットデッキを作成するときに活躍したのは重いゴムハンマーです。これで束石の微調整の際に叩いたり束の位置修正の際に叩いたりする場面で大活躍でした。上記にも記載していますが、束石を水平・直角に設置することが出来ればほぼ製作の山場は越えています。今回は水平よりも直角に設置することが結構手間取ったので素人考えですが、束石設置の際に使う実物大の型紙のような物があれば良いのではと感じました。 キットデッキは部材のカット精度が高いので組立マニュアルに沿ってあわてずに作成し1人、実質2日で完成することが出来ました。完成したウッドデッキの満足度は100%です。 色々本当にありがとうございました。

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 /中川木材産業 2021年6月14 日

キットデッキの魅力分解≪美しいデザイン≫ ロング編  ウッドデッキの定義は「長い木材を使い」というように、ウィキペディアにもあります。デッキという単語は昔から建物以外に船の甲板や車両の床に使われてきました。長い木材が平行して使われているところです。  したがって短い90センチほどの板状のものを集めた、ユニット型のものはウッドデッキの定義には入りません。しいていえばスノコタイプです。ユニットでは長い木材、他えば1.8メートル以上のものが平行しているのようユニットタイプならウッドデッキの定義になります。実際90角のユニットを合わせたウツドデッキはウッドデッキらしくありません。濡れ縁、スノコの延長みたいなものです。 日本でのウッドデッキは概念から仕様まで当社定義してきましたらから、一番よくわかっています。

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 /中川木材産業 2021年6月11 日

キットデッキの魅力分解≪美しいデザイン≫   デザインの初回は「手すりの金物なし」です。 キットデッキの手すりと他社のウッドデッキと見比べて下さい。金具がないのですっきりとスマートですね。写真をみていただければ解説は不要と思います。

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 /中川木材産業 2021年6月 9日

今日はお客様の施工例と体験談の話です。多くのお客様がDIY未経験や初心者ですが、今回の奈良県 Nさんは多少DIY経験があるようです。 そんな方でも人工木材のキットや木材を調達して自分で設計をして作ることをせずに、当社のキットデッキを選んでくださいました。 以下メール内容そのまま、写真6枚とあわせ掲載します。 ------------------------------------------- 先日いただいたキットデッキウリン完成しました。 簡単なDIYはしていたのでウッドデッキも完全自作を考えましたが、 構造設計はやはりプロにお願いした方が良いかと思い色々調べて中川木材産業さんに辿り着きました。 マメな性格では無いので後々のメンテの事を考え、思い切ってウリンにしました。 覚悟はしていましたが、とにかく重い。 作業は1人で行い、真夏なので休みながら約3日で完成しました。 組み上がると、さすがウリン。重厚感たっぷりで大満足です! 変型デッキのお願いにメールで丁寧に対応、アドバイスも頂き、ありがとうございました。 取説と図面を見ながらの作業はとても分かりやすく、スムーズに製作出来ました。 自分の中で、ああしようこうしたいと構想10年、満足のいくデッキが完成しました。 ありがとうございました。 ------------------------------------------

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 /中川木材産業 2021年6月 7日

キットデッキの魅力分解≪構造編≫の最後です。 今日は「選ばれた木材」のお話です。 当社は日本で最も古くからウッドデッキの施工をしてきました。そのためさまざまな経験をしました。 初期のころは屋外での木の構築物は専門家ほど否定的でした。特に住宅関係の技術者や大工さんたちは、屋外で木材を使うことに驚き、また木材を水平に使うを非常識と言われました。当時は屋外では木材を縦に使うことが常識でした。濡れ縁は縦に使っていますよね。 最初の工事、つまり実験で利用したものはヒノキの間伐材をタイコ挽にして利用しました。次は米松のサバイフォー材に薬剤加圧防腐処理(CCA)した米松材を利用し、同時にベイトガ材も利用しました。 CCA処理した木材は腐れやシロアリに対候性が高くウッドデッキなどの屋外の構築物には最適でしたが、利用しているクロムの成分が環境問題というNHKの放送で一斉に防腐工場は取り扱いをやめてしまいました。法律で禁止されているのではなく、海外でも利用され、現在でもその防腐性能はダントツです。 当社も利用できなくなり、その後米国産のレッドウッドを利用しましたが、米国の環境問題で利用できなくなりました。その後カナダのウエスタンレットシダーがカナダ政府の推薦で屋外用として急速に広がりました。ワレ、ソリ、ネジレなどの木材の欠点が少なく、軽く、耐用年数も領事館などの発表では40年くらいはもつ、と宣伝されていました。ところが日本での住宅環境では半分くらいのものです。当社が販売したレッドシダー製のキツトデッキは20年くらいで補修する人もいれば、7-8年で腐れが出てくる場合もあります。カナダでの耐久性にはおよびませんが、取り扱いがしやすいので、DIY初心者には合う木です。 国産のヒノキや杉を実験したこともあります。ヒノキは耐久性においてほぼレッドシダーと同様ですが、シダーの節とヒノキの節、そして価格を検討したところ、ヒノキの利用はあきらめました。 スギは耐久性が悪く、赤身(あかみ・心材)だけで利用すると耐久性がありますが、現実的には辺材もまざりますので、これも諦めました。 ハードウッドではセランガンバツ(バツ)はインドネシア産の高耐久といわれる木材ですが、耐久性はありません。近くの幼稚園で他社が施工したもので3~4年で腐ってきて、当社で補修をしたこともありますし、当社の実験でも屋外で使うことに無理があります。 オーストラリア産のサイプレスはそこそこの耐久性がありますが、節が多すぎてデッキには向きません。米国産のサザンイエローパインはUSJなどで大量に利用されていますが、住宅用のデッキ材の厚みにすると施工後数年で強烈な曲がりがでてきます。ビスを飛ばすぐらいの力があります。これも実験で終わりました。 アフリカ材はいつくか実験しましたが、臭気がするものや、価格などのこともあり採用にはいたりませんでした。 南米のイペは公共工事などではよく利用しましたが、思うほど耐久性がありません。また安定供給という面でも不安があり、キットデッキには採用しませんでした。 ニュージランド産のデッキ材は耐久性40年、現地メーカーの20年保証などがあり、当社でも採用しましたが、施工後年月を経るとワレがでてきます。レッドシダーやウリンなどもワレがでますが、許容範囲の問題です。現在はキットデッキ用としては生産を中止しました。 ウリンは施工後ソリ、ワレなどが起こる木材ですが、当社の生産技術で解決し、キットデッキの高耐久版として生産しつづけています。 アマゾンジャラやイタウバは実験でも好成績で、価格的にも合い、お客様も扱いやすいので、キットデツキのラインアップになっています。 当社のキッドテッキはDIY未経験の方や初心者を対象としていますので、それに合う木材を選んで利用しています。現在レットシダー、ウリン、アマゾンジャラ、イタウバの4種類です。 公共工事の場合は、上記以外に人工木材、国産スギ、国産ヒノキ、イペなどを利用しています。

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 /中川木材産業 2021年6月4 日

キットデッキの魅力分解≪構造編≫  部材のビスについて 当社開発のオリジナル金物と束石のお話をしてきましたが、今日はビスの話です。 当社では施工でハードウッドを利用する場合にビスの問題に悩まされてきました。 途中で折れたり、奥に入らない・元に戻らない状態になつたりします。また床板の2-5ミリ上で折れると、芯の部分が残るようになります。そのままハンマーで押し込むこともできません。この部分はひっかかりがないので、取り去るには特殊な工具が必要です。そこで日本で手に入るビスをすべて試してみました。「ハードウッド専用」とか「最強の~」とかネーミングがすばらしいビスとか、みんな試しました。当社の基準を満たすものではありませんでした。そこで日本のあるビスメーカーに当社企画設計のビスを製造してもらうことにしました。試行錯誤の結果、すばらしいビスが完成することができました。商品名「NMSビス」といい、41mm、 52mm、 65mm,75mm,の4つのサイズを販売しています。昨年からは同業者からも販売しています。 2021年6月現在で、ウリン材などで利用するビスとしては日本で最強のものと自負しております。 当社で3社のメーカーのビスで実験しました。別写真をごらんください。 最強の意味は他のビスにくらべると折れにくいということです。NMSビスは完全に折れないというものではありません、あくまでも他社ビスよりも折れる度合が少ないということです。

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 /中川木材産業 2021年6月2日

キットデッキの魅力分解≪構造編≫  部材の束石について 日本で最も早くからウッドデッキの施工している当社は、豊富な経験からさまざまなノウハウを得ました。ウッドデッキの床下構造、特に束石についてもそうです。プロが施工する場合と、DIY未経験の人が施工する場合とでは作り方が異なります。 ウッドデッキの記事や制作本で誤っているのは、素人にプロが施工する場合と同じ考えや方法をとっていることです。 急斜面地や相当高い床下構造や重量があるパーゴラと一体のウッドデッキなどの場合はプロと同様の施工や技量が求められます。 しかし一般の住宅に制作するウッドデッキでは簡単に確実にしなければなりません。 また正しい知識が必要です。これらは当社の制作理念でもあります。 一般的に見落とされているのは地盤です。地盤・土地は地下するのが普通です。なので地面に変化があった時に束石の下に土などを入れなければなりません。このような場合に金物付き束石や束を差し込む束石だと、束石だけを動かす事が出来ず、地面の修正ができません。設置した束石の下にさらに土を入れるような事はウッドデッキ設置中でもよくあることで、この場合のこれらの束石は問題解決が困難です。しかし現実にはこれらの束石がウッドデッキ用ということでホームセンターなどで販売され、ネットや書籍でも推薦されています。 土地の沈下の関係では、住宅とデッキは基本的には分離するものです。このことは最近理解している人が多くなりました。 もうひとつ大きな勘違いは、ウッドデッキは重量物なので、それをささえる束、束石や地面は強固でないといけないと思われていることです。購入されたお客様の体験談や当社施工の経験から言えば、ウッテドデッキは重量物なので、置くだけでよいのです。 デッキ床板、束および大引を組み立てると一体化します。全体の重さで束石のレベルが多少異なっていても全体でなじんできます。 正方形のパネルタイプのデッキは軽いですし、横のパネルと分離しているので、厳密には凸凹になります。 このようなことで、当社ではあらゆる束石を利用や実験をしましたが、理想的なものはありませんでした。そこで当社で考えた理想的な束石を開発したのです。スマートなウッドデッキに合わせて、ちょうどよい大きさになっています。余計なものもついていません。一番使いやすくて安価な束石です。そのため業者様からのご注文も多くいただきます。 当社の束石の設置方法は少し固めた地面の上に束石を置くだけです。 穴を掘り、砂利を敷き、その上にセメント・コンクリートで固め、束石を置く、という教科書は間違っています。

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 /中川木材産業 2021年6月30日

先の京都巨樹めぐりでは、興味深い木を見ることができました。東大路通りに面した「満足稲荷神社」の中にあるクロガネモチです。クガネモチは街路樹や庭木にもなっている、あちらこちらで見る樹ですが、ここのはとても変わっています。宇宙人か怖い生き物のように見えるぞっとするような樹でした。また、解説は割愛しますが神社の名前が「満足」とあるのも面白いです。ホームページに動画もUPしました。https://wood.co.jp/.../202106-manzokuinari-kuroganemochi...

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 /中川木材産業 2021年6月28日

週末は会社の経営会議を開き、方針などを発表しました。それで本日から会社は実質的な新年度になります。引き続き会社・従業員を引っ張り、お客様が満足できる商品を作りつづけます。木製エクステリアの生産が主な仕事ですが、土木材料専門部門と木製クラフトの仕事もしております。(https://www.rakuten.ne.jp/gold/wood-deck/ 楽天のショップです。ちなみに写真、web作成とすべて私が作成しています。) 日曜日は会議明けでどこに行こうか迷いました。半日で行動できる範囲で探しました。普段の京都なら混雑していますが、今の時期なら車もスムーズと思い、10時まで京都市内を動き回っていました。写真は嵐山の渡月橋です。早朝ということもありましたが、観光客ゼロです。 帰路は高速道路利用しましたが、行きは一般道利用で、約100分の道のりはおしりが痛くなりました。

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 /中川木材産業 2021年6月25日

昨日某新聞の取材を受けました。日航機事故でなくなった岡本強さんとクスノキの思いで話です。それで彼の追悼集を引っ張り出して読んでましたら、さまざまな事が浮かんできて、夕方からずっと昔に浸っていました。明日は年に一度の会社の経営会議、気持ちを変えて準備をします。 写真は街路樹のナンキンハゼ。

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 /中川木材産業 2021年6月23日

アジサイの中にカメラを入れて、「紫陽花の森」風にしました。

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 /中川木材産業 2021年6月21日

クチナシの花も咲きました。歩いているとクチナシのいい香りがします。 今週土曜日には年に一度の経営会議があります。一年の中で唯一議長をする会社の行事です。昔はどこかの研修施設に行き、泊まり込みで2日やったり、少なくとも1日、夜の懇親会までネクタイ着用でびっしりと。 しかし時代や会社環境、そしてこの1年のコロナ騒ぎ。今年は懇親会なしで質素に開きます。しかし資料作成など準備があり、昨日はいつもの巨樹巡りは中止しました。

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 /中川木材産業 2021年6月18日

本日発売の週刊現代・『美空ひばりと旅する(9ページ目)』に父の所有していた馬(写真左下です)が載っています。美空ひばりさんと鶴田浩二さんがでていた「あの丘超えて」に父の馬を貸し出しました。実は何週間か前に編集部から連絡があり映画の中の馬は父の所有している馬に間違いないか、などの問い合わせがありました。(すごいですね、こんなことまで確認するのですね )それで映画「あの丘超えて」を丹念に見たところひばりさんの愛馬は3頭使われていることがわかりました。 ひばりさんが実際に乗っているシーン、乗り込むシーンはすべて父の馬で、高原を馬に乗って走るシーンは別の馬で別人がひばりさんに扮して乗っています。映画はなかなかおもしろかったですよ。 ウチのホームページにもUPしています。https://wood.co.jp/13-company/nakagawa/history/1952uma.htm

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 /中川木材産業 2021年6月18日

自宅近くで。

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 /中川木材産業 2021年6月15日

小林亜星さんがお亡くなりになりましたね。TBSのドラマの寺内貫太郎一家がとても面白かったのを覚えています。また「この木何の木、木になる木」の歌を思い出しました。それで今日はこの話。 巨樹巡りを始めた時から、この木には絶対見たいと思ってました。7年前に弟の娘の結婚式をハワイでするというので、行くことになりましたら、社員からも行きたいという声。それで臨時・希望者だけの社員旅行を計画。ハワイ到着後、空港から真っ先に当地に到着しました。3つのグルーブでハワイ入りをしましたが、結婚式・新婚旅行と社員旅行という奇妙な組み合わせ。相手方家族と一緒に観光したり、社員たちだけであちこち回ったりと初めてのハワイ観光でした。私は当然植物園も行きました。写真は「この木何の木」のモンキーポッドです、アメリカネムノキやレインツリーともいわれていて、ちょうど花も咲いていて、日本のネムノキとまったく同じでした。

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 /中川木材産業 2021年6月14日

週末は和歌山県日高町に4か所のアコウの木を撮影に行きました。3か所目の比井地区で動画撮影をしたあと、シンバルとカメラをアコウの木の横に置き忘れ、次の場所に進みました。その後昼に会議があるのであわてて会社にもどりました。 会社に到着後シンバルとカメラを忘れてきたことに気が付きました。比井駐在所、御坊警察署などに連絡するも届出ないし、誰かに持っていかれる、そのままあっても午後からの雨で濡れてしまう等と、判断に迷っていますと、「すぐに戻ったら、雨の降らない間に」と社員の声。 104キロあり早朝には2時間かけて行った場所です。阪和自動車道、湯浅御坊道などの高速道路を利用して一気に比井にもどりました。近所のご婦人たちに見守られて、電源が入ったまま佇んでいます。 ご婦人たちは、朝撮影している人が忘れていった、きっともどってくるやろ、と。 よかったです。が、いつかこのようなことになる、と思いながらの毎週の行動、防止策を考えていませんでした。 そういえば、このようなものを置き忘れてしまう夢をよく見るんですね。 写真はアコウ。後ろに堤防がありますね、堤防の上に置いていました。 写真、動画はホームページにUPしました。 https://wood.co.jp/.../wak.../202106-hii-akou-gunseichi.html

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 /中川木材産業 2021年6月11日

さまざまなアジサイがあちらこちらに咲いています。カメラの特性を利用して、アジサイの下から撮りました。

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 /中川木材産業 2021年6月9日

朝晩は涼しく気持ちがいいのですが、日中は歩くと汗がでます。着実に夏がそこまできています。自宅から会社までの道にはいろいろな花が咲いていますが、写真が撮りやすいのはこのビョウヤナギです。黄色の世界に引っ込まれます。

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 /中川木材産業 2021年6月7日

昨日は雨の中を和歌山県有田郡に巨樹撮影、写真は「田殿丹生神社夏瀬の森のクスノキ」です。写真の後ろは有田川。 さて今日は結婚記念日、お互いよく持ちこたえました。https://wood.co.jp/.../waka.../202106-natusenomori-kusu.html

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 /中川木材産業 2021年6月5日

滝畑ダムにいます、寒い。

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 /中川木材産業 2021年6月4日

『エイリアンの木』 先の日曜日に和歌山県の有田郡に巨樹撮影に行きましたが、そこで驚く樹木を見つけました。 幹はカゴノキで一応巨樹といわれるくらい太いものです。地上2メートルかくらいからハゼノキの太い幹が伸びています。人間のおなかからエイリアンが出てくる映画「エイリアン」を思い出しました。 ハゼノキは私やウチの会社に縁がある木です。私(9代目 )の祖先は江戸時代に千葉から流れて、和歌山県御坊周辺で最初の仕事としてロウソクの製造をしていたそうです。それはハゼノキの実から作ったと聞いています。その後、林業に移り、木材屋と変遷してきました。現在は木製エクステリアのメーカーです。紅葉する頃に再度このハゼノキを見に行きます。 写真をわかりやすく撮ろうとトライしましたが、うまくうつせませんでした。 ホームページにその他写真や動画をUPしました。 https://wood.co.jp/.../wakayama/202105-kannonji-haze.html

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 /中川木材産業 2021年6月3日

昨日家族でワクチン接種しました。富田林市の場合はPLの会場も広く、案内も親切丁寧で全体にスムーズでした。私と母親が15分の待機でしたが家内は30分とのこと、アレルギー体質だからとか。 社内でもまだ数人のみの接種ですが、もう少しの辛抱ですね。接種の痛みはありませんでしたが、今日になって腕が筋肉痛のような痛みあります。2回目は7月22日で期間が長いのが気になりますが。

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 /中川木材産業 2021年6月2日

昨日から会社新年度です、これからの1年とりまく環境は厳しいと予想され気持ちを引き締めます。 今日はコロナワクチン接種の日で午後から近くのPLの会場に家内、母親と共に行きます。 今日で73歳になりました。ますます時間や日々が早く感じます。 写真は4年前に訪問したフィンランド・ポルボーの町、もう一度訪ねたい。

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