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癒しを育てる 住まいづくりと住まい方

癒しの力は大自然のエネルギー

自己治癒力を高めて健康を呼ぶ“癒し癒す心が健康を育てる
現代社会が健康を破壊している
いま、日本人の60%が、何らかの病気を持ち、 その内の半分以上が医療の世話になっていると 言います。
本誌創刊号の特集1の中の「現代社会は健康 破壊のアリ地獄」に見るとおり、私たちのまわ りに健康を破壊する要素が満ち溢れていて、病 気になってあたり前の中に生きています。
誰もが健康でありたい、健康になりたいと願 って他力本願的に薬を飲み、医者へ行きます。
ところが日進月歩の現代医学があるにもかかわ らず、病人は増え続けていますし、病院で治療 を受け、病気が治ったはずなのに病人は減りま せん。
ガンを手術で完全に取ったはずの人がガ ンでなくなってしまいます。
何かがおかしいと考えざるを得なくなってい ます。
病気をやっつける、患部を切り取るとい う現代医学の対症療法の限界が見えてきたよう です。
健康がこれほど多くの人々の共通の要求になってきているのは、健康を破壊する今日の社会 や環境への警鐘であると同時に、真の健康を育 てきれない現代医学への失望を見ることができ ます。
病気を治すのはまだ医療に頼るが、健康 を育てるにはそれ以外のものが求められている ということのようです。
それを示すようにヒット商品の中には健康と 名のつく食品、機器、グッズなどが多く含まれ、 住宅も健康の呼称をくっつけたものが多くなり ました。
健康を守りも育てもしないのに「健康」 を商売の具とするものが多いのも問題で、いつ までも通用させるわけにはいきません。
「健康 ○○」と呼べるものは、 健康破壊を減らしたとか、健康に配慮したとい う程度のものは対象にならないのは当然のはず です。
それは健康を増進させるもの、癒しと蘇生をす すめるもの、「本物」でなければなりません。
● 健康は内なる力を引き出すこと
社会が進歩するにつれて矛盾が膨らみ、これ までの常識や手法では解決し得ないのが今の姿 です。
日本の財政赤字は膨らむばかりですし、 不良債権問題もメドが立っていません。
政治や 行政の乱れや腐敗、企業の退廃、モラルの欠如、 青少年犯罪や陰湿な事件が後を絶たず、暗い話 ばかりがニュースの中心です。
その下で健康へ の不安は広がり続けています。
これまでの概念(思いこみ、ものの見方や考 え方の尺度)を一旦横に置いて、視点を変えて 考えることが必要になっているようです。
それ も、なるべくマクロの視点で、目先の現象や利 害にとらわれないことが大切になっています。
そこから健康を考えると、私達が日常意識す ることのない自分の内にある力、自己治療力を 引き出すことが健康づくりの最大のカギである ことが見えてきます。
本当の健康は、外から与えられるものではな く、自らの内なる力にあることを知り、その力 を生かすことこそ健康への道だと言えるようです。
その内なる治療力を発揮できるようにするこ とが本来の治療であり、癒しだと言えるでしょ う。
例えば、現在アメリカを代表する治療家たち が寄せている「癒しのメッセージ」の中でヒー ラーたちは「健康は人間本来の状態である、治 療は障害物を取り除くことで、内在する英知と 自己調整能力が、人間を自然に完全な状態に導 いていく」(ロバート・フロスト)。
「治療と いうものが、からだの現状復帰以上のものであ ることがわかるようになった。
真の治療とは、本来われわれに備っている存在 の輪を精一杯大きく広げること、そしてもっと 受容的な愛に満ちた人間に成長することである」 (リチャード・モス)と言っています。
癒されることで人は心地よく、快感をおぼえ、 元気が良くなります。
別の面から見れば、心地 よく、快適で、気持ちよくなる場所や物は癒し の力があるという事になります。
● 生命体は大自然のエネルギーで生成する
ところで、地球上のすべての存在は、蘇生化も しくは崩壊化のいずれかに向っています。
物理学 の世界では、熱力学の第二の法則としてエントロ ピー増大の法則が常識で必然とされています。
自然界ではエネルギー分子は時間とともに必ず拡 散化の方向にすすみ、無秩序化し、低レベル化す ると言われています。
これが崩壊化ですが、ここでは「孤立系、すなわ ちエネルギーの出入が遮断された(閉ざされた) 系」の中での必然と言っています。
現実の社会現象を見れば、確かにエントロピー 増大の法則に見る通り、エネルギー分子が拡散し、 無秩序化し、低レベル化しているように見えます。
環境の破壊、社会全体の不安と混乱の広がり、健 康破壊と病気の増大などはその典型と言えるので す。
ところが人間をはじめとする生命体は、自然の エネルギーを得て間違いなく生成し、発展してい ますし樹木までも成長していきます。
全ての生命現象は誕生から生成・発展を遂げて いきます。
これは無秩序な状態から秩序ある状態 への成長の姿であり、エネルギーの拡散、エント ロピーの増大とは逆の姿です。
人口も地球的規模 で増大を続けています。
これはエントロピーが増大している側面だけでは なく減少しているという側面をも確認することが できるのです。
そしていま、エントロピーを減少させ、蘇生化 させることで農業や食を転換させた事例、土壌を 蘇らせて無農薬、無肥料で上質の作物を生産して いる農業や畜産の事例などが数多く出ています。
現代医学が見放したガンなどの患者を完治させる 医療も次々に生まれています。
これらの全ては、現代科学の常識や概念では説 明しきれないものであるだけに、古い常識や固定 概念を乗り超える視点が求められていると言える でしょう。

「遮断された系」を突き抜けて入って来て、エ ントロピーを減少させるエネルギーがあるのです。
永久磁石を使って5ワットの入力で、何十倍もの 出力を持つ発電装置さえ開発されているのですか ら、私たちの住むミクロの世界で見れば熱力学の 第一の法則「エネルギー不変の法則」も多くの科 学者がまだ固執しているにも関わらず、もうすで に通用しなくなっているのです。
この突き抜けて入ってくるエネルギーが、例え ば「癒し」のエネルギーと呼ばれ、例えば「気」 と呼ばれる大自然のエネルギーです。
● 宇宙エネルギーは震動する超微粒子
大自然のエネルギーは、フリーエネルギー、波 動エネルギー、高次元エネルギー、生体エネルギー などと呼ばれている宇宙エネルギーで、超微粒子で 回転し、波動としてとらえられています。
現代科学は、再現性のあるものや、検知できるも のを研究の対象としていますが、ミクロの世界で人 間が確認できる最小単位は「10のマイナス18乗」cm と言われ、これらの物質や空気を取り除けばそこは 真空で、何もない世界ということになってしまいま す。
ところが量子力学や現代科学の枠を超えた研究か らはより小さい、超ミクロの素粒子が無限の小ささ まで存在し、極微粒子化するほどそのエネルギーは 光に転換すると言われ、その小ささによって五次元 以上の多次元の世界を作っていると言います。
ここから高次元エネルギーという呼び方がされるの ですが、このエネルギーは私たちの周りの空間に無 尽蔵に存在しています。
私たちが物質としてとらえているものは、陽子と 中性子が回転して結合した原子核に電子が結合した 原子からなっていますが、その陽子、中性子、電子 を構成しているものが幾次元もの複合粒子であり、 その究極に超微粒子「10のマイナス33乗」cm(「10 のマイナス90乗」cmともそれ以下ともいう)が存在 していると言います。
これらのエネルギーは無限の力があり、遮断され た系の中、あらゆる物質の中に自由に出入りをして おり、このエネルギーを取り入れ、活用することで、これまでの常識を越えた作用をもたらすことが可能 になります。
この宇宙エネルギーは、電気や熱エ ネルギーにな ったり、化学反応を促進したりするなどの働きがあ りますが、日常生活に関わる働きに病気を癒す、健 康を増進する、食品の腐敗を抑制する、植物の生長 を促す、水を活性化する等があります。
超能力を生 み出すのも宇宙エネルギーの働きです。
宇宙エネルギーを取り込んでいるものに天然ミネ ラルを含む海水や天然塩・温泉などがありますし、 金や水晶などの鉱物や木炭の効用も宇宙エネルギー の働きで、EM菌などの有用微生物群の効用も同様 です。
樹木に代表される植物が安らぎを覚えるとかリフ レッシュ効果があるのも、絶えず大気中や地中から 宇宙エネルギーを取り入れ、放射しているからにほ かなりません。
このほか磁気や漢方薬、スタミナ食なども同じで、 これらはすべて宇宙エネルギーを取り込み、放出し ているものと言えます。
この宇宙エネルギーを放出している物、場所は全 て癒しの効果があるという事になりますが、最近こ の取り出し方や利用の仕方も明らかになってきてい ます。
宇宙エネルギーは波動の性質がありますので振動 を作り、共振回路を作って「気」を発生させたり、 螺旋の渦回転の性質を生かして相似回転による共振 で取り出す技術が開発されています。
ゼロ磁場には最高の力がある
次に磁場という面から癒しを考えてみますと、 地場の良いところほど癒されることがわかってき ています。
逆説的には、気持ちが安らぎ、心地よ さを感ずるところほど地場が良いということにな ります。
御神木の立つ神社仏閣やお城、滝や清流のほと り、朝の海辺や湖畔、山の中や高台などは一般的 にさわやかな気持ちにさせてくれるところでしょ う。
地場の最も良いところはゼロ(0)磁場と呼ばれ るところです。
普通、ゼロは計測器で測ってもゼ ロですから何もない、変化のないところと思われ がちですが、プラスでもマイナスでもないゼロは 無ではなく、 すべてを持つ数字とし、足りないものも余分なも のもない完全無比な姿、大いなる自然そのものを 表すといいます。
地球上(三次元世界)には。
表と裏、陰と陽、 上と下、プラスとマイナスなど必ず相反するもの が一体となって存在しています。
プラスとマイナ スの電気的エネルギーが中和したところの測定値 はゼロですが、潜在的には次元のことなる宇宙エ ネルギーが存在していると考えられています。
これについて、東海大学の佐々木茂美教授は 「ここまでわかった『気』の科学」で、無誘導コ イルに導線を右巻きと左巻きを半々にして電流を 流すと、それぞれの部分に生じた磁界がお互いに 打ち消し合って、ゼロになってしまう。
これがゼ ロ地場で、そこにビーカーに入った水を置くとそ の水は、最高の気功師が「気」を入れて作った気 功水と同じような気功水に変化してしまうと言っ ています。
佐々木教授は、実験を重ねた結果、ゼ ロ地場には五次元のエネルギーが入ってきて「気」 が発生し、最高の場が作られることを解明してい ます。
さらに、相反する力が拮抗すると無限の力を秘 めたゼロ磁場になり、そういう所は自然界にラン ダムに存在しますが、大きな断層のある日本には 良い気の多い所が沢山あることを指摘しています。
神社仏閣やお城を建てた昔の人達は、多分磁場 の良いところを感知することにたけていたものと 思われます。
● 癒しの場にはマイナスイオンがいっぱい
癒しの場とされるところは、このように宇宙エ ネルギーを取り込み、良い気を放出するゼロ磁場 もしくは、それに近い磁場が形成されているとこ ろと言えますが、これらのところは、マイナ スの電子(イオン)が溢れているところでもあり ます。
マイナスイオンの秘密は、本誌で菅原明子さん が連載していますので詳細は省きますが、プラス イオンが「疲労(病気)イオン」と言われるのに 対して、マイナスイオンは「活性(元気)イオン」 と言われます。

イオンは、プラスとマイナスが転じやすい性質を 持っていますが、化学物質や人間が化学的・工業的 に作ったもの、生理的に汚いと思うような排気ガス や塵埃、ゴミ悪臭の漂うところにはプラスイオンが いっぱいです。
近代社会の発展と共にプラスイオンとマイナスイオ ンの平衝関係が崩れ、プラスイオンが増大していま す。
このプラスイオンがもたらしたものが、人間や 地球の諸々を崩壊に引きずり込む酸化です。
人間が病気になったり、老化するのも酸化現象を 伴っています。
逆にマイナスイオンは蘇生化への癒 しの作用で抗酸化へ 導いてくれます。
マイナスイオンを体内に多く取り 入れることで酸化から蘇生化へと転じ、元気 を取り戻し、健康を促進することができるのです。
このマイナスイオンが癒しの場に多いのは、そこ が自然の恵み、宇宙のエネルギーが放散されている ところだからでしょう。
海辺にしても、滝や川のほとりにしても、森の中に しても、そこにはマイナスイオンが満ちています。
樹木がマイナスイオンをたくさん放出しているの は、上空のプラスイオンが蓄積して、雷になって背 の高い樹木を直撃してくるのを避ける自然の奥深い 力でもありますが、 光合成によって炭酸ガスを貯え、酸素を恵み、地球 を人間や動植物の住み良いところにしようという自 然の力と言えます。
樹木がこの作用を行うためのエネルギーが宇宙エネ ルギーだとされていますから、ここに自然の神秘が あるとも言えます。
この樹木に見られるように、自然の中は癒しの効 用の高いところほど宇宙エネルギーを多く取り込み、 マイナスイオンが多くなっています。
● 癒しの地は「イヤシ口地」
このような癒しの地は「イヤシ口地」と呼ばれ、 そこは、人間が住めば身体が癒されてやわらかく なり、良い農作物を作れるし、牧畜では悪臭もな く美味しい肉や卵が得られる土地で、企業も成長 する土地です。
反対にケガレ地と呼ばれるところは、人間が住 むと病気になりやすく、不幸が続いたりします。
建物も損壊しやすく、工場では不良品ができやす いことが調査されていますし、企業の業績も悪化 していきます。


前述のイオンとの関係で見れば、「イヤシ口地」 はマイナスイオンが非常に多く、「ケガレ地」は プラスイオンの多いところですが、このことを日 本で最初に解き明かしたのが、今ならノーベル賞間違いなしの昭和の天才科学者、楢崎皐月氏(19 74年没)でした。
楢崎氏は、全国の土地を調べ歩き「イヤシ口地」 と「ケガレ地」の違いを明らかにしています。
そ れによると、自然の状態の中に、高い山などを結 ぶ線と低い地点を結ぶ線を引き、高い線どうしの 交わる地点の周辺がマイナスイオンの多く発生す る「イヤシ口地」で、 低い線どうしが交わる地点の周辺はプラスイオン を多く発生する「ケガレ地」であるという法則を 見つけ出しています。
そこから研究し、静電気を利用して、イオン= 電子がプラス化したものをマイナスに還元し、農 業や人体を蘇らせ、物質も良質化させる「静電三 法」を世に出し、蘇生化(還元)の方法を示しま した。
現在、その実践例として高い評価を得てい るのが「電気水」や埋炭による「イヤシ口地」化 です。
癒しは、宇宙エネルギーを取り込み、放出する ところや物、商品、マイナスイオンの多い「イヤ シ口地」で得ることができますが、癒しを得たい という受動的なものではなく、癒され、還元力を 得たことをバネに自己治癒力を高め、蘇生化する という姿勢が大切なようですし、 自らが癒しを与える(愛する)気持を持つことが 大切なようです。
「気」でわかるように、宇宙の エネルギーは出ることと入ること、与えることと 得ること、能動と受動を一体とし、片方だけ(得 るだけ)ということはないようです。

 

 

● イヤシの住まいづくりのために
そこで最大の焦点は住まいです。
会社や工場や 農地などでも同じことが言えるのですが、一人ひ とりの最初の人間関係の単位である家族が生活し、 自分の生活の拠点となるのが住まいです。
その住まいが「ケガレ地」にあったり、健康破 壊の箱や器であっては大変です。
愛と和が育ち、活力を得、楽しく未来のある生活 をできる場所にしなくてはなりません。
多くの実例や方法がありますが、癒しの住まい づくりについていくつかを考えてみたいと思いま す。

(1)土地・場所
まず第一にあげられるのは「イヤシ口地」を選 ぶか、「イヤシ口地」に変えるかです。
「イヤシ口地」にするために、最も一般的に使 われているのが、楢崎氏が提唱した埋炭です。
敷 地に正三角形(一辺が30m以内)を描きその3つ の頂点に、 直径1m、深さ1mの穴を掘り、30センチほどまで 木炭(又はヤシ穀活性炭などを、水で練ったもの や、 木炭とシリカブラックという石と天然塩を混ぜた 特殊な材料など)を敷き、その上に元の土を埋め 戻す方法です。
広い土地ならそれぞれの辺から、正三角形を作っ て広げればよいことになります。
このほか、水晶玉などの鉱物を埋める方法もあ り、いずれも宇宙エネルギーを取り込み、マイナ スイオンを増大させることが基本となっています。
家の周辺に樹木や竹を植えるのも効果的な方法と されています。
風水学で調べる人も多いようですが、風水学の 根底にあるのも「気」で、 「気」の流れる経路やツボを探すものですからひと つの方法と言えます。
(但し、正統な風水学に限 ります) (2)建て方
昔から言われている吉方とか鬼門等は長い歴史 の中で生きてきたものが多く、無視できないもの があります。
正当な風水学もまた同様ですが、方角、玄関や手 洗い、寝室などの配置も気を配った方がよいよう です。
この基本もまた「気」の流れ、磁気の流れと関 係していると考えられます。
(3)構造と材料
構造の基本は外観的には周囲の自然と調和し、 居住的には自然を取り入れて共生することです。
宇宙エネルギーはあらゆる遮断を 突き抜けて入っては来ますが、自然と一体の状 態でこそ受け入れやすいことは当然です。
特に、風や光や香り、自然音などと共に入っ てくるマイナスイオンや”ゆらぎ”等の癒しの 力は気密化された室内には入ってこれません。
私たちが気づかない内に、脳や身体の細胞を活 性化させてくれる超高周波音も同じです。
同時に、室内に発生する酸化・崩壊化の要素 である塵埃やダニ、 湿気、悪臭、建材・家具などから発生する有害 なVOC(有機性揮発溶剤)や環境ホルモンと なる化学物質、 食品や調味料などの化学物質、それに電磁波や 低周波音などを外に逃がすためにも自然との一 体化は欠かせないことです。
材料については、地場の自然素材を中心に選 ぶことです。
木材は住空間の快適性を作り出す 最良のマルチ材料ですし、 癒しの効力はマイナスイオンを放出し、電磁波 を押えます。
木材やい草、観葉植物などの植物素材は、全体 にマイナスイオンを放出し、電磁波を吸収、抑 制する働きがあります。
さらに五感に働きかけ、 自律神経を活性化して快感覚を呼ぶ"ゆらぎ"の 効果を持っています。
壁には珪藻土等を含めた土が最良です。
土に 30%程度の木炭粉を混ぜる方法が国元商会と鹿 児島大学の研究で開発され(本誌第三号参照・ 99年1月発行)、その効用が証明されていますし、 備長炭粉を板状にしたものを腰板等の間に入れ る方法も開発されています。
この方法は、マンションなどでは特におすすめ で、木炭の効力が発揮され、宇宙エネルギーが 室内を満たし、癒してくれます。
天井も無機質材が使われる場合が多くなって いますが、可能な範囲で木の天井板を使いたい ものです。
(4)室内
材料としての木材やい草、壁土などをあげま したが、これらは同時に室 内の住空間づくりの役割も担っています。
特に 木材がその居住空間での働きを効果的にするた めには、なるべく塗装しないことです。
濃く塗 れば塗るほど木材は木材でも、温湿度や音の調 整、紫外線の吸収、マイナスイオンの放出、 "ゆらぎ"などの力が消えてしまい、化学物質を 室内に放散させることになります。
塗るなら植 物性の塗料が望ましいでしょう。
そのほかに和紙や木綿などを使用することで す。
障子、壁面、カーテンなどは大切な室内づ くりの対象で、その際の色彩も重要です。
なるべく視神経を刺激したり、室内の違和感を 生む色彩を避け、日本人が好むというベージュ 系の木肌色や植物(草など)の色、オフホワイ ト等が基調とされることが望ましいようです。
色彩研究はこれからのひとつのテーマと考えら れます。
それに加え、室内にマイナスイオンを放出す る観葉植物を育てることや木炭・竹炭・水晶玉 や宇宙エネルギーを取り込む鉱物を置くことも 効果的です。
(5)水
水は人間が生活し、生きていく上での不可欠 な要素です。
風水学も風と水の流れと「気」を 取り上げているように水は生きる根幹で、良い 水を摂ることは、大切なテーマです。
特に最近は、森林の水源涵養力の低下、土壌 の汚染と劣化、河川の汚染で水質が低下してい る上に、化学的処理をした水道水を日常飲用し ているわけですから、この大本から健康破壊が 進みます。
水道水を活性化させるための機器の利用や楢 崎氏が開発した電子水、宇宙エネルギーを取り 込む方法なども開発されてきています。
このほか、電気製品に頼る食物の保存や加工、 冷暖房なども改善していくことが必要になりま す。
また置物や携帯用の宇宙エネルギーを取り込む もの等も出されていますので、その利用も考え て良いと思われます。
但し、本物であることを 確かめることが必要です。
蘇生化への癒しと癒しの住まいづくりの全て を触れたわけではありませんが、可能な範囲で 考察しました。
中には奇異に感じられる面もあるかもしれま せんが、現代科学の常識に縛られることなく、 新しい技術や研究、自然と人間の根源に目を向 け、健康で快適な生活を考えたいものです。

参考文献
佐々木茂美著 「ここまでわかった『気』の科学」   ごま書房
「見えないものを科学する」  サンマーク出版
菅原明子著 「マイナスイオンの秘密」 PHP出版
近藤洋一著 「『生命力』の処方箋」    同朋社
船井幸雄著 「ツキを呼ぶ身体の癒し方」  経済界
深野一幸著 「波動の最前線」        廣済堂出版
R・カールソン+Bシールド編 「癒しのメッセージ」 春秋社
木村 仁著 「0(ゼロ)波動の癒し」  K・Kベストセラーズ

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