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木造の鉄道駅

地区
北海道
都道府県
北海道
鉄道会社
北海道旅客鉄道(JR北海道)
鉄道線
根室本線
駅名
幾寅駅
ふりがな
いくとら
番号
T36
所在地
北海道空知郡南富良野町字幾寅
開業
1902年(明治35年)12月9日
付近駅
T35 東鹿越 (4.0km)(9.4km) 落合 T37
起点から
滝川起点から 98.8km 
ホーム
単式 1面1線
乗車人員
無人駅
幾寅駅

写真提供は矢部三雄氏(下記参照)

木造駅舎内容

札幌から幾寅駅までは、JR特急スーパーカムイを利用し滝川駅でJR根室本線に乗り換えて約4時間、片道4980円の道程です。この幾寅駅は、正面入り口に「幾寅」の駅名がありません。幾寅駅舎は、昭和8年に建てられた腰折れ屋根に横板張外壁の木造駅舎で、無人駅となっています。駅名は、アイヌ語の「ユク・トラシ・ペツ(鹿の登る川)」に漢字を当てはめたものです。なお、訳して駅名にしたのが隣駅の東鹿越駅です。平成11年に公開された、浅田次郎原作の映画「鉄道員(ぽっぽや)」のロケのために改修されました。映画の中では石炭輸送路線終端駅の「幌舞駅」として登場し、正面入り口の駅名標は今も映画撮影時のまま「幌舞」となっています。また、駅前には2005年に廃車となったキハ40 764号気動車(ぽっぽや号。映画ではキハ12 23として登場)の車体の一部が設置されています。待合室には映画関連の展示物があり、電車を待っている間、人々を楽しませてくれます。プラットホームの先にも、撮影用に置かれた腕木式信号機が残っています。 更に、「だるま食堂」などロケで使用された建物は現在も映画の町並みのままに保存・公開され、そこに佇むと、まるで映画の中に入り込んだような感覚を覚えます。鉄道員(ぽっぽや)のロケセットと同様、この町全体の古き良き佇まいは、訪れる人々をノスタルジックで暖かな気分にさせてくれる事でしょう。 歴史の上では、明治35年に十勝(とかち)線の駅として開業し、大正10年に根室駅まで線路が延びて路線名を改称、根室本線の駅の一つになりました。路線の起点となる滝川(たきかわ)駅からは営業距離でおよそ100キロ。四方を山に囲まれ、スキー場にも近い自然豊かな南富良野の街の中心にある駅、それが幾寅駅なのです。ロケセット、隣接している情報プラザは見学無料です。

提供者情報
矢部三雄氏(アジア航測株式会社 執行役員、石巻専修大学人間学部 客員教授、元林野庁、経済企画庁)
矢部氏のフェイスブック   

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