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水源涵養林 (すいげんかんようりん)
forest for water conservation 樹水及び地表植生などにより降雨、融雪水の地下浸透を助長し、貯留水を徐々に流出させる森林の理水機能(洪水ピークの平準化、渇水の暖和)の維持増進を図り、洪水の防止及び水資源の確保に資するための森林のこと。河水を利用する農業用水、水力発電、飲料水などの水利事業には特に重要な森林である。
水準器 (すいじゅんき)
水平を調べたり、求めたりするための器具。
水蒸気処理 (すいじょうきしょり)
steam treatment 高温、高圧の飽和水蒸気を用いた処理。木質ボード製造時に接着剤を迅速に硬化させる蒸気噴射加熱、木材乾燥の促進、木材横圧変形の永久固定や木質ボードの寸法安定性付与、木材の成分分離のための爆砕前処理などに利用される。
水性塗料 (すいせいとりょう)
water coating 水に溶解する塗料の総称。水溶性の膠着(こうちゃく)剤を展色料として顔料を加えたもの。
水中貯木 (すいちゅうちょぼく)
booming ground 木材貯木法の一種。水中貯木は虫害、腐朽、干割などを防ぐ効果があり、また酸素が供給されないため腐らないので、長期の貯材に適している。また、検知、仕訳け等に原木の操作が陸上より楽にできる等の利点がある。
水分計 (すいぶんけい)
moisture meter 木材の含水率を推定する装置、器械。木材の含水率に応じて電気的性質が変化することを利用したものが電気式水分計で、抵抗式水分計や高周波式 容量型 水分計などがある。
水平器 (すいへいき)
水平かどうかを計る道具。計りたいところに水平器の底部分をあて、気泡管の中の気泡の位置で水平を測る。ウッドデッキ造りには必須のもので、さまざまなものがあり 100円から2000円くらいまであります。気泡が確実にみえるものなら安価なものでもよい。
水平耐力 (すいへいたいりょく)
lateral resistance 地震や風による水平力に抵抗するための建物や部材の耐力。→たいりょくかべ、かべばいりつ
水面倉庫 (すいめんそうこ)
water surface warehouse 港湾の海面に設けられた木材保管倉庫。地方公共団体から港湾海面の使用権を受けて倉庫業を営む営利会社。港湾都市にはほとんど施設があり、輸入材を中心に内地材も貯木されている。[
水溶性薬剤 (すいようせいやくざい)
water-borne preservatives 水に溶解して使用する木材保存剤。一般に無機化合物が主体で、加圧処理用の木材保存剤はそのほとんどが水溶性薬剤である。
スイングヤーダ
建設用ベースマシンに集材用ウィンチを搭載し、旋回可能なブームを装備する集材機。一見するとショベルカーに似ている。Swingは回転する、yarderは集材機の意味
末口 (すえぐち)
top end、top end of tree 1.丸太の細い方の切り口。材積計算の場合、その直径が測定基準となることが多い。2..樹木の梢(こずえ)の方。
透かす (すかす)
造園用語で樹木の葉・芽・枝などの量を減らすこと。通風・日照条件を良くするという目的がある。盆栽用語では葉・芽・枝だけでなく根も含まれ、見た目の全体の調節をはかる目的や、美観上のバランスを整える効果もある
スキッタ
丸太の一端を吊り上げて土場まで地引集材する集材専用の自走式機械。 主として伐開された林地内で使用される。
スキッダ
skidder 林業の搬出機械。丸太などを引きずって運ぶための機械の総称で、欧米などで用いられているスキッダは大型で、木材の搬出専用タイプのものが多い。このうちけん引用のグラップル(丸太をつかむ爪)を備えたものを、グラップルスキッダと呼んでいる。日本のトラクタも含まれる。
スキット
ログハウス用語で、ログの加工時、丸太の下に敷く台。りん木ともいう。
数奇屋 (すきや)
1.別棟になった茶室。和歌や茶の湯の世界に心を寄せた茶人は、以前「数奇屋」と呼ばれ、茶の世界に執着する人により造られた部屋であるためこの名がある。 2.茶室風な様式を取り入れた建築、おもに住宅で装飾を控え、面皮(めんかわ)柱の使用などがその特色。
スクイズアウト
squeeze out 接着操作で圧締したときに接着面の端から余分な接着剤が押し出されること。
スクエア
直角を書いたり、検査するときに用いるT字型やL字型の直角定規。一辺は厚く、もう一辺は薄い。金属製と木製がある。
スクエアーログ
ログハウス用語。ログハウスの材料ですが、丸太ではなく角材の形状になっているもの。断面は正方形から長方形までいろいろある。形が一定なので工場加工に向いている。また精度が高くなる。角ログともいう。丸太のグに対する語。
直破風 (すぐはふ)
破風板に反りや起りを付けずに、直線状とした破風。
スクライバー
Scriber ログハウス用語で、ハンドカットログのみする。コンパスにXY軸の水平器を取り付けたもので、ハンドカットログのカットには必需品。ある物の表面の形を他の物の表面に正確にうつす道具。
スクライブ
Scribe ログハウス用語で、 ハンドカットログのみに利用する。 スクライバーを使ってノッチ部やグルーブの線を下のログにうつし取る作業のこと。
スクラッチ
scratch 引っかき傷をつけるること。
スクリーン
1.screen 篩。パーティクルを分級する装置の一種。機械的に振動させ、さら少し傾斜させた金網上に撒布して所定の大きさのパーティクルに篩別する。2.日や風をよけるための網など。目隠しのための植栽やフェンス、トレリスなどのこともいう
スクロールバンドソー
scroll band saw 木工用の細身の帯鋸盤のこと。
筋違い (すじかい)
diagonal bracing、Brace 地震や大風など横からの力に対して建物の耐力を高めるために、柱と柱の間に斜めに渡す補強材の1種。長方形に組まれた軸組の対角線に入れ、水平方向の圧力に抵抗する重要な部材。力が作用する方向によって、引張力が作用する場合と圧縮力が作用する場合とがある。
筋違刷毛 (すじかいばけ)
柄が斜めについた刷毛。筋交のように斜めになっていることかせこの名がついた。洋塗装用として広く用いられる。
筋違いプレート (すじかいプレート)
軸組工法の耐力壁において、筋違いの止め付けを確実にするために用いるZマーク表示金物の一つ。三つ割り筋違い用(BP)と半割りすじかい用(BP-2)とでは、求められる性能が異なるため、金物の形状も異なり、現場での使い分けに注意が必要。の
スタッカー
stacker 桟積を自動的に行う装置または設備のこと。
スタッド
stud ツーバイフォー工法による壁を構成する軸組部材の一つ。「間柱」、「たて枠」の意味。
スタッフウォール
StubWall 補強耐力壁。
ステイプウッド
Staybwood 溶融金属中で空気を遮断して熱処理し、寸法安定性を高めたアメリカのマジソン林産試験場で開発された熱処理木材。
ステープル 
staple エアタッカーなどで用いるU字型の釘。
ステベ
stevedore、略号steeve 本線(船舶)荷役の請負業者のことで、ステベは略称。船会社に雇用され、船内荷役、陸揚げ貨物の仕分け、荷受人への荷渡しなどの荷役作業を請負う会社。
ステンレス 
ステンレスは鉄の中にクロムを11%以上含むものを言う。元々は第一次世界大戦の前にイギリスの科学者が軍から依頼を受けて研究中に鉄のスクラップの中に錆びていないものがあり、それを分析した結果、含まれるクロムが強力な酸化皮膜を作ることにより、鉄を錆びにくくする性質があることを発見し、開発された合金である。クロムの含有率や他の金属の含有率により、性質が変わるが、ウッドデッキに使われるステンレスには300系のものと400系のものがあり、300系のステンレスは錆びには強いが、強度的には弱いので、ビスを太くする必要があり、400系のステンレスは焼入れが可能で高い強度を出せるが、錆が出るので(表面のみで鉄のように内部まではいかない)、別途表面処理が必要となる。コーススレッドに300系のステンレスを使っているものが市販されているが、これをウッドデッキ用に使うと、ビスの強度が不足し折れることが多い。ウッドデッキ特にハードウッドにはデッキ専用ビスを使用する必要がある。
ストリップ
strip 1.小さな板切れのことで、集成材、ランバー コアの接着剤の個個の小幅乱尺の板。裸板という意味。2.広葉樹材でフローリングなどに用いる小幅板。
スパン
span 梁間または梁行であるが、桁行(けたゆき)の意味で用いることもある。建物の横荷材またはアーチやドーケなどの架構支点間の距離。
スパン表 (スパンひょう)
木造住宅の小屋組、2階床組、1階床組などの横架材の断面寸法を決定するための早見表。横架材のスパンと感覚によって部材断面の強度が変われば改めて計算が必要。
墨糸 (すみいと)
墨壺に仕込まれた糸のこと。墨壺から引き出した墨糸を緊張させつまみ上げ、はじくようにして木材やコンクリートに墨付けすること。直線ばかりでなく、墨糸の張り具合で曲線を打つこともできる。
隅木 (すみぎ)
1.corner block、 板または框材の各接合部に、補強のためつける三角断面の木片。接着剤をつけて木ねじ止めするのがふつう。「すみづけ」ともいう。2.Angle rafter寄棟などの小屋組で、隅棟(すみむね)部分を支える斜めにのぼる部材。お堂など、平面が六角形や八角形の場合には六角隅、八角隅ということもある。
墨刺  (すみさし)
墨付けに使う道具。タケを使い、一方をヘラ状、他方を棒状にし、薄く割り込みを入れて隅を染め込みやすくして、工作墨、文字、記号を部材に記す。墨芯とも書く。
墨出し (すみだし)
工事作業の基準とする心や高さ、仕上げ位置などを建物に印したり、部材加工する前に加工に必要な基準線の位置、寸法、印を付けること。道具は墨壺(つぼ)、墨刺(さし)が用いられる。
墨付け (すみつけ)
墨壺(つぼ)、墨刺(さし)、指金(さしがね)を用いて材の面に工作の基準になる線や記号、符号を付けること。
墨壺 (すみつぼ)
ink pot 日本独特の大工用道具。壺糸と、それを巻き上げる糸車、墨を含ませた壺綿を仕込む墨池、軽子(かるこ)などから構成され独特の形をしている。ケヤキやクワで作られているが、プラスチックもある。 使い方は独特で木材のある点に軽子を差すために、壺糸を墨を染み込ませながら繰り出し、線を引きたい場所で止めて、糸をつまみ上げで離すと木材に当たり、その時に直線の墨つく。糸の弾力性を利用することで、材に多少の起状があっても正確に直線を引くことができる。 熟練の大工はこれで曲がった線も引くことができる。大工、石工、板金、土工などの職人も使う。
隅斗 (すみと)
斗の一種。隅肘木(すみひじき)の上にあって、上部の直角に交わる肘木の交点を支える特殊な形の斗(と)。菊斗(きくと) 、鬼斗(おにと)とも言う。
隅柱 (すみばしら)
建物の隅部にある柱をいう。1.軸組工法では通し柱となる場合が多い。一般に出隅では土台と扇(おうぎ)ほぞ程度での納まりとなっている。筋かいが、取り付き水平力に対して大きな引き抜き力が生じる場合などではそれに対して十分な補強が必要。2.ツーバイフォー工法では耐力壁のこ宇佐部に設ける、3本以上のたて枠で構成する柱状の納まり部分のこと。ただし、楯(まさぐ)受けはこの数には入れない。
摺込み (すりこみ)
1.鋸歯の上目をやすりで摺ること。 2.木材の塗装で目止め剤を道管に埋めること。
寸引き (すんびき)
reduced measure キズのある原木を受け渡し検知(寸検)する際に、そのキズの程度によって実寸より寸法を減らすこと。

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