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から始まる言葉

目板 (めいた)
panel strip 板材の継目をふさぐ幅の狭い板のこと。羽目板、塀板、屋根板、天井板などに使われる。仕上材の裏に用いるものを「敷き目板」という。
目板塀 (めいたべい)
板塀の形式の一つで、板と板の継目に幅の狭い板を打ち付けたもの。和風住宅に利用する。
銘木 (めいぼく、めいもく)
precious wood、choise wood、fancy wood 木理、色沢、形状、材質などが珍奇で、観賞価値があり、特殊な趣きを持つもの。または材質が優れていて入手困難で貴重性が高い材。骨董的な価値がつく場合もある。高価なため無垢(むく)材としてよりも突板(つきいた)に加工して使われることも多い。用途は主に和風建築の床回り材として使われる。床柱、床框、落掛、床脇、欄間(らんま)の幕板、座卓、化粧タルキなど。柱類では黒柿、桜、楓、赤松、杉、桧、黒檀、鉄刀木、紫檀などが用いられ、板類では秋田杉柾、屋久杉杢板、春日杉笹杢、霧島杉杢板など。
名木 (めいぼく、めいもく)
oldまたはhistorical tree 銘木と混同される場合があるが、異なる。歴史的に由緒があって有名な樹木。天然記念物になるような樹木。
メインテナンス
maintenance 生産設備が設置されてから、廃却されるまでの間。その設備の性能を維持するための手入れ、調整のこと。
目隠しフェンス
住宅用フェンスのうち、道路から中を見ることを遮断する目的のフェンス。完全に遮断するものは塀となるが、利用する板と板の隙間によって遮断割合が変わってくる。横張、立張りなどがある。木製の場合は塗装する場合と無塗装がある。材質は木製、アルミなど。日本では台風が多い割には風対策を考えた目隠しフェンスは少ない。似た用語にウッドフェンス、ウォールフェンスがある。
雌株 (めかぶ)
雌雄異株の樹木で、雌の樹木のこと。実がなる。
女木 (めぎ)
「雌木」とも書く。木造の継手、仕口において、接合する2の材のうち、欠け込みや掘り込みをして凹とした側の部材をいう。継手の場合は、材の元口側が丈夫なため、それを女木とすることが原則とされる。
目釘 (めくぎ)
刃物などが柄から抜けないように差し込む楔状の釘。「目貫」ともいう。
盲 (めくら)
 1.開いているところがないこと。出入口や窓などの開口部分がない壁は「盲壁」。 2.隙間のないこと。部材を密着させたときの目地は「盲目地」。 3.見えないように隠してしまうこと。 4.不要になった部分、もしくはとりあえず使用しない部分に蓋をしてしまうこと。水道管の末端などのプラグ止めもその一つ。⑤電気配線工事で中継を壁埋込みボックス内で取り、蓋を付けること。これを「盲プレート」という。
盲壁 (めくらかべ)
窓のない壁面のこと。
盲蓋 (めくらぶた)
こわさなければあけることのできない蓋。
盲窓 (めくらまど)
壁をへこまし、枠などを突けて外見上は窓があるように見せかけた壁。窓のない壁を「盲壁」という。
目地棒 (めじぼう)
左官工事で壁、天井、床などに目地をつくるときに、目地部分に取り付ける細長い棒をいう。金属、木材、プラスチックなどがあり、断面の種類は多い。または、合板や石膏ボードや化粧板の接合部分を隠し、化粧の目的で取り付ける細長い棒のこともいう。
メジャー
measure。日本で言う巻尺状の端がひっかけるようになっているものは「コンベックス」もしくは「コンベックスメジャー」と言う建築や日曜大工に使う用途のものに限られて使われる言葉。金属製のテープに目盛りが印刷されている長さの測定道具で。使わないときはテープ部分を巻き込むのでDIYには向いている。2mから10mを超えるものまで多数種類があり、メジャーから目盛り部分を引き出しておきたいときに固定ができるロック機能がついたものなども売られている。JISでは一般によく使われる3m程度のものであれば0.5mm程度の誤差があることは認められている。つまりこれ以上の精度を求める場合は他のノギス等の測定道具が必要と言うことになる
雌 (めす)
female 凸に対する凹、ほぞに対するほぞ穴のこと。
目透かし (めすかし)
板の矧合せ目を少しあけること。天井板の合せ目にすきまをあけることを目透かし天井という。すきまをふさぐ板を目板という。
メダケ 
Pleioblasius simoniiCarr.Nakai イネ科。日本特産で北限は秋田県。本州中部以南の暖地の水辺に多く自生し、静岡、福井、京都、徳島、愛媛などが主産地。高さ3~6m。直径1~3cm、稈(かん)肉が薄く柔軟で耐彎曲性が強い。釣竿、壁下地用、笛用、物干竿、和傘などの骨材、その他小物細工用などに用いられる。オナゴダケ、ニガダケ、カワタケ、ナヨダケともいう。
目立て (めたて)
fittingsaw sharpening 鋸歯を調製すること。とくに歯先研磨だけをいうこともある。切れ味の落ちた鋸(のこぎり)の歯を、目立鑢(やすり)で研磨し、歯振(あさり)を補正すること。「目直し」ともいわれる。
目立機 (めたてき)
saw sharpener 鋸歯が摩擦して切れ味が低下したとき、目立てヤスリでといで歯振を正しくする機械。帯鋸用、丸鋸用の自動目立機がある。
目違い (めちがい)
1.ふたつの組み合わせたときにできるズレ。 ふたつの板をそそまま付けると、どうしてもズレ起きがちである。目違いなしにすることは難しい。一般には目違いが目立たないように、両材に面をとっることにより、小さな目違いはわからなくなる。 また、目違いができないように、板に本実加工などの加工をする場合も多い。 2.different level 継手、仕口において、材同士のねじれやずれを防止し、接合を堅固にする役割を果たす突起に加工されたものをいう。目違いを付けることを「目違いを立てる」といい。十字目違い、包み目違い、矩折り目違い、箱目違いなどの種類がある。大工・職人では「めち」という。 3.raised grain 針葉樹材の切削面で、早挽材ごとに凹凸が生じているもの。早挽材の密度差が大きい材の木裏面を順目方向に切削した場合などでみられる。
メチルアルコール
methyl alcohol 木材を乾留してして得るアルコール。「木精」または「メタノール」ともいわれる。
メッキ
メッキ(鍍金、英語ではplating)は、材料の表面に、金属の薄膜を被覆する表面処理のことを言う。日本で最も古いメッキは東大寺の大仏に金を水銀に溶かした溶液を塗りつけ、その後、加熱して水銀を蒸発して金を貼り付けてメッキを施した例である。一般にホームセンターで販売されているビスには電気メッキされているものが販売されているが、ほとんどの場合、これらのメッキは耐久性が悪く屋外の使用には適さない。耐久性がありデッキ等に使うことのできるメッキは現状では溶融亜鉛メッキかラスパートメッキのようなタイプになる
芽接ぎ (めつぎ)
接ぎ木の一種で、樹木の芽の部分を枝や幹に接ぎ込むこと。台木に切り込みを入れ、接合部をくさび型に切った接ぎ穂を差し込み、固定する。フトコロなど樹形上必要な部分に枝を作るケースや、葉性などを変えるためのいわゆる「衣替え」として行なわれるケースがある。
目通り (めどおり)
at the height of eye 目の高さでの樹木の幹の太さ。通常は1。2m。胸高直径(きょうこうちょっけい)と同じ
メラミン化粧板 (メラミンけしょうばん)
家具、ドア、テーブル等の仕上面に使用する。種類は多い。ポリエステル合板より強度に優れる。
目割れ (めわれ)
木材の乾燥中に生じる割れで、「木口割れ」、「表面割れ」、「内部割れ」などがある。「乾裂」ともいう。
面 (めん)
1.face 物の表面のこと。とくに平らな表面のこと。2.部材の角を削り取ってできる装飾用の形状を面または面形と言い、几帳面の由来となった形をはじめ各種の形状がある。角を加工することを「面を取る」または「面を付ける」と言う。
面内 (めんうち)
1.二つの部材の結合状態で、一方の部材が他方の厚さ、幅の面に入ること。面をとった内側で納めること。2.面付き柱を正面から見たとき、正面の面と面の間の平らな部分をいう。
面打ち寸法 (めんうちすんぽう)
面取りしてある柱や部材の面で面取りしていない幅の寸法。
面表 (めんおもて)
柱面など、面取りされた・削り取られた面の部分を正面から見たときの表面をいう。また、そのときの面の幅を面幅(めんはば)という。また、面付き柱を正面から見たとき、面の部分(面取りされた部分) を「面の見付け」といい、正面の面と面の間の平らな部分を面内(めんうち)」という。
面形 (めんがた)
mouldまたはornament carve 部材の角ラインを装飾の目的で削り出す形のこと。角面、丸面、内丸面、匙面、銀杏面、片銀杏面、几帳面など、いろいろの種類の形がある。
面皮柱 (めんかわばしわ)
fancy post 木材、建築用語で主に床柱用に加工された皮付き柱。柱材の角に丸身を表したもの。スギ、サワラ、アカマツの磨丸太を小丸身角柱とし、柱の四隅に樹皮を残したもの。野趣が好まれ、数奇屋建築で用いられることが多い。面付き柱ともいう。
面鉋 (めんがんな)
moulding plane 角面鉋。 各種の面形を削る手鉋。柱など部材の角を削る鉋。部材の角を削りだすことを「面を取るとか」、「面を付ける」と言います。
面砕き (めんくだき)
柱の面を基準にして各部材寸法を割り出す伝統的な木割り術で、柱幅寸法を基準とする。柱幅寸法を基準とする木砕(きくだき)きに対する語。
面格子 (メンゴウシ)
窓などの開口部に、一定の間隔で打ち付けられた格子のことである。台所の窓や外の道路に面した廊下などに防犯のために取り付けられる。現在では一般の住宅に木製の面格子をつけることはほとんどなく、金属製に置き換わっている。
面零 (めんこぼれ)
二つの部材の結合状態で、一方の部材が他方の厚さ、幅の面に入ること。面をとった内側で納めること。納まり上の逃げや見え掛かりの自然さから面内の仕事は多い。
免震構造 (めんしんこうぞう)
地新緑が直接建物に伝わらないように、地震と建物の間に地震エネルギーを吸収する装置を設けた構造。1940年頃からアメリカのカルフォルニア州で使われ始めた。「レトロフィット」とも呼ばれ、老朽化した文化財の利活用にも用いられている。木造にも有効な設計手法。
面精度 (めんせいど)
accuracy of surface 平面であるべき面が、真に平面になっているかどうかの度合い。
面揃 (めんぞろ)
面取り柱に敷居、鴨居などの内法材を取り付ける場合に面の内側に納めるものを面内(めんうち)、面の中央で納めるものを面中(めんなか)、面の外側すなわち柱面にそろえて納めるものは面揃という。敷居は面揃、鴨居は面内が標準とされている。
面散り (めんぢり)
、建物で言われる納め方のひとつ。互いに糸面または坊主面のような面を取った部材を接合するとき、一方の部材の方を面の分だけ低くすること。
面付き柱 (めんつきばしら)
四隅に皮付きの丸面を残した柱。磨き丸太の四面を製材してつくるが、ほぼ四角形になる前で角が少し残っている状態。皮といっても樹皮ではなく、丸太の樹皮をはがした、一番外側の部分。数奇屋風の座敷で賞用される。面皮柱ともいう。
メンテナンス
maintenance 機械や工具、道具において、その機能や性能を維持、保全していくこと。維持、管理、修理することをいう。そこから住宅においても普段から管理点検修理することをいう。 住宅の耐用年数を延ばし、快適な住み心地を維持するためには、日常の点検、外壁の塗り替え、老朽化した部材の修理、取り替えが不可欠になる。
面戸板 (めんどいた)
軒桁の上に垂木が複数本並ぶが、垂木と垂木の間を埋めるための横木。垂木の高さ分だけ隙間ができるが、この隙間を「面戸」といい、これをふさぐ板をいう。動物や昆虫の侵入を防ぐためと思われる。
面取り (めんとり)
moulding、chamfering 家具店建具や住宅の柱や壁などの部材で縁の角のところを、丸くすること。目的は角部分の保護と手触り、そして装飾的な視覚効果である。柱では面幅の割合により、七面取り、十面取り、十四面取りなどがある。建具では丸面、角(すみ)面、決(しゃく)り面、匙(さじ)面などがある。糸面は鉋を一回かけたほどの細い面のこと。
面取り鉋 (めんとりがんな)
角材や板材に各種の面取加工をするための特殊な鉋。面の形状に合った刃と鉋台によって構成される。鉋台は2つになっている場合が多い。
面取機 (めんとりき)
spindle shaper 面取りをおこなう木工機械。定規を用いて直線状の面取りができるもの、ガイドリングを用いて曲線曲面の加工ができるもの。単軸・複軸があり、自動でできるものなど多種のものがある。。
面取り盤 (めんとりばん)
spindle shaper 面取りをおこなう木工機械。定規を用いて直線状の面取りができるもの、ガイドリングを用いて曲線曲面の加工ができるもの。単軸・複軸があり、自動でできるものなど多種のものがある。
面内せん断試験 (めんないせんだんしけん)
木造軸組耐力壁の面内せん断試験は耐力壁の倍率を評価するために実施するもの。
面中 (めんなか)
柱面の中央で敷居、鴨居などの内法材を納めること。面取り材では面取りされた残りの平らな部分で収めるということ。高級な普請では面中納まりが当然とされてきたが、技術的には高度とされている。
面痩せ (めんやせ)
wavy surface 広葉樹製材品の材面の一部または大部分が収縮率の不均衡に基づいて材面が波形となる状態。人工乾燥過程で操作上の失敗を原因とすることが主で、ブナ、カバ、カエデ材に多くあらわれる。目やせ、面(おも)やせともいう。[
面を転ばす (めんをころばす)
造作材などの角に角面を取るときに、材面に45度ではない角度で面を取る方法。天井の竿縁で面を転ばした猿頬(さるぼお)面取りなどの造作材や、建具の面取りで用いられることがある。

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