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リアルウッド
real wood ほんとうの木という意味で、疑木、や人工材に対する語。
リード
lead  1.ねじが一回転して軸方向に進む距離。 2.鉛のこと。
リード線
lead wire 電動機などの結線のための口出し線。
リカーブカット
Recurve Cut ログハウス用語で、ノッチの部分を上のログ丸太が確実にフィットしやすくするサドルノッチ、ウエッチノッチなどのカットの一つ。ハンドカットログのみ利用
利休木戸 (りきゅうきど)
猿戸の一種。皮付き丸太を2本立て、尖らせた上部から20cmほど下がった位置のまぐさを蕨縄や藤蔓で結び、板戸や枝折戸を吊り込んだ形式のものをいう。「利休好みの猿戸」「枯木戸」ともいう。
リグニン
lignin  セルロース、ヘミセルロースとともに木材を組成する主要成分で針葉樹には26~32%、広葉樹には18~25%含まれている。褐色で、結晶性のない芳香属高分子化合物でであるフェニール-プロパン体からなり、疎水性である。120~160℃で分解するが、若い植物体の細胞膜中にリグニンが沈着すると組織が強化され抵抗力が強化される。この現象を木化(木材化、木質化。Lignification)という。ただし、パルプ、紙には有害のため、化学パルプ製造の場合は取り除かれ、ヘドロの原因ともなる。機械パルプでは除去できないため上質紙用には向かない。
リグノストーン
lignostone 素地を高温、高圧で圧縮してつくった圧縮木材の商品名。
リスク評価 (りすくひょうか)
WWFジャパンが公表している、林産物調達チェックリスト用語では、下記のように記載されている。チェックリストの基準のいずれかへの適合について、森林管理を直接評価しない方法によって行う評価。原産国による評価などがある。リスク評価は、マニュアルに定義のない方法で独自に行う場合、チェックリストでの評価は無効とする。
列状間伐 (りつじょうかんばつ)
間伐作業の費用を低くするために考えられた伐採方法。そのため伐採する木の基準を決めずに、単純に列状に間伐する。さらに高性能林業機械の導入による作業効率の向上、選木作業の省力化等も加わって間伐経費の削減に有効な手段となります。
立体トラス (りったいトラス)
並列したトラス加工を梁間と桁行の二方向に組み合わせたものが基本で、このトラスの方杖の組合せを、三角錐や四角錘の立体単位にして空間を覆う。このように立体トラスを利用することで、方杖に小径木材を用いた体育館等の大空間建築も生まれている。
リッチポール
棟木のこと
リッピングフェンス
ripping fence 丸鋸盤の縦挽き用定規。
リップ
rip 引き裂く、かきむしる、切り開くの意味。
リップソー
rip saw 縦挽き鋸、縦挽き丸鋸盤の総称であるが、ふつうは、直線挽きのキャタピラによる自動送り縦挽丸鋸盤(straight line auto feed rip saw)のことをいう。ギャング リップソー(gang rip saw;多刃縦挽き丸鋸盤)もある。
リボンもく
ribbon figure 製材品の表面に現わる木目の一種。マホガニーやラワン類に多く見られる。透明塗料を表面に塗ると鮮明になる。
リヤテーブル
rear table 後のテーブル。手押し鉋盤の向こう側のテーブル。
流域管理システム (りゅういきかんり)
森林の整備や木材の伐採、搬出などの一連の仕事において関係する地域が川を中心として川下の範囲になることが多い、そこで合理的な地域範囲である「流域」を単位とし、民有林、国有林を通じ、森林、林業、林産業関係者等の総意のもとに、森林整備と林業生産の目標を明確化し、適切かつ合理的な森林施業等を推進する体制。流域ごとに「流域森林林業活性化センター」が設置されている。
立木 (りゅうぼく)
standing tree 土地に自然に生えている樹木のこと。その土地の地形や環境、林や森林の状況、立木の状態で伐採者はその木の性質や仕上がる木材の状態を把握できます。法律もあり「立木に関する法律」で規定されています。 法律上の樹木は土地の定着物で、土地とは別箇の不動産で、単独に物権の目的たり得るとされている。
立木価格 (りゅうぼくかかく)
stumpage value 立木のままの林木価格をいい、木材の市場価格から素材生産費、輸送経費などを差引いた逆算価格をいう。
両楔 (りょうくさび)
柱の両側から打ち込む楔のこと。柱に通し貫を固定する場合などに用いる。柱には楔代ぶん(5分程度)を含めた貫穴をあける。貫で軸組を固める場合には、この楔の効果が最も重要な要素となるため、がたつきのない打ち方をする。
両面バルコニー (リョウメンバルコニー)
南北、東西など相対する両方向にバルコニーがあることをいう。
緑化運動 (りょっかうんどう)
afforestation drive 森林資源の保続、環境の緑化、樹木愛護の精神をはぐくむことを目的として行われる国民運動。中央行事としては毎年国土緑化推進委員会主催の全国植樹祭があり、また、都道府県でも山林や市街地において植樹行事が行われる。
林家 (りんか)
forest house 統計調査用語であり、る世界農林業センサスで定義されています。所有山林あるい保有山林の面積が1ha以上持っている世帯をいう。
林学 (りんがく)
forest science 森林および林業に関する技術と経済の諸問題を究明する学問。学問として体系化されたのは19世紀初頭、ドイツで基礎学がなされた。そのため林学の祖国はドイツといわれ、日本の林学も大きく影響を受けている。
林冠 (りんかん)
1.crown 樹木の上部にある枝と葉の集合状態をいう。樹種によって形態が変わる。スギ、ヒノキのように樹形が円錐形をして梢端部が尖頭形となるもの、またクスノキ、ケヤキのように幹が分離して上部が扇状に開散するものなどである。2.leaf canopy 木の樹冠が隣接する樹木の樹冠と接して隙間なく連続している状態をいう。この場合、日光を地表に通さないような状態を閉鎖林、欝閉林ともいう。隣接樹との間がある状態は疎林冠という。
林業改良指導員 (りんぎょうかいりょうしどういん)
forestry extention agent 都道府県知事が任用する都道府県職員。森林法第187条に規定される普及指導職員で、民有林の森林所有者、林業従事者などに林業に関する技術及び知識を指導(普及)するため、都道府県の地方事務所などに配置されています。Ag、AGと略称され、都道府県条例に基づいて資格試験が実施される。林業改良指導員が行う主な業務は、 1.森林、林業に関して林家等が必要とする知識及び技術についての普及指導、 2.森林の施業に関する指導、 3.林家等の組織化、 4.林家等の実態及びその要請等の各種情報の収集整理、5.都道府県の他の行政部門、市町村、林業関係団体等に対する森林、林業に関して必要な知識、技術についての指導助言及び連絡調査、6.一般市民、特に青少年に対する森林、林業に関する知識の啓もうなど。
林業基本法 (りんぎょうきほんほう)
Forestry Basic Law  林業の発展、林業従事者の地位の向上を図り、同時に森林資源の確保と国土の保全のために、林業に関する政策の目標を明らかにし、その目標の達成に資するための基本的な施策を示すことを目的とする法律のこと。
林業構造改善 (りんぎょうこうぞうかいぜん)
forest structure improvement 林業の生産性や収益率の向上をはかり、林業所得増大を実現するため、林業基本法(昭和39年)に基づいて行っている事業である。主な内容として、1.経営基盤の充実、いわゆる林地保育の集団協業化促進。2.資本装備の高度化いわゆる生産施設の高度化。 3.協業事業の促進等を施設森林組合、生産森林組合、市町村を事業主体として行うもので国の助成がある。
林業事業体 (りんぎょうじぎょうたい)
他者からの委託または立木の購入により造林、伐採などの林内作業を行う森林組合、造林業者、木材生産業者など。ただし、2005年農林業センサスでは、「林業事業体」という区分はなく、委託を受けて造林・保育を行っている、委託を受けて200m3以上の素材生産を行っているものについては、「林業経営体」としている。
林業就業者 (りんぎょうしゅうぎょうしゃ)
林業に就業している人たちを指すが、通常、林業白書等では、国勢調査等の統計で把握される人たちのことをいう。国勢調査の林業就業者とは、9月末の1週間に主として林業に従事した者とされている。
林業専門技術員 (りんぎょうせんもんぎじゅついん)
forest specialist 、forestry specialist 林業生産の向上、森林所得者及び関係者に対して林業に関する技術や知識を普及するための職員。森林法第187条に規定されている普及指導職員で、試験研究機関と密接な連絡を保ち、専門の事項について、調査研究を行い、林業改良指導員を指導する。専門事項は、林業経営、造林、森林保護、森林機能保全、林産、特用林産、林業機械、普及方法の8つである。Spと略称され、国が行う「林業専門技術員資格試験」に合格した者でなければ任用されない。都道府県知事が任用する都道府県職員。
林業大学校 (りんぎょうだいがっこう)
将来の林業従事者の育成のため、都道府県の条例に基づいて設置された林業者研修教育施設。 公開講座や府県民共学講座も開講している。
林業団体 (りんぎょうだんたい)
forestry group 林業の経営、技術、機械、教育、行政等それぞれの目的をもって設立され、活動している民間団体の総称。一部には山林調査等の行政事務の補助的性質を有し、政府から補助金の交付を受けているものもある。 1.特例の法律に基づく法人(森林組合、事業協同組合等)、 2.民法第34条に基づく公益法人(社団法人、財団法人)、 3.法人格のない団体(任意団体)に区分される。
林業土木用機械 (りんぎょうどぼくようきかい)
civil engineering machinery for forestry 林業用の土木機械は主として治山事業、林道事業にかかわるもので、一般の土木建設工事に使用されるものを用いている。 1.林道事業:林道の新設、補修などに使用される。主要機械は土壌の掘削運搬を行うショベルローダー、バケットローダー、ブルドーザー、ダンプカーなどである。 2.治山事業:崩壊地の復旧、堰堤の構築など。林道工事と類似した機械が使用される。
林業普及指導員 (りんぎょうふきゆうしどういん)
 従来の林業専門技術員と林業改良指導員の資格を一元化し、17年4月から都道府県に設置された職員。高度で多様な技術・知識をより的確に林業の現場に普及していくために、専門の事項についての調査研究と森林所有者等への普及指導を併せて実施
林業ボランティア (りんぎょうボランティア)
持ち主や育林主だけでは手入れの行き届かない森林において、下草刈りや枝打ちなどの比較的軽作業を中心とした仕事を無対価で行う都市住民を中心とした人々、または団体
林業・木材産業改善資金 (りんぎょうもくざいさんぎょうかいぜんききん)
林業者・木材産業事業者が経営の改善等を目的として、その自主性や創意を活かしつつ、都道府県知事から貸付資格の認定を受けた林業・木材産業改善措置(新たな林業・木材産業経営部門への進出、新たな先駆的技術の導入等)に取り組む際に必要な資金を無利子で貸し付ける制度資金。
林業用薬剤 (りんぎょうようやくざい)
forestry drugs 森林生産の向上のために用いられる薬剤の総称。造林事業の除草剤などの林木の保育、林地の肥培し土壌の肥沃化したり、殺鼡、殺虫、殺菌剤などの森林の病虫獣害防除等に用いられるもの。
林産物 (りんさんぶつ)
forest products 森林を生産基盤として生産された基礎物質。木材が主要な位地を占め、他に薪や木炭、しいたけ等の茸類、ウルシなどの特用林産物などの総称。
輪生 (りんせい)
葉のつき方の一つで、枝の1カ所から3枚以上の葉が輪を描くようにつくこと。木本では稀な形態で、対生の木で時に出現することがある。草本では比較的多く、ヤエムグラなどが典型的である。アケボノツツジは5輪生、キョウチクトウは3輪生である。輪生葉には、托葉が葉と同じ形に変化したものもあり、本来の輪生との区別が難しいことがある。
林地開発許可制度 (りんちかいはつきょかせいど)
Forestland Development Control System 民有林の開発行為の許可制度(森林法第10条の2)のこと。1ha以上の森林の開発行為が都道府県知事の許可対象となっており、森林の有する公益的機能を確保、土地の適正な利用を目的としている。周辺地域の保全、環境対策など一定の基準が達成されない場合は許可がおりない。
林地残材 (りんちざんざい)
樹木の伐採時、原木を丸太にする時などに出る枝葉や梢端の部分、森林外へ搬出されない間伐材等で、通常は伐採の林地に放置される残材のことをいう。
林道 (りんどう)
forest road 主に伐採をした丸太を運んだり、必要な資材を運搬するため森林内に造られた道路の総称。国有林の林道開設は地域産業振興や多目的利用性があるため、隣接地や地域を総合的に考えなければならない。広い意味では森林鉄道、索道、流送路、牛馬道、木馬道も含まれるが、現在では自動車道をいうことが多い。また、林道には地域活性化、経済助成の目的もあり、一般道路(国道、県道、市町村道)と路網を形成する場合も多い。道路法上の公道ではないが、道路交通法の適用を受ける。都、市町村がそれぞれ開設及び維持管理を行っている。
林内気候 (りんないきこう)
inner-stand climate 森林内は森林の無いところと異なった気候を示すのでこういう。林内気候は林外気候と比較して、 1.日射量が10%ぐらい少ない、 2.風速が弱い、 3.蒸発量が30%ぐらい少ない、 4.雨量が少ない、⑤地温が低い、⑥気温が低い、⑦湿度が高いなど著しい差がある。
鱗片葉 (りんぺんよう)
葉の形態の一つで、数ミリ程度のうろこのような葉が集まって構成される葉のことをいう。針葉樹のヒノキの仲間が最も代表的。その小さなうろこが1枚の葉っぱである。
林木期望価 (りんぼくきぼうか)
wood expectation value、expectation value of stumpage その森林から将来得られるものと期待される純収益の現在価。現在ある林分の伐期までに得られる全収入から伐期までの期間に要する保育費、造材費などの諸経費を差し引いた現在価。現在の立木を将来の収入に基づいて評価するから、現在の立木の年齢と伐期の年数が大きいほど不確実性が大きくなる。したがって林木期望価は壮齢林の評価には使われるが、幼齢林の評価にはあまり使われない。
林野 (りんや)
forest land and grazing land 森林と森林以外の草生地をいう。森林以外の土地で地目が他の地目区分に属さず、野草やかん木類が繁茂している土地とを合わせたもの。また、不動産登記法上の分類では山林と原野を加えたものに当たる。
林野行政 (りんやぎょうせい)
forest land administration 国または都道府県、市町村が国の政策および関係法規に基づいて森林および林業に関する事項について行う業務。
林野庁 (りんやちょう)
Forestry Agency 日本の森林、林業の現状を踏まえ、その機能を多角的かつ最大限に発揮させていく上での諸施策を推進するための行政機関として設置されている農林水産省の外局。民有林経営や林産業の発展を図るための指導、助成、国有林の管理経営を行い、国有林の管理経営を行うため地方支分局が設けられている。さらに林業や林産業に関する試験研究を行うための林業試験場(昭和63年10月から森林総合研究所に改組)と、優良な林業用苗種の育種を行うための林木育種場、林野庁職員の教習を行う林業講習所が設けられている。
林齢 (りんれい)
foerst age、stand age 森林の年齢のこと。人工林では、苗木を植栽した年度を1年生とし、以後、2年生、3年生と数え、会計年度(4月1日~翌年3月31日)を1年として計算する。天然林の場合は樹木の地上高20cmの位置で測った年輪の数を基礎とする。樹種の混交する異齢林は、人工林では平均林齢、天然林は平均樹齢で表します。

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