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から始まる言葉

穂 (ほ)
鑿(のみ)の刃の付いた先端の鉄部。また、鉋の刃(鉋身)のこともこう呼ぶ。
保安林 (ほあんりん)
protection forest 水源のかん養、土砂の流失、飛砂防備、潮害防備その他災害の防備など特定の公共目的を達成するため、森林法に基づいて保護されている森林。農林水産大臣又は都道府県知事によって指定される。指定されると伐採制限、植栽義務などの制約がある一方、税制上の優遇措置や損失補償を受ける。 保安林面積は昭和61年792万haであったのが平成14年には16,681haになっている。
保安林解除 (ほあんりんかいじょ)
release from a protection forest 周辺の環境変化などによって保安林としての機能を果たせなくなった時、または公共の利益のための必要が生じた場合は所轄官庁に申請して解除することができる。
ホイールコンベア
wheel canveyer ローラースケートを逆さにしたようなものを二列に並べた運搬装置。車の上に物を乗せてころがして運ぶ。
保育 (ほいく)
tending 木を植えてから、その木の伐採するまでの間に、樹木に悪影響なものを排除したり生育を助けたり、健全な森林を造成するために行う下刈、つる切り、除伐、間伐などの作業の総称をいう。
保育伐採 (ほいくばっさい)
improvement cutting 優良材を生産するために行う間伐。地力の増進をはかりながら材積成長量の増加を目標に保育のためにする伐採。
ホイスト
hoist 巻上げ機械、昇降機械。
萌芽 (ほうが)
木を切ったあとの根株から新枝が伸びること。特に、切り株や枝を切り落とした場所から新しい芽が生えてくること。「ぼうが」とも読む。
方形屋根 (ほうぎょうやね)
宝形屋根とも書く。屋根形式の一つ。平面が正方形または八角形の場合で、頂点が一つの勾配屋根。
放射組織 (ほうしゃそしき)
ray 木部および師部の中を放射方向に伸びるリボン状の組織で、放射方向の水分および有機栄養物質の移動と貯蔵の機能を担っている。辺材では生きている細胞を含むことが多く、樹木の生理的な役割を果たしている。
法正林 (ほうせいりん)
normal forest 材積収穫が計画に基づいて正しく保続できる条件を備えた森林。経営目的に従って立木を伐採しても、その森林に少しの犠牲も生ぜず、森林生産力を保続することができる森林をいい、こうした状態を法正状態という。情勢状態を維持するためには 1.法正齢級(伐期までの各年齢の立木が同面積ずつ存在すること。) 2.法正林分(各→林分が経営目的に適切であること。 3.法正蓄積(毎年、均等な材積収穫ができる森林。) 4.法正生長量(法正蓄積による生長量)以上四つの条件を必要とする。
方立て (ほうだて)
door stud 1.開口部材を支える桟や間柱。 2.円柱の柱のすぐ脇に添え付けた竪枠材で、格子戸や蔀戸[しとみど]などの開口部を納めるために用いられた。または「柱寄せ」ともいう。
帆立て板 (ほうだていた)
side panel たんすや棚などの側面の板、側板のこと。
方杖 (ほうづえ)
brace 1.柱とそれに取り合う横架材の入隅に入れる斜材。軸組を固め、木造でもラーメン構造に近い効果を期待できる。2. 庇(ひさし)、小屋組みなどの垂れ下がりを防ぐ斜めの支柱、または突っ張り材。「頬杖」とも書く。取付け角度は45度を最良とする。
法隆寺 (ほうりゅうじ)
607年創建。現存する世界最古の木造建築物。建築後約1300年経過した飛鳥様式の金堂、五重塔、中門、回廊を中心にした西院と奈良時代以降建てられた天平様式の夢殿を中心にした東院からなる。1993年に世界遺産に登録された。
ホームセンター (ほーむせんたー)
HomeCenter 住関連商品のすべてを取扱う大型小売店舗。郊外立地で大型駐車場を備え、ファミリー客を集めている。団体としては「日本ホームセンター協会」がある。
補強金物 (ホキョウカナモノ)
木造の継手や仕口部にあって、それらの接合部の補強や材の脱落防止のために用いられる金物。その金物自体は、接合部の応力を長期にわたって負担しないもの。
北米材 (ほくべいざい)
North American timbers わが国に輸入される外材のうち、おもにアメリカ産およびカナダ産の丸太や製材品。総称して米材ともいう。主要なものとしては、ベイマツ、ベイツガ、ベイヒ、ベイスギ、スプルース、ノーブルファー、ベイヒバ、ウォールナット、ホワイトオークなどがある。
北洋材 (ほくようざい)
north sea timber、Soviet Union wood、Siverian wood わが国に輸入される外材のうち、ロシア 旧ソ連の沿海州より産出する丸太や製材品。米材、南洋材に対する言葉。おもな樹種はエゾマツ、シベリアカラマツ、オウシュウアカマツ、ベニマツなどの針葉樹材。70%前後がエゾマツ、トドマツで占められている。日本の高度成長期時代の日本の十大商社では木材部に3つの部門があり、米材、南洋材、北洋材とあるのが普通であった。
歩行感 (ほこうかん)
人が床の上を歩くときの歩き易さの感覚。床の硬さと摩擦が関係する。硬い床では、疲れ易く、極端に軟らかい床では、安定感が悪く、歩きにくい。静摩擦係数と動摩擦係数の比が1に近いほど、歩き易いとされている。
保護樹 (ほごじゅ)
shelterwood 造林地の幼樹を樹種によって風害、寒害、日照りなどから守る目的のものと、希少樹種または特に研究対象として学術上保存を目的としたものとに分けられる。前者は天然林の一部の伐採を保護樹として残すか、または、成長の早い樹種の苗木を植えて保護樹に仕立てる。
補修 (ほしゅう)
repairing 単板や合板にみられる節、虫穴、割れなどを埋め木あるいはパテでつめること。
星割れ (ほしわれ)
干し割れ 木材の木口面の干し割れで、樹心から放射状に複数の割れが入ったもの。星のように見えるところから付けられた木材の欠点のひとつ。
ポストキャップ
フェンス柱の上につける飾り。金属製であったり木製の単に板だけの場合もある。木材は水が滞留しなければ腐らないので、水が染み込み易い柱の頭頂部をカバーするためにこれらのキャップをつける。また、キャップではないが、柱の頭頂部を斜めにカットすると水が流れ落ちるので同じ効果が期待できる。
保税上屋 (ほぜいうわや)
bonded shed ふ頭にある税関上屋のこと。現在は法規による私設の特許上屋も保税上屋と改称されている。輸入貨物の上屋蔵置期間は法規で1ヵ月間が認められその間は保税の特典がある。→保税制度
保税工場 (ほぜいこうじょう)
bonded factory 加工貿易を奨励するため、外国貨物を輸入手続未済のまま加工し、または、これを原料として製造、改装、仕分けなどの保税作業を行う工場。
保税倉庫 (ほぜいそうこ)
bonded warehouse 税関長の許可を得て外国貨物の輸入手続きをすることなく長期間保管できる場所をいう。この措置によって関税納付、またはその金利負担の軽減を図ることができる。保税倉庫に外国貨物を保管できる期間は承認された日から2年とされている。
枘 (ほぞ)
tenon 部材の接合仕口の一つ。角材や板を接合させる場合、一方の材の端に凸状に加工した突出部。ほぞの長さにより通しほぞ、止めほぞなどがあり、またほぞの形にも平ほぞ、蟻ほぞ、地獄ほぞなどがある。ほぞは差し込まれているだけなので、それだけでは挽き抜けてしまうため、楔や込栓、鼻栓または釘などによって緊結するか、上部から荷重を掛けてはずれることがないようにする。
枘穴 (ほぞあな)
mortiser 枘を差し込むための四角な穴。
細筋違い (ほそすじかい)
大貫(おおぬき)を用いた筋かいで、おもな引張り側で抵抗するもの。抜け節などのある大貫は使用しない。耐力壁線上には一対でA形またはV形になるように配置しないと効果が少ない。また、その端部の接合には、性能の確認された金物の使用が効果的である。
ホゾ継ぎ (ほぞつぎ)
tenon joint ホゾを接合仕口として二つの部材を連結する方法。一方の部材の端部に突出部を設け、他方の部材に突出部と同じ大きさの穴をあけて差し込む。家具や建具では「ほぞ接ぎ」といい、建物では「ほぞ差し」という。
ほぞ取り盤 (ほぞとりばん)
tenoning machine、tenoner ほぞをつくるための機械。立てに挽く丸鋸(まるのこ)との横に挽く用の丸鋸の組み合わせにより一度にほぞを作り出せる木工機械。、建具、高級ドア工場では必要欠くことのできない設備
枘挽き鋸 (ほぞびきのこ)
tenon saw 背金付きの胴付き鋸の一種で、歯形が縦挽き形のもの。
榾木 (ほだぎ)
bed log 椎茸などのきのこ類を栽培するための原木。コナラ、クヌギが最良。他にクリ、シイ、カシ、ミズナラも利用される。樹皮の厚いもの(クヌギ、コナラなど)は10~20年の若木、薄いもの(シイ、カシなど)は30年以上のものが適当。原木の伐倒は樹液の流動休止期の晩秋から早春にかけて行う。
方建て板 (ほだていた)
side panel たんすや棚などの側面の板、側板のこと。
北海道の木 (ほっかいどうのき)
えぞまつ(蝦夷松)指定されている。
ホットプレス
hot press 蒸気や電気による加熱装置を備えた木工プレス機。突板などの薄板の貼り付け接着に用いられる。加熱することで接着剤の効果を促進する。熱源としては蒸気、熱水、電熱、高周波があるが、蒸気を用いることが多い。生産量、種類によって20~50段と多段のものが多い。
ホットメルト
hot melt 高分子物質で常温の時は固体、加熱すると溶融する。主に使用されるのは、自動縁張り機用の接着剤としてである。
ホットラッカー
hot lacquer ホットスプレー用に調整されたハイソリッド型のラッカー。
ホッパー
hopper 「マガジン magazine 」ともいわれ、漏斗(じょうご)型投入器ということで、加工材を自動送り機械に自動供給するために、一時加工材を貯めておき、順順に送り込む装置の事である。
骨 (ほね)
襖の心になる縦横の組子。障子の組子のことをいうこともある。
ホモゲンホルツ
Homogen holz パーティクルボードの商品名。均質な(homogeneousホモジニアス)という言葉から、パーティクルボードの代名詞のように使われている。
彫り (ほり)
carve 彫刻すること。または彫刻のような凹凸。
堀渡し (ほりわたし)
原木の売買方式の一つ。貯木池で木材を引渡す場合、沖荷役賃、筏組み、曳航費等を売買条件とすること。
本足場 (ほんあしば)
建地を2列に配し、それに布、腕木、筋かいを取付構成される建物外部に掛けられる足場。腕木上に足場板を架け渡して作業床とする。丸太本足場、短管本足場がある。
本国挽き (ほんごくびき)
home land sawing 輸入材の材種の一つで、現地で製材した木材を輸入することで現地挽きともいう。日本の規格に合ったものと日本で再製材して規格材とする半製品がある。内地挽き、国内挽きに対する語。
本実 (ほんざね)
板を接合する場合に板同士がかみ合うように、板傍(いたそば)に加工した凸形の突起。その突起が差さるように、一方には決(しゃく)り加工(本実決り)をする。突起の厚さは板厚の13程度。
本核矧ぎ (ほんざねはぎ)
tongue joint、grooved and tongued joint 一方の部材に核、突起をつくり出し、もう一方に溝をつくり嵌合する板の矧ぎ方のことである。
本船渡し (ほんせんわたし)
free on board 船積み港における本船への持込み渡しのことで国際貿易用語の略称はF.O.B.。アメリカ用語はF.O.B.vesselである。[
本床 (ほんどこ)
正式の床のこと。柱はすべて角材を用い、畳寄せ上に床框をおき、床に畳を敷いたもの。床に向って光線が右から差すのを本床、上(かみ)座床、陽床といい、左方から差すのが逆(さか)床、下(しも)床、陰床ともいう。
本柱 (ほんばしら)
main post 建物の主要な柱、または主要な部分の柱。庇(ひさし)部分の側柱や門の控柱などに対していう。
本間 (ほんま)
京間の通称名。
防火構造 (ぼうかこうぞう)
fire retardant construction 建築基準法で定義されている防火上の構造。延焼防止のために、床、壁、天井の防火性能を満たす仕様を求めている。
ボードウォーク
木製の歩道、住宅用がウツドデッキと呼ぶのに対し、ウォーターフロントなどの場所に利用するデツキ又は公共工事のデッキはこのボードウォークと呼ぶことが多い。ボードウォークに使われる場合は耐摩耗性の良い、ハードウッドが使われるケースが多く、さらに靴であるくことから滑り止めのために床板の表面にリブ加工と言う溝をつけて滑り止めの加工をすることが多い
ボタニカルアート
Botanicalart 植物の形態をできるだけ正確に、しかも植物学的記載にかなうように描いた絵。直訳すると「植物画」だが、植物を描いた一般の絵画とは若干異なる。ヨーロッパでは中世までは多少デフォルメされて描かれていたが、ルネサンス以降次第に忠実に描かれるようになってきた。

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