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丹 (に)
建物に塗る塗料の顔料。丹色(にいろ)とは、赤みがかった灰黄色から赤褐色に用いられる、いわゆる赤土の色のことです。「丹」は、赤土の古語で、「あか」とも読みます。また「丹(たん)」の黄色みを帯びた鮮やかな赤の別名でもあります。 伝統的な社寺が赤く塗られてきたのは、建物を彩ることで魔除けや神性を表す視覚的な意味のほかに、朱や丹という顔料は金属を原料としているので、虫害・腐食から建物自身を守る役割もあります。
新潟県の木 (にいがたけんのき)
「ゆきつばき(雪椿)」が県の木として指定されている。
二液性塗料 (にえきせいとりょう)
主剤に乾燥剤を加えることにより乾燥硬化する塗料。ポリエステル塗料など。
二王門 (におうもん)
寺の門で両脇に金剛力士像を安置した門。京都仁和寺の場合、門に仁王像が2体安置されていることから、「二王」として、その二王を安置する門も「二王門」となっています。
2階梁パネル (にかいばり)
second floor girder 階上の床梁のこと。現在ではは米マツの平角を使う。
2級建築士 (にきゅうけんちくし)
Ⅱ class autholized architecter and builder  国家試験の一つ。建築基準法に基づいて都道府県知事が行う2級建築士試験に合格し、知事の免許を受けた者。建築物の設計、工事監理、工事の指導監督、建築物の調査、鑑定などの業務または代行をする。「木造建築物の場合、延べ面積が1000m2までのもの」など、建物の規模と構造で業務の範囲が決められている。
握り箸 (にぎりばし)
箸を使ううえでのマナー、タブー用語。子供が最初に持つかたちで、初歩的な持ち方で、箸の利用として機能は果たしにくい。食事の途中で握り箸にすると、相手に攻撃をしかける意味となる。
肉巻き (にくまき)
枝や幹を切除した跡が、時間が経つにつれ癒着して新しい表皮ができ、治っていくこと。肉巻きしやすい樹種・しにくい樹種がある。松柏類はヤニの多いもの、雑木なら楓やもみじが肉巻きがしやすい。また、ぶななど肉巻きはしやすいが巻いた跡が黒ずむ樹種もある。
肉盛り (にくもり)
padding パテなどを埋めたときの盛上がりの状態をいう。
逃げ面 (にげめん)
back face 刃物の背面、背のこと。
西川林業 (にしかわりんぎょう)
Nishikawa forestry 小丸太の生産地として知られる。埼玉県西南部の荒川の支流、入間川の水源地帯約2万haの地域。集約的育林作業でスギ30~35年、ヒノキ40~45年の短伐期で形質優良の小、中丸太を生産。西の吉野材に対して東の吉野といわれる一面がある。起源は徳川時代の初期、江戸城をはじめ市街地形成に必要な木材の供給源として天然林を伐採し、天然林の減少に伴ってスギ、ヒノキの人工造林が行われ、入念な育林によって良材を生産するようになった。
二次生長 (にじせいちょう)
aecondary growthまたはthickening 樹木の生長は上長肥大生長で、そのうちの直径の肥大生長をいう。
滲み (にじみ)
blot spread 1.木材の仕上がった表面に樹脂分などが浮かび出て汚れること。2.色の境界がはっきりせず、ある色が他の色に溶けてうっすら混じり合うこと。
二重価格制 (にじゅうかかくせい)
double price system 同一品でA、B2国の輸入価格が違う場合があり、政治的事情で高い方の品を買い入れなければならないとき差額を政府が補償して輸入するときの価格措置。
二重回り縁 (にじゅうまわりぶち)
天井回り縁を二重にした形式で、回り縁と天井長押(なげし)からなる。格式を重んじる広間で竿縁(さおぶち)天井としたときは天井長押を付けて二重回し縁とすることが多い。→まわりぶち、てんじょうなげし
二重門 (にじゅうもん)
1階の両脇に軸部、組物、軒が組まれ、二重に屋根が設けられたもので、古代寺院の中門(ちゅうもん)、禅宗寺院や浄土宗の三門に用いられた。門の各種の形式の中で最も格式が高く、また規模も大きなものが多い。法隆寺中門は現存最古の二重門である。→ろうもん
2次林 二次林 (にじりん)
Secondary Forest 原生林が伐採や山火事、水風害で破壊された後に発達した林で、通常は陽樹より構成される。天然更新ともいわれるもので、種子が落下して成長する場合(天然下種更新)と、木の根株から発芽して成長する場合がある。
日本農林規格 (にっぽんのうりんきかく)
Japanese Agricultural Standard(JAS) 農林物資規格法(昭和25年法律175号)に基づいて農林大臣が指定した農林物資の規格をいい、JASの略称が使われている。木材関係では、「素材の日本農林規格」「製材の日本農林規格」をはじめ、「薄板」「合板」「床板」「建具材」「枕木」「きり材」「押角」「集成材」「坑木」「耳付き材」「くい丸太」「鋼船用木材」「木造船用材」「電柱用素材」「腕木」「木箱」などが制定されている。
日本緑化センター (にっぽんりょっかせんたー)
Japan Afforestation Center 国土緑化の円滑な推進をはかる目的で、昭和48年9月10日に設立された団体。基金は民間資本5億5700万円、政府助成6億円をもって構成 51年4月 、緑化に関する総合的な調査研究、技術の開発、情報の収集と提供、緑化技術の普及と指導を行う。
二度挽き (にどびき)
木材の修正挽きの方法。定められた寸法の製材品を得るのに、乾燥収縮や狂いをあらかじめ見込んで大きめに荒挽き 歩増し とておき、落ち着いてから、改めて2度目に定められた寸法に挽きたてて製品とするのでこう呼ばれる。「八面挽き」ともいう。
2年枝 (にねんし)
前の年に伸びた枝のこと。
日本工業規格 (にほんこうぎょうきかく)
Japanese Industrial Standard (JIS) 日本の鉱工業品や建築物その他の生産、流通、消費に関する基準として、各主務大臣が日本工業標準調査会にはかって定めた規格。なお日本の木材の規格には他に「JAS(日本農林規格)」「AQ(優良木質建材等認証)」がある。JISが関係するのはコンクリートやモルタル、窓ガラス、ボードや下地材、屋根材やエクステリア材、断熱材など様々な建築材料です。
日本住宅・木材技術センター (にほんじゅうたくもくざいぎじゅつセンター)
木造住宅などに関する木材の利用技術の開発や普及、また関連産業の活性化を目的として、昭和52年11月24(1977)に農林水産省と建設省の許可を受け設立された財団法人。木造住宅や木材に関する 1.調査、研究、開発、2.試験、検査、3.各種の承認、認定、4.普及指導、情報提供の事業を行っている。木材業界にとっては木造住宅との接点の重要な戦略拠点となっている。木造住宅の標準化や技術基準の作成および指導など10項目の事業目的が明記されている
二枚鉋 (にまいがんな)
明治時代後半に考案された逆目を防ぐために鉋。鉋の普通の刃のほかにもう一枚の刃を裏面に入れた2枚刃の鉋。裏金によって、鉋屑(かんなくず)がすぐに折り曲げられ、鉋身(かんなみ)が材に深く食い込むことがなくなるため、逆目になりにくい。「合わせ鉋」「合せ鉋」「両刃鉋」ともいう。
二枚開き (にまいびらき)
両開きの扉のこと。
荷役料 (にやくりょう)
丸太、製品ともに移動のたびに荷役料がかかるが、一般的には輸入材の置場での荷役料をさす場合が多い。C&Fで輸入される場合、船内荷役 荷揚げのフックを離すまで は運賃に含まれている場合が多いが、荷揚げされた製品の横持ち、仕分け、置場保管料など、トラックに積込むまでの作業全般が荷役経費とされている。東京15号地の米材製品の保管料は一期当りm31800円、その他費用のすべてを含めた荷役経費は平均してm33000円見当が見込まれている。 1995年12月現在 [
新木(にゅうぎ ) (にゅうぎ)
小正月に門口に立てて置く割り木。十二月と書いたり、12本の横線を書いたりする。御新木(おにぎ)、鬼打ち木ともいう。
入札 (にゅうさつ)
bid、tender 売買、請負契約で行われ、1人の売手が多数の買手から書面により買入価格を申込ませ、売買契約をそのうちの最高価格申込者と結ぶ場合と、1人の買手が多数の売手から書面によって売渡価格を申込ませ、売買契約をそのうちの最低価格申込者と結ぶ場合とある。
ニュージーランド材 
New Zealand log ニュージーランドで生産され日本に輸入される木材。主にラジアータパイン、ポンデロッサパインが輸入されている。広葉樹のビーチやカウリなどは普通ニュージランド材と呼ばず、先の針葉樹のみをニュージ材という。一時期住宅用の梁に利用する米松の代用材として利用されたが、材が柔らかく、ボルトが締めきれないなどの問題があり、短期間に終わった。仮設材、土木材、包装材、パルプ材など用途としては格落ちしたところに用いられてきた。ただ近年は木材の加工技術の進歩によりムクのままドアに利用したり、特殊乾燥を2回行い、防腐剤を完全にしみこませ屋外での耐久性を40年まで延長させている事例も出て来ている。
如鱗杢 (にょりんもく・じょりんもく)
fish scale figure 変形木理の一つ。昔から魚の鱗のように見えるものと言われているが、鱗には見えない。しかしケヤキ、ヤチダモ、タブ、などに現われる複雑で変わった杢(木)目。この木材は銘木として扱われる。他に鳥眼杢 (ちょうがんもく)、鶉杢 (うずらもく)、葡萄杢 (ぶどうもく)、泡杢 (あわもく)、牡丹杢 (ぼたんもく)、孔雀杢 (くじゃくもく)、鯖杢 (さばもく)、斑紋杢 (はんもんもく)などの杢がある。
二類合板  (にるいごうはん)
1類合板に次ぎ高度の耐水性を有し、建築物の内装、家具、車両、船舶などに用いる。純度の高いユリア(尿素)樹脂接着剤などを用いたものが標準。JAS規格では多少の湿潤に耐えるもので、含水率および温冷水浸漬接着力試験に合格したものと規定している。合格品には、(財)日本合板検査会の証紙が貼られている
人字束 (にんじつか)
人字形割束(ひとじがたわりづか)のこと。「人」という字のように下部が二手に分かれている中備の一種です。中国からの技術とされるものの、現存する事例は法隆寺金堂高欄の腰組にあるのみで、事実上アジア唯一の非常に珍しい様式です。

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