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小説と木
  1. イチョウ 2箇所
  2. シュロ 1箇所
  3. スギ 1箇所
  4. フヨウ 1箇所

夏目漱石の小説「二百十日」に出てくる樹木や木製品

この小説の初出は1906 年、文庫本におけるページ数は81 ページ
ページ 元樹種 掲載樹種 掲載言葉
8 イチョウ 銀杏の樹 「銀杏の樹が1本、門前にあった」
8 イチョウ 銀杏の樹 「銀杏の樹から本堂まで、一丁半ばかり、
12 庫裏 庫裏 門前から見るとただ大竹藪ばかり見えて、本堂も庫裏もない様だ。
14 向うの椽側では、六十余りの肥った爺さんが、丸い背を柱にもたして、
14 椽側 椽側 向うの椽側では、六十余りの肥った爺さんが、丸い背を柱にもたして、
18 垣根 垣根 「それから垣根の朝顔が、茶色に枯れて、引っ張るとがらがら鳴る時分、
18 障子 腰障子 それから門前の豆腐屋がこの鉦を合図に、腰障子をはめる」
20 シュロ 棕梠緒 棕梠緒の貸下駄には都らしく宿の焼印が押してある。
20 下駄 貸下駄 棕梠緒の貸下駄には都らしく宿の焼印が押してある。
23 杉箸 杉箸 ここいらの饂飩はまるで杉箸を食うようで腹が突張たまらない」
25 敷居 敷居 「仕方がないから、襯衣(シャツ)を敷居の上へ乗せて、手頃な丸い石を拾って来て、こつこつ叩いた。
28 木枕 木枕 さっき温泉(ゆ) に這入りに来る時、覗いて見たら、二人共木枕きをして、ぐうぐう寝ていたよ」
28 木枕 木枕 「木枕をして寝られるくらいの頭だから、そら、そこで、その、小手を取られるんだあね」
34 フヨウ 白芙蓉 上がり口に白芙蓉が五六輪、夕暮の秋を淋しく咲いている。
38 木に竹を接いだ 持って来て、木に竹を接いだようにつけた。
44 障子 障子  下女は障子をあけて、椽側へ人指しゆびを擦りつけながら、
44 椽側 椽側  下女は障子をあけて、椽側へ人指しゆびを擦りつけながら、
44 椽側 椽側 どれと、圭さんはすぐ椽側へ飛び出す。
49 雑木林 雑木林 しばらくは雑木林の間を行く。道幅は三尺に足らぬ。
50 スギ 杉の梢 白木の宮に禰宜の鳴らす柏手(かしわで)が、森閑と立つ杉の梢に響いた時、
50 たまに草鞋の切れが茨にかかっている。
50 雑木林 雑木林 雑木林を小半里ほど来たら、怪しい空がとうとう持ち切れなくなったと見えて、
50 とうとう阿蘇の社までは漕こぎつけた
50 樹と樹の間 圭さんの影を見失った。樹と樹の間をすかして見ても何にも見えぬ。
50 杉の梢 白木の宮に禰宜の鳴らす柏手(かしわで)が、森閑と立つ杉の梢に響いた時、
50 梢にしたたる雨の音が、さあと北の方へ走る。
50 森閑 森閑 白木の宮に禰宜の鳴らす柏手(かしわで)が、森閑と立つ杉の梢に響いた時、
50 白木 白木 白木の宮に禰宜の鳴らす柏手(かしわで)が、森閑と立つ杉の梢に響いた時、
50 木の葉 木の葉 すぐ新しい音が耳を掠めて、翻える木の葉と共にまた北の方へ走る。
51 一時間ほどで林は尽きる。
51 林が尽きて、青い原を半丁と行かぬ所に、大入道の圭さんが空を仰いで立っている。
64 そうして杖につくさ。杖が出来ると、少しは歩行けるだろう」
64 そうして杖につくさ。杖が出来ると、少しは歩行けるだろう」
77 自然木 自然木 幸い太い瘤だらけの頑丈な自然木(じねんぼく)が、付けてあるから、
77 自然木 自然木 その自然木の彎曲した一端に、鳴海絞の兵児帯が、
  1. こころ
  2. それから
  3. 吾輩は猫である
  4. 硝子戸の中
  5. 草枕
  6. 文鳥
  7. 夢十夜
  8. 永日小品
  9. 思い出す事など
  10. ケーベル先生
  11. 変な音
  12. 手紙
  13. 坊ちゃん
  14. 三四郎
  15. 二百十日
  16.  
  17. 野分
  18. 抗夫
  19. 倫敦塔
  20. カーライル博物館
  21. 幻影の盾
  22. 琴のそら音
  23. 一夜
  24. 琴のそら音
  25. 薤露行
  26. 趣味の遺伝

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