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小説と木
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  3. フジ 1箇所
  4. クリ 1箇所

太宰治の小説 「善蔵を思う」に出てくる樹木や木製品

この小説の初出は1940年、文庫本におけるページ数は23ページ

ページ 元樹種 掲載樹種 掲載言葉
58 リンゴ 真紅の苹果 黄金色の稲田と真紅の苹果に四年連続の豊作を迎えようとしています、
150 クリ 栗のように 顔は栗のように下ぶくれで蒼黒く、針のように細い眼が、いやらしく光って笑い、歯は真白である。
150 バラ 薔薇の花 いまは、庭の、薔薇の花を見て居る。
150 バラ この薔薇 この薔薇は、私が、瞞されて買ったのである。
150 バラ 薔薇を 薔薇を、な、これだけ植えて育てていたのですけんど、
151 バラ 薔薇を 薔薇をこれだけ、ちょっと植えさせて下さいましい、
151 フジ 藤色 藤色の伊達巻をきちんと締め、
152 バラ 薔薇を それは、御苦労さまでした。薔薇を拝見しましょうね。
152 バラ 薔薇は 薔薇は、菰に包まれて、すべて一尺二、三寸の背丈で、八本あった。
152 縁側 縁側に出た 無理な微笑さえ浮べて縁側に出たのである。
152 蕾さえ 蕾さえ無いのである。
153 バラ 薔薇が 薔薇が、可哀そうだから、お願いするのですもの。
154 バラ 薔薇を この人に、お金をやってくれ。薔薇を買ったんだ。
154 バラ 八本の薔薇 贋百姓は落ちついて八本の薔薇を植え
154 バラ 薔薇は いいじゃないの。薔薇は、ちゃんと残っているのだし。
154 バラ 薔薇は 薔薇は、残って在る。
154 バラ 薔薇に夢中に 私は、この薔薇に夢中になった。
154 添木 添木 萱で添木を作ってやった。
155 バラ 薔薇にも どの薔薇にも、うようよついていたのを、一匹残さず除去してやった。
155 バラ 薇は、 薔薇は、どうやら枯れずに育った。
155 縁側 縁側に立って垣根の みれんがましく、縁側に立って垣根の向うの畑地を眺める。
155 見窄らしい薔薇 見窄らしい薔薇 今は、この見窄らしい薔薇が、どんな花をひらくか、それだけに、すべての希望をつながなければならぬ。
155 枯れた葉 枯れた葉 枯れた葉を一枚一枚むしりとってやった。
155 根を 枯れるな、枯れるな、根を、おろせ。
155 枝を 枝を剪んでやった
155 畑には、芋の葉が秋風に吹かれて一斉にゆさゆさ頭を振って騒いでいるだけで、
156 リンゴ 真紅な苹果 さいわいに黄金色の稲田と真紅な苹果(りんご)に四年連続の豊作を迎えようとしています。
159 リンゴ 苹果の頬 黄金の波、苹果の頬。
163 行李 行李りの底に 家内は、ものものしく油紙に包んで行李りの底に蔵している
172 非キーワード 悲しみ 私は自分を、幸福な男だと思った。悲しみは、金を出しても買え、という言葉が在る。青空は牢屋の窓から見た時に最も美しい、とか。
174 バラ 八本の薔薇 友人は、私の庭の八本の薔薇に眼をつけ、意外の事実を知らせてくれた。
174 バラ か優秀の薔薇 これは、なかなか優秀の薔薇だ、と言うのだ。
174 バラ 薔薇に就いて 友人は、薔薇に就いては苦労して来たひとである。
174 バラ 薔薇を植えて 大久保の自宅の、狭い庭に、四、五十本の薔薇を植えている。
174 バラ 薔薇のむだな 薔薇のむだな枝を、熱心にぱちんぱちんと剪み取ってくれている。
174 バラ 薔薇の生きて在る限 この薔薇の生きて在る限り、私は心の王者だと、一瞬思った。
174 縁側 は縁側に腰かけ 私は縁側に腰かけ、煙草を吸って、ひとかたならず満足であった。
174 薔薇のむだな枝 薔薇のむだな枝を、熱心にぱちんぱちんと剪み取ってくれている。
1550 垣根の 縁側に立って垣根の みれんがましく、縁側に立って垣根の向うの畑地を眺める。
  1. 思い出
  2. 玩具 
  3. 逆行
  4. 猿ヶ島
  5. 陰火
  6. 猿面冠者
  7. 魚服記
  8. 葉 
  9. 雀こ
  10. 地球図
  11. 道化の華
  12. 彼は昔の彼ならず
  13. ロマネスク
  14. めくら草紙
  15. 親友交歓
  16. トカトントン
  17. ヴィヨンの妻
  18. おさん
  19. 家庭の幸福
  20. 桜桃
  21. バンドラのはこ
  22. 正義と微笑
  23. 葉桜と魔笛
  24. 美少女
  25. 火の鳥
  26. 華燭
  27. 老人ハイデルベルヒ
  28. 八十八夜
  29. 懶惰の歌留多
  30. 春の盗賊
  31. 兄たち
  32. 新樹の言葉
  33. I can speak
  34. 誰も知らぬ
  35. 秋風記
  36. 愛と美について
  37. 人間失格
  38. 津軽
  39. 女生徒
  40. おさん
  41. きりぎりす
  42. 貨幣
  43. 饗応夫人
  44. 十二月八日
  45. 雪の夜の話
  46. 千代女
  47. 待つ
  48. 誰も知らぬ
  49. 燈籠
  50. 皮膚と心
  51. 葉桜と魔笛
  52. ダス・ゲマイネ
  53. 帰去来
  54. 駆込み訴え
  55. 故郷
  56. 女生徒
  57. 走れメロス
  58. 東京八景
  59. 富嶽百景
  60. 満願
  61. あさましきもの
  62. モナコ小景
  63. 哀蚊
  64. 花火
  65. 貨幣
  66. 怪談
  67. 角力
  68. 戯曲 虚勢
  69. 犠牲
  70. 股をくぐる
  71. 虎徹宵話
  72. 口紅
  73. 此の夫婦
  74. 最後の太閤
  75. 私のシゴト
  76. 将軍
  77. 掌劇 名君
  78. 針医の圭樹
  79. 赤心
  80. 断崖の錯覚
  81. 地図
  82. 彼等と其のいとしき母
  83. 負けぎらいト敗北ト
  84. 洋之助の気焔
  85. 律子と貞子
  86. 鈴打
  87. 哄笑に至る
  88. 斜陽
  89. 薄明
  90. 苦悩の年鑑
  91. 十五年間
  92. たずねびと
  93. 男女同権
  94. 冬の花火
  95. 春の枯葉
  96. メリイクリスマス
  97. フォスフォレッスセンス
  98. 饗応夫
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  101. 眉山
  102. 女類
  103. グッド・バイ
  104. 渡り鳥
  105. 燈籠
  106. 姥捨
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  117. 日の出前


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