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小説と木
  1. バラ 6箇所
  2. グミ 4箇所
  3. サンゴジュ 1箇所
  4. ボタン 1箇所

太宰治の小説「女生徒」に出てくる樹木や木製品

この小説の初出は 1938年、文庫本におけるページ数は 54ページ
ページ 元樹種 掲載樹種 掲載言葉
89 バラ 白い薔薇の花 胸のところに、小さい白い薔薇の花を刺繍して置いた。
89 雑木林 前の雑木林を おみおつけの温あたたまるまで、台所口に腰掛けて、前の雑木林を、ぼんやり見ていた。
89 雑木林 前の雑木林 しかもそっくり同じことを考えながら前の雑木林を見ていた、
92 頬杖 軽く頬杖して もの憂そうに軽く頬杖して、外を通る人の流れを見ていると
92 バラ 薔薇のワルツ 急に音楽、薔薇のワルツ。ああ、おかしい、おかしい。
93 森の小路 途中、神社の森の小路を通る。これは、私ひとりで見つけて置いた近道である
93 森の小路 森の小路を歩きながら、ふと下を見ると、麦が二寸ばかりあちこちに、かたまって育っている。
93 森の中に 去年も、たくさんの兵隊さんと馬がやって来て、この神社の森の中に休んで行った
93 森の小路 神社の森の小路を抜けて、駅近く、労働者四、五人と一緒になる。
93 馬の桶 ことしも、兵隊さんの馬の桶からこぼれて生えて、ひょろひょろ育ったこの麦は、
101 植木屋 植木屋 うちのお庭を手入れしに来ている植木屋さんの顔が目にちらついて、しかたがない。
101 植木屋 植木屋さん どこからどこまで植木屋さんなのだけれど、
101 植木屋 植木屋さん それこそ植木屋さんに逆もどりだけれど、黒いソフトを深くかぶった日蔭の顔は、
101 植木屋 植木屋さん 植木屋さんにして置くのは惜しい気がする。
101 植木屋 植木屋さん お母さんに、三度も四度も、あの植木屋さん、はじめから植木屋さんだったのかしら、とたずねて、しまいに叱られてしまった。
101 植木屋 植木屋さん お道具を包んで来たこの風呂敷は、ちょうど、あの植木屋さんがはじめて来た日に、
104 頬杖 机に頬杖ついて 机に頬杖ついて、ぼんやり窓のそとを眺める。
104 バラ 薔薇の花 お庭の隅に、薔薇の花が四つ咲いている。黄
106 バラ 薔薇の花 先生は、私の下着に、薔薇の花の刺繍のあることさえ、知らない。
108 櫛一本 もじゃもじゃの赤い髪を櫛一本に巻きつけている。
109 ただ、木、道、畠、それだけなのだから。
109 並木路 小さい並木路 小さい並木路を下るときには、振り仰いで新緑の枝々を眺め、ま
109 新緑 新緑の枝々 振り仰いで新緑の枝々を眺め、まあ、と小さい叫びを挙げてみて、
109 新緑の枝々 振り仰いで新緑の枝々を眺め、まあ、と小さい叫びを挙げてみて、
110 森の中 神社の森の中は、暗いので、あわてて立ち上って、おお、こわこわ、
110 そそくさ森を通り抜け、森のそとの明るさに、わざと驚いたようなふうをして、いろいろ新しく新しく、
110 そそくさ森を通り抜け、森のそとの明るさに、わざと驚いたようなふうをして、いろいろ新しく新しく、
111 木立 木立の間に そのピンクの靄がゆらゆら流れて、木立の間にもぐっていったり、
111 バラ 薔薇 これは、この空の色は、なんという色なのかしら。薔薇。火事。虹
111 木の葉 木の葉 それから、いまほど木の葉や草が透明に、美しく見えたこともありません。
111 グミ 茱萸の実 井戸端の茱萸の実が、ほんのりあかく色づいている。
111 茱萸の実 井戸端の茱萸の実が、ほんのりあかく色づいている。
111 グミ 茱萸 私が夕方ひとりで茱萸をとってたべていたら、
111 グミ 茱萸 ばかなやつ。茱萸を食べる犬なんて、はじめてだ。
111 グミ 茱萸 私も背伸びしては、茱萸をとって食べている。
114 バラ 薔薇 和服に着換え、脱ぎ捨てた下着の薔薇にきれいなキスして、
118 ボタン 牡丹の花弁 牡丹の花弁のように、鳥の羽の扇子のようにお皿に敷かれて、
121 お箸 お箸とお茶碗ほおり出して、大声あげて泣こうかしらと思った。
124 根も葉もない 根も葉もない 根も葉もない思案の洪水から、きれいに別れて、
125 蜜柑箱 蜜柑箱 お風呂番をしながら、蜜柑箱に腰かけ、ちろちろ燃える石炭の灯をたよりに学校の宿題を全部すましてしまう。
126 サンゴジュ 珊瑚樹 珊瑚樹の青い葉が窓から覗いていて、一枚一枚の葉が、電燈の光を受けて、強く輝いている。
126 青い葉 珊瑚樹の青い葉が窓から覗いていて、一枚一枚の葉が、電燈の光を受けて、強く輝いている。
126 一枚一枚の葉 珊瑚樹の青い葉が窓から覗いていて、一枚一枚の葉が、電燈の光を受けて、強く輝いている。
128 頬杖 頬杖つきながら お部屋へ戻って、机のまえに坐って頬杖つきながら、
  1. 思い出
  2. 玩具 
  3. 逆行
  4. 猿ヶ島
  5. 陰火
  6. 猿面冠者
  7. 魚服記
  8. 葉 
  9. 雀こ
  10. 地球図
  11. 道化の華
  12. 彼は昔の彼ならず
  13. ロマネスク
  14. めくら草紙
  15. 親友交歓
  16. トカトントン
  17. ヴィヨンの妻
  18. おさん
  19. 家庭の幸福
  20. 桜桃
  21. バンドラのはこ
  22. 正義と微笑
  23. 葉桜と魔笛
  24. 美少女
  25. 火の鳥
  26. 華燭
  27. 老人ハイデルベルヒ
  28. 八十八夜
  29. 懶惰の歌留多
  30. 春の盗賊
  31. 兄たち
  32. 新樹の言葉
  33. I can speak
  34. 誰も知らぬ
  35. 秋風記
  36. 愛と美について
  37. 人間失格
  38. 津軽
  39. 女生徒
  40. おさん
  41. きりぎりす
  42. 貨幣
  43. 饗応夫人
  44. 十二月八日
  45. 雪の夜の話
  46. 千代女
  47. 待つ
  48. 誰も知らぬ
  49. 燈籠
  50. 皮膚と心
  51. 葉桜と魔笛
  52. ダス・ゲマイネ
  53. 帰去来
  54. 駆込み訴え
  55. 故郷
  56. 女生徒
  57. 走れメロス
  58. 東京八景
  59. 富嶽百景
  60. 満願
  61. あさましきもの
  62. モナコ小景
  63. 哀蚊
  64. 花火
  65. 貨幣
  66. 怪談
  67. 角力
  68. 戯曲 虚勢
  69. 犠牲
  70. 股をくぐる
  71. 虎徹宵話
  72. 口紅
  73. 此の夫婦
  74. 最後の太閤
  75. 私のシゴト
  76. 将軍
  77. 掌劇 名君
  78. 針医の圭樹
  79. 赤心
  80. 断崖の錯覚
  81. 地図
  82. 彼等と其のいとしき母
  83. 負けぎらいト敗北ト
  84. 洋之助の気焔
  85. 律子と貞子
  86. 鈴打
  87. 哄笑に至る
  88. 斜陽
  89. 薄明
  90. 苦悩の年鑑
  91. 十五年間
  92. たずねびと
  93. 男女同権
  94. 冬の花火
  95. 春の枯葉
  96. メリイクリスマス
  97. フォスフォレッスセンス
  98. 饗応夫
  99. 人、
  100. 美男子と煙草
  101. 眉山
  102. 女類
  103. グッド・バイ
  104. 渡り鳥
  105. 燈籠
  106. 姥捨
  107. 黄金風景
  108. 畜犬談
  109. おしゃれ童子
  110. 皮膚と心
  111. 善蔵を思う
  112. きりぎりす
  113. 佐渡
  114. 千代女
  115. 風の便り
  116. 水仙
  117. 日の出前
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