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小説と木
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  10. ボタン 1箇所
  11. ヒノキ 1箇所

森鴎外の小説「雁」 に出てくる樹木や木製品

この小説の初出は1913年、文庫本におけるページ数は123ページ
ページ 元樹種 掲載樹種 掲載言葉
10 雑木 雑木 雑木
10 スギ 歯朶や杉菜が覗いていた
10 雑木 雑木 雑木が生えたい程生えて
11 イチョウ 銀杏 銀杏返しの髪
11 銀杏返シ 銀杏返し 結い立ての銀杏返しの鬢が
12 木を渡して
12 細く削った木を渡して
14 木を竪に並べて
14 腕の太さの木を竪に並べて
16 どぶ板のいつもこわれている
16 はね返っていたどぶ板が張り替えられたり
16 どぶ板のいつも
16 どぶ板が張り替え
19 コウヤマキ コウヤマキ 高野槇が一本と
19 コウヤマキ コウヤマキ 高野槇
20 ちゃぼ檜葉
20 木なんぞ
20 ヒノキ ちゃぼ檜葉が二十三本と
20 隠居所に木なんぞ
22 木道具 木道具
22 塩梅 塩梅 どんな塩梅だろう
22 塩梅 塩梅 どんな塩梅だろう
22 木道具 木道具の好いのが
27 クチナシ くちなし 一輪挿に山梔の花
27 クチナシ くちなし 一輪挿に山梔の花を活けた
28 アオギリ 梧桐 植えた梧桐
28 カシワ かしわ 小さい側栢がある
28 アオギリ 梧桐 植えた梧桐の
28 カシワ かしわ 小さい側栢があるばかりである
29 銀杏返シ 銀杏返し さっぱりとした銀杏返しに結って
29 イチョウ 銀杏 銀杏返し
31 拍子木 拍子木 かちかちと拍子木を打つ音がした
31 柏子木 柏子木 かちかちと柏子木
35 中島の弁天の森や
35 コウヤマキ コウヤマキ 外の高野槇の植えてある
36 白木 白木 白木造の裏門の扉を
38 モモ 島田やら桃割やらを連れていた
38 銀杏返シ 銀杏返し 銀杏返しの女を
38 銀杏返シ 銀杏返し 銀杏返しに結っている
46 コウヤマキ コウヤマキ 高野槇の枝の間から
46 ヤナギ 揺れている柳の糸と
46 ヤナギ 柳の糸
46 コウヤマキ コウヤマキ 高野槇の枝の間
62 ボタン ぼたん 牡丹の香のする
75 ユズ ゆず 債務者の脂を柚子なら苦い汁が
75 ユズ ゆず 柚子なら苦い汁
82 ヤナギ 川岸の柳の下
84 止マリ木 止まり木 止まり木をしっかり
84 止まり木をしっかり攫んで
86 カシワ かしわ 犬走りに植えた側栢が二十三本
90 草木 草木 いずれ草木の茂った
90 腕木 腕木 腕木を横切って
90 腕木 腕木 庇の腕木を横切って
90 腕木 腕木 もう庇の腕木を握っている
90 隅の柱
90 草木 草木 草木の茂った
90 腕木 腕木 腕木を握って
90 まだ隅の柱のさきに
91 腕木 腕木 蛇の体を腕木に押し附ける
91 腕木 腕木 体を腕木に
96 変わった木で刻まれたもの
103 板木 板木 珍しいものになっている板木師で
103 十三屋と云う櫛屋との外には
104 その板の上には朝霜が
117 板塀 板塀 福地の邸の板塀のはずれから
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  3. かのように
  4. 阿部一族
  5. 寒山拾得
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  7. 舞姫
  8. カズイスチカ
  9. 興津弥五右衛門の遺書
  10. 護持院原の敵打
  11. 高瀬舟
  12. 最後の一句
  13. 山椒大夫
  14. 二人の友
  15. 百物語
  16. 普請中
  17. 妄想

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