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小説と木
  1. クリ 3箇所

森鴎外の小説「のうたかたの記」に出てくる樹木や木製品

この小説の初出は1890年、文庫本におけるページ数は26ページ
ページ 元樹種 掲載樹種 掲載言葉
41 木の枝 中道なる並木の枝は
42 木の葉 目籠には、常盤木の葉
42 クリ マロオニイ マロオニイ、セニヨレ
42 片隅なる一榻に腰掛けて
43 クリ 栗箱に鼻さし入れつ
43 クリ 殆憎げなる栗うり
44 木の葉 籠の木の葉の上に置きて
45 行李 行李 借らむとするも、行李の中
45 われ一葉の舟を泛べて
50 周囲に茂れる椶櫚の葉に
50 行李 行李 いま行李より出したる
50 艸木 艸木 熱帯艸木いやが上に茂れる
55 木立 庭の木立のゆるげるのみ
56 林木 林木 東岸なる林木、漁村は
57 家の棟、木のいただきのみ
58 日頃木のはしなどのやうに
59 路は林の間に入りて
59 林を出でて
59 木蔭 木蔭を洩る稲妻に
59 草木 草木 蒸されたりし草木の
60 ここかしこなる木下蔭を過ぐるごとに
61 今木の間を出でて
61 木の間を出づる姿あり
61 木立 岸辺の木立絶えたる処に
62 枝繁りあひ広ごりて
63 板敷 板敷 半ば板敷にしたる
63 木影 今まで木影に隠れたる
31 生垣 生垣 向うは木槿の生垣で
31 柱なんぞは黒檀のように
31 コクタン 黒檀 柱なんぞは黒檀のように
31 柱なんぞは黒檀のように
31 春慶塗 春慶塗 春慶塗の卓や
31 盆栽 盆栽 盆栽を並べて置くのは
31 盆栽 盆栽 ゆっくり盆栽を眺めていた
31 シュロ 棕櫚 高い棕櫚が立っていた
31 盆栽 盆栽 棚の上の盆栽に移して
34 盆栽 盆栽 盆栽を翫んでいる
39 一枚板 一枚板。これは夏のこと
39 一枚板 倅が一枚板になったから
40 鴨居から柱
40 鴨居 鴨居 鴨居から柱
40 敷居 敷居 家の敷居 
40 紫折戸 紫折戸 紫折戸のような
40 スギ 杉の生垣の切れた
40 ハンノキ 一本一本の榛の木から
41 敷居 敷居 暫く敷居の前に立って
41 敷居 敷居 一足敷居の上に上がった
41 敷居 敷居 片足を敷居に踏み掛けた
42 体は板のようになっていて
42 一枚板  一枚板とは実に
43 木葉が掃いても掃いても
43 ナツメ なつめ 古い棗の木の下に
108 松明 松明 鍔の嵌まった松明わ手に持って
109 松明 松明 松明行列の仲間に這入って
121 木の枝 木の枝は硝子で包んだように
122 サクラ 桜の沢山植えてある所が
122 サクラ お母あ様に桜の事を
122 サクラ 桜の花もないことはありませんが
122 サクラ あっちの人は桜と云う木は
122 サクラ 桜ん坊のなる木だとばかり
122 あの人達は木の下で何をしている
122 サクラ 桜の咲く春も過ぎた
124 アオギリ 梧桐 大きい黄いろい梧桐の葉と
124 枝のある燭台のように
124 広葉を茂らせている八角全盛が
124 モミジ もみじ 赤い山もみじの葉とが
140 檐(のき) ヴェランダの檐を越して
12 ヤナギ 柳も見えねば桜も見えない
12 サクラ 柳も見えねば桜も見えない
12 ツバキ 椿 真赤な椿の花が見えて
12 ヤナギ 柳も見えねば桜も見えない
13 真赤な椿の花が見えて
14 木戸 木戸 木戸を通るのである
14 木戸 木戸 木戸の番所の址が
15 木戸 木戸 木戸を通るとき
15 子供は槌を措いて
15 二本棒を垂らしている
15 槌を持ち出そうとしたからである
16 やしろ お社 お社(やしろ)の御簾の中へ
16 木戸 木戸 木戸を通る度に起った
20 梭(ひ 機織部品) 梭の音のみが
20 サルスベリ 百日紅 花の一ぱい咲いている百日紅の木に
24 ヤナギ 楊弓 銭払うて楊弓を引いても
27 ヤナギ 楊弓 楊弓店のある
28 ヤナギ 楊弓 楊弓を引いて見ないか
28 ヤナギ 楊弓 楊弓店を出た
36 ヤナギ 楊弓 浅草の楊弓店
41 鍋の中では箸の白兵戦が始まる
50 柴折戸 柴折戸 竹垣の間の小さい柴折戸を開けて
50 植木 植木 植木が四五本次第もなく
52 植込の高い木が
52 植込 植込 お庭の植込の間から
52 植込 植込 植込の高い木が
53 シュロ しゅろ 椶櫚のような髪の毛に
58 大きな切を箸で折り曲げて
58 拍子木 拍子木 賄の拍子木が鳴る
62 朴歯 朴歯 三人共小倉袴に紺足袋で、朴歯の下駄をがらつかせて出る
62 母屋 母屋 二階建の母屋に
70 植木屋 植木屋 この植木屋のお上さんが
70 植木屋 植木屋 この話を隣の植木屋が聞いた
70 植木屋 植木屋 植木屋にお蝶という
70 植木屋 植木屋 心安くなっていた植木屋である
72 木挽 木挽 木挽町に店を出している
73 冠木門 冠木門 冠木門を出て行く友の姿が見える
75 植木屋 植木屋 お蝶と植木屋のものとに
82 冠木門 冠木門 黒い冠木門のある
88 木の葉 木の葉に止まっている
89 梶棒 梶棒 梶棒を上げた
89 板戸 板戸 家の板戸に嵌めた
91 四枚の襖である
92 櫛笄 櫛笄 大きな櫛笄(くしこうがい)を挿して
93 櫛道具 女の櫛道具を取って
104 樋の口から石に落ちる点滴が
110 二本棒 二本棒 二本棒 鼻汁
110 木戸 木戸 木戸 城の通用門
112 既に冥府のザクロの実を食べてしまっていたので
112 木材 木材 朴歯の下駄 歯を厚い朴の木材で作った下駄
112 朴歯 朴歯 朴歯の下駄 歯を厚い朴の木材で作った下駄
112 ザクロ ザクロ 既に冥府のザクロの実を食べてしまっていたので
112 ヤナギ 楊弓 楊弓 楊弓店で用いる
112 ヤナギ 楊弓 楊弓 楊弓店で用いる
112 ホウ ほう 朴歯の下駄 歯を厚い朴の木材で作った下駄
129 木挽 木挽 木挽(鋸引)人足を住まわせた
129 木挽 木挽 木挽町
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