重量物を地面に置く場合の補助木、フォークリフトで持ち上げる場合の隙間の確保のためにも使う。同様の用途としてトラックの荷台によく使われます。建設現場では型枠にコンクリートを打設するときなど、型枠が歪まないよう押さえるために使用。
安価なためさまざまなににに利用されます。
製材工場では、3メートルや4メートルで作られることが多いですが、近年では1メーターや2メーターものの注文が多くなりました。
端に置いて使うから、ということから端太角と名付けられた。との情報が時折見かけますが誤りです。
昔から土木や建築の材料は木材がメインでした。特に土木は土(つち)と木を使うので土木(どぼく)となっています。
バタ角の名前は木材と大いに関係しているのです。
ゼネコン、土木、仮設材木材販売業者などの業界用語になっています。
バタというは端太です。バタ角は端太角とも書きます。端太は端(はし)の意味で、太(た)は丸太のことです。つまり丸太の端で取れる木材ということです。
イメージイラストをごらんください。
丸太を製材していると外側は丸みがついた角材になりますね。きちんとした角材は正規の価格で販売し、丸みのついた角材は価格が優先する土木用木材として安く販売されるのです。
住宅用でる丸みのある木材はお施主様の手前もあり、利用不可ですが、土木資材であれば、工事が終了すれば取り除くので、丸みなどは関係ありません。
ゼネコンさんの若い現場主任の方が、「バタ角を注文したら丸味がついている」とクレームがあることがたまにあります。そのような時にはこの話を丁寧にしております。
現在では金属製のパイプのこともいいます。強度的には金属製の方が強いですが、価格は木材の方が安いため、用途、予算によって使い分けされています。
バタ角の名前由来のイメージ
現在のバタ角の小口