

支保工を分類すると、自立式・切りばり式・タイロッドやアースアンカーを利用する特殊式等がある。
親ぐい横矢板工法は、地下水の少ない地盤に適し、土質が軟弱な地下水の多い所では鋼矢板工法が用いられる。但し掘削深さが15m以上になると鋼矢板では施工不可能になる。
ヒービング、ボイリングの対策として十分な根入れを行う。深い掘削(50m位)に対しては、連続地中壁工法が適している。
山止め壁と腹越しの隙間は、コンクリート・くさび(キャンバー)等で充てんし、山止め壁の傾斜や崩壊を防ぐとともに、湧水による山止め背面の土砂の流出が生じることのないようにする。