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小説と木
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  9. マツ 1箇所

国木田独歩の小説 「河霧」に出てくる樹木や木製品

この小説の初出は1898年、文庫本におけるページ数は16ページ
ページ 元樹種 掲載樹種 掲載言葉
198 スギ 杉の杜 「杉の杜のひげ」と言われてその名が通っているだけ、
198 スギ 杉の杜 『「杉の杜のひげ」と綽名(あだな )せられて本名は並木善兵衛という老人のみが次のごとくに言った。
198 林などに すると二人が今来た道の方から空車(からぐるま )らしい荷車の音が林などに反響して虚空に響き渡って次第に近づいて来るのが手に取るように聞こえだした。
199 スギ 杉の杜 この老人がその小さな丸い目を杉の杜の薄暗い蔭でビカビカ輝らせて、
199 スギ 杉の杜 それが老翁(じいさん )ばかりでなく「杉の杜」というのが、
199 スギ 一本の杉 幾百年か経って今はその根方(ねがた )の周囲(まわり )五抱もある一本の杉が並木善兵衛の屋敷の隅に聳立て居て其処がさびしい四辻になっている。
199 根方 根方 幾百年か経って今はその根方(ねがた )の周囲(まわり )五抱もある一本の杉が並木善兵衛の屋敷の隅に聳立て居て其処がさびしい四辻になっている。
200 スギ 杉の杜の蔭 薄気味の悪い「ひげ」が黄鼠(いたち )のような目を輝(ひか )らせて杉の杜の蔭から斜睨(にら )んだところを今少し詳しく言えば、
200 棒の音 又力一杯に打ち込んだ棒の音が鈍く反響するというような処がある。
201 スギ 杉の杜 「杉の杜」のみは予め知っていたに違いない。
201 スギ 杉の杜 さて「杉の杜のひげ」の予言は悉く適中(あた )った。
201 スギ 杉の杜 秋の初めの九月なかば日曜の午後一時ごろ、「杉の杜」の四辻に茫然(ぼんやり )立って居る者がある。
201 スギ 杉の杜の蔭で 豊吉はしばらく杉の杜の蔭で休息でいたが、
202 うめ 樫、梅、橙などの庭木の門の上に黒い影を落としていて、
202 かし 樫、梅、橙などの庭木の門の上に黒い影を落として居て、
202 サルスベリ 百日紅 杉の生垣をめぐると突当たりの煉塀の上に百日紅が碧( みどり)の空に映じていて、
202 シュロ 棕櫚の二、三本 門の内には棕櫚の二、三本、
202 スギ 杉の生垣 杉の生垣をめぐると突当たりの煉塀の上に百日紅が碧( みどり)の空に映じていて、
202 だいだい 樫、梅、橙などの庭木の門の上に黒い影を落としていて、
202 樹が多くなったように見え、
202 生垣 杉の生垣 杉の生垣をめぐると突当たりの煉塀の上に百日紅が碧( みどり)の空に映じていて、
202 庭木 庭木 樫、梅、橙などの庭木の門の上に黒い影を落としていて、
202 板の色も文字の墨も同じように古びて
202 棒の先で 豊吉が棒の先で悪戯に開あけたところの。
203 ウメ 梅の樹 とうれしそうに笑ッて梅の樹を見上げて、
203 クワ 桑園 桑園(くわばたけ )の方から家鶏( にわとり)が六、七羽、
203 ヤナギ 川柳 川柳の蔭になった一間幅ぐらいの小川の辺に三、四人の少年が集まって居る、
203 古木 古木 その曲がり角のすぐ上の古木、昔のままのその枝ぶり、蝉のとまりどころまでが昔その儘なる
203 古木 上の古木 その曲角の直ぐ上の古木
203 その枝ぶり その曲がり角のすぐ上の古木、昔のままのその枝ぶり、蝉のとまりどころまでが昔その儘なる
203 枝ぶり 昔のままのその枝ぶり
203 狭い樹の影 何を見るともなくその狭い樹の影の多い路の遠くを眺めた。
204 ヤナギ 柳の株 少年はかしこここの柳の株に陣取って釣っていたが、
204 ヤナギ 柳の蔭 豊吉は柳の蔭に腰掛けて久しぶりにその影を昔の流れに映した。
204 ヤナギ 柳の間 柳の間をもれる日の光が金色の線を水の中(うち )に射て、
205 スギ 杉の杜の髯」  この墓が七年前に死んだ「並木善兵衛之墓」である、「杉の杜の髯」の安眠所である。
205 スギ 杉の杜の髯 「杉の杜の髯」の予言の中(あた )ったのは此処までである。
205 マツ 小松の根 その中のごく小さな墓―小松の根にある―
205 ヤナギ 柳の株 その少年を少し隔れて柳の株に腰かけて、
205 ヤナギ 水上の柳 小川の水上の柳の上を遠く城山の石垣のくずれたのが見える。
205 ヤナギ 川柳 川柳は日の光にその長い青葉をきらめかして、風のそよぐ毎(ごと )に黒い影と入り乱れている。
205 柳の株 その少年を少し隔れて柳の株に腰かけて、
205 小松の根 その中のごく小さな墓―小松の根にある―
205 青葉 青葉 川柳は日の光にその長い青葉をきらめかして、風のそよぐ毎(ごと )に黒い影と入り乱れている。
209 板間 板間 この道場というは四間と五間の板間で、
210 スギ 杉の杜 日常寂しい杉の杜付近までが何となく平時と異ていた。
211 棹を立て 豊吉はこれに飛び乗るや、纜(ともづな )を解いて、棹(みざお )を立てた。
211 棹を振った 豊吉はこれを望んで棹を振った。
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