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小説と木
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国木田独歩の小説 「小春」に出てくる樹木や木製品

この小説の初出は1900年、文庫本におけるページ数は17ページ
ページ 元樹種 掲載樹種 掲載言葉
218 森林 森林 かるが故に我は今尚ほ牧場、森林、山岳を愛す、緑地の上、窮天の間、
218 森林 幽すいなる森林 我を動かすこと我情の如く、巌(いわほ )や山や幽すいなる森林や、
220 森林 森林 然し自分の眼底にはかの地の山岳、河流、渓谷、緑野、森林悉くく鮮明に残って居て
221 鉛筆 鉛筆 手帳(ノートブック )と鉛筆とを携えて散歩に出掛けたスコットをば嘲((あざけり) )りしウォーズウォルスは、
221 草木 山川草木 決して写実的に自然を観てその詩中に湖国の地誌と山川草木を説いたのではなく、
221 林間 林間の逍遙子 「嗚呼ワイの流れ! 林間の逍遙子よ、如何に数々(しばしば )我心汝に振り向きたるよ!』
223 カシ 樫の将几 と畳んで棒の如くする樫の将几を開いて見せた。
223 将几 将几 「なるほど、将几ができたね。」
223 将几 樫の将几 と畳んで棒の如くする樫の将几を開いて見せた。
224 画板 画板 そうだ今だとすぐ画板を引っ掛けて飛び出ました。
224 画板 画板の袋 彼は画板の袋から二、三枚の写生を取り出して見せたが、
225 ハゼノキ 櫨紅葉 野を散歩す日暖かにして小春の季節なり。櫨(はじ )紅葉は半ば散りて半ば枝に残りたる、風吹くごとに閃めき飛ぶ。
225 画板 画板 君が画板を持って郊外をうろつき廻わって居るように、
226 ハゼノキ 櫨堤 背低き櫨堤の上に樹ちて浜風に吹かれ、紅の葉毎に光を放つ。
226 紅の葉毎 背低き櫨堤の上に樹ちて浜風に吹かれ、紅の葉毎に光を放つ。
226 林を周ら その麓に林を周らし、山鳩の栖処(ねぐら )に恰好(ふさは )しきがあり。
227 ウメ 梅樹 柿の実、星の如くこの梅樹の際より現はる。
227 ウメ 老梅 水枯れし小川の岸に幾株の老梅並び樹てり、
227 カキ 柿の実 柿の実、星の如くこの梅樹の際より現はる。
227 モミジ 紅葉火のごとく 紅葉火のごとく燃えて一叢の竹林を照らす。ますます奥深く分け入れば村窮まりて唯だ渓流の水清く樹林の陰より走出(はせい )づるあるのみ。
227 樹林 樹林 ますます奥深く分け入れば村窮まりて唯だ渓流の水清く樹林の陰より走出(はせい )づるあるのみ。
228 ケヤキ 高い欅 野に出て見ると、秋は矢張り秋だ。楢林は薄く黄ばみ、農家の周囲に立つ高い欅は半ば落葉してその細い網のような枝を空にすかして居る。
228 ナラ 楢林は薄く黄ばみ 野に出て見ると、秋は矢張り秋だ。楢林は薄く黄ばみ、農家の周囲に立つ高い欅は半ば落葉してその細い網のような枝を空にすかして居る。
228 ハゼノキ 櫨の野生 その間から武蔵野にはあまり多くない櫨の野生がその真紅の葉を点出して居る。「こんな錯雑した色は困るだろうねエ」と自分は小さな坂を上りながら頭上の林を仰いで言った。
228 枝を空にすかして居る。 野に出て見ると、秋は矢張り秋だ。楢林は薄く黄ばみ、農家の周囲に立つ高い欅は半ば落葉してその細い網のような枝を空にすかして居る。
228 将几 畳将几 小山は画板を肩から腋へ掛け畳将几を片手に、
228 真紅の葉 その間から武蔵野にはあまり多くない櫨の野生がその真紅の葉を点出して居る。
228 落葉 落葉 野に出て見ると、秋は矢張り秋だ。楢林は薄く黄ばみ、農家の周囲に立つ高い欅は半ば落葉してその細い網のような枝を空にすかして居る。
229 林の蔭 「下手な画工が描きそうな橋だねエ」と自分は林の蔭からこれを望んで言った。
229 薄暗い林 一条(ひとすじ )の流れ、薄暗い林の奥から音もなく走り出でまた林の奥に没する畔に来た。
229 林の奥 一条(ひとすじ )の流れ、薄暗い林の奥から音もなく走り出でまた林の奥に没する畔に来た。
229 林の上 高台に出ると四辺が俄かに開けて林の上を隠見に国境の連山が微に見える。
230 ナラ この楢 元来この楢はあまり風流な木でない。
230 ナラ 楢林の中へと 自分は日あたりを避けて楢林の中へと入り、下草を敷いて腰を下ろし、
230 ナラ 楢の枯葉 頭の上を風の吹き過ぎる毎に、楢の枯葉の磨れ合う音ががさがさとするばかり。
230 枯葉 枯れ葉 青い葉は青、枯れ葉は枯れ葉と
230 枯葉 楢の枯葉 頭の上を風の吹き過ぎる毎に、楢の枯葉の磨れ合う音ががさがさとするばかり。
230 枝は粗 その枝は粗、その葉は大、秋が来てもほんのりとは染まらないで、
230 枝にしがみ着いて 乱雑に枝にしがみ着いて、風吹くとも霜降るとも、容易には落ちない。
230 風流な木 元来この楢はあまり風流な木でない。
230 木立 木立ちの隙から わが年少画家の後ろ姿を木立ちの隙からながめながら、煙草に火を点けた。
230 その葉は大 その枝は粗、その葉は大、秋が来てもほんのりとは染まらないで、
230 青い葉 青い葉は青、枯れ葉は枯れ葉と
230 林の静けさ ただ林の静けさに身をまかしていると、
230 林の奥 併し自分はこの音が嗜きなので、林の奥に座して、ちょこなんとして居ると、
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  12. 河霧
  13. 小春
  14. 初恋
  15. 糸くず
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