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小説と木
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国木田独歩の小説 「武蔵野 」に出てくる樹木や木製品

この小説の初出は1898年、文庫本におけるページ数は26ページ
ページ 元樹種 掲載樹種 掲載言葉
12 則ち木は重に楢の類で冬は悉く落葉し
12 ナラ 則ち木は重に楢の類で冬は悉く落葉し
12 落葉 則ち木は重に楢の類で冬は悉く落葉し
13 カラマツ 落葉林 かかる落葉林の美を
13 落葉林 落葉林 楢の類の落葉林の美を余り知らなかった様である
13 木末 木末 そよ吹く風は忍ぶように木末(こずえ)を伝ッた
13 カバ さる樺の林の中に座して
13 マツ 林といえば重に松林のみが日本の文学美術の上に
13 林といえば重に松林のみが日本の文学美術の上に
13 紅葉 紅葉 緑陰に紅葉に
13 緑陰 緑陰に紅葉に
13 ナラ 楢の類の落葉林の美を余り知らなかった様である
13 木の葉 木の葉が頭上で幽(かす)かに戦(そよ)いだ
14 ナラ 武蔵野の林は楢の木
14 カラマツ 落葉林 落葉林の趣は同じ事である
14 武蔵野の林は楢の木
14 木立 樺の木立も
14 樺のほそぼそとした幹は思いがけずも白絹めく
14 カバ 林は樺の木で
14 カラマツ 落葉林 落葉林の趣を解するに至ったのは
14 稚木 稚木 稚木のみはすべて赤くも黄ろくも色づいて
14 カバ 樺の木立も
14 カバ 樺のほそぼそとした幹は思いがけずも白絹めく
14 マツ 松か何かであったら
15 落葉 蹄で落葉を蹴散らす音
15 野末から野末へと林を超え、杜を超え
15 野末から野末へと林を超え、杜を超え
15 クリ 武蔵野には栗樹もずいぶん多いから
15 隣の林でだしぬけに起こる銃音
15 冬ならば林の彼方遠く響く音
15 木の葉 木の葉落ち尽せば
15 木の葉 木の葉高く大空に舞うて
15 クリ 多分栗が落ちたのであろう
16 黄葉 黄葉 黄葉の季節である
16 奥の林を訪うて
16 木の葉 頭上の木の葉風なきに落ちて微かな音をし
16 木葉 木葉 よもすから木葉かたよる音きけは
20 林が尽きると野に出る
20 林にかくれ
20 又た林にかくれ
20 林の曲がり角で突然出逢う事があろう
20 林を貫き
20 風に動く葉末々々に砕け
21 林の奥の古い墓地で
21 小杜 小杜 その林の上に遠い杉の小杜が見え
21 背の低い林が一叢繁り
21 林が尽きて君の前に見わたしの広い野が開ける
21 その林の上に遠い杉の小杜が見え
22 林との間に隠れて居たのを発見する
22 右にゆけば林
23 林は鳴る
23 枯林 枯林の梢の横に寒い光を放ているのを見る
23 落葉 路は落葉に埋れて
23 木葉 木葉 若しそれが木葉落ちつくした頃ならば
23 枯林の梢の横に寒い光を放ているのを見る
23 林は置くまで見すかされ
25 林に接するあたりを眺めたりして
25 杉の森や林や藪に籠もって
25 スギ 杉の森や林や藪に籠もって
25 林の奥をのぞいたり
25 梢という梢
25 林という林
25 林の一角
25 サクラ 成程小金井は桜の名所
25 杉の森や林や藪に籠もって
26 サクラ 桜の陰などに遊んで居る
26 サクラ 桜の木陰にでも坐って
29 立木 立木 水田と立木と茅屋とが趣を成して
33 カシ 樫の梢まで昇ると
33 樫の梢まで昇ると
  1. 武蔵野
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  3. わかれ
  4. 置土産
  5. 源叔父
  6. たき火
  7. おとづれ
  8. 詩想
  9. 忘れえぬ人々
  10. まぼろし
  11. 鹿狩
  12. 河霧
  13. 小春
  14. 初恋
  15. 糸くず
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