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技術経営論/Management of Technology

変化への対応、蝋燭の製造からウッドデッキ製造まで

2024.12.17
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資料

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1-1 自己紹介と現在の会社紹介

個人経歴・万博・NHK放送

■経歴

大阪市生まれ 1955年大阪市立堀江小学校入学
1959年 豊中市立大池小学校卒業
1961年 豊中市立第二中学校卒業
1964年 池田市立渋谷高等学校
1967年 甲南大学 法学部 卒業 
大阪市生まれ 西区の日吉幼稚園、堀江幼稚園に通う
1955年 4月 ~1959年 ・8月 大阪市立堀江小学校入学
1959年 9 月 ~1961年 ・3月 豊中市立大池小学校卒業
1961年 4 月 ~1964年 ・3月 豊中市立第二中学校卒業
1964年 4 月 ~1967年 ・3月 池田市立渋谷高等学校 卒業 クラブ活動 柔道部
1967年 4 月 ~1971年 ・3月 甲南大学 法学部 卒業 クラブ活動 体育会卓球部
昭和45年大学在学中に日本万国博覧会協会職員お祭り広場勤務 
1971年~1973年:ニチメン(双日)内インドネシア駐在2年
1974年 中川木材産業入社、昭和63年より代表取締役
 2023年12月1日NHKニュースきん5時(全国放送) 「Beyond 1970万博」に取り上げられました。約10分間です。
大阪万博 EXPO70
協会本部からみた太陽の塔
アボリジニ オーストラリアの人たち
万博協会入場証
インドネシアの仕事(インドネシアの仕事より詳しくは)
皮むき現場 スマトラ
キャンプの宿舎
木材船 三星丸

活動歴と所属団体

スマホ版では活動歴などは省略します
・1978 会社コンピューターの導入 電電公社の大型システムで月額80万も。ディスプレイなし、漢字なし、さん孔テープ利用。懸命に習得し成功した。
・1981-1986 大阪JC留学生弁論大会を企画実施、募集から資金集めまで。NHK、関経連、商工会議所、産経新聞などの協力を得て、NHK 1時間放送。
・1981-1982 インドネシアミッション 経団連・日本-インドネシア委員会の要請を受け日本青年会議所として使節団を派遣することを企画、2年連続で2回実施。
・1982 木のイメージの日本初アンケート調査と分析。1200名の回答、20年後ネットにて同じ質問を1600人から取得。マスコミ等に大きく取上げられる。集計・分析はPC-8000を利用したも話題に。
・1982-1995 留学生の里親やホームステイ 大商の留学生委員会に所属。豪2人、香港1人を1年間ホームステイを受け入れた。また英国、チェコ、スウェーデン、オーストラリア、インドネシアの国会議員を1泊2日のホームステイで受け入れた。
・1983 皇太子、皇太子妃に拝謁、JCの行事で東京・東宮御所で40分間。美智子様は私の家内をよく覚えていて下さり、その偶然にお互い驚く。
・1983 日本初、フロッピーディスクによる会社案内(MS-DOS2.1)。マイクロソフト古川社長と直談判する。エプソン、大塚商会の協力を得る。
・1986 画期的なファイリングシステムを開発、A4の封筒とデーターベースとを利用したシステムでシステム構築は0円、IT雑誌に何度か掲載される。
・1987 領事団との家族会 在阪領事館とJC会員との国際交流を実施。大川まつり、芦屋川花見、花火大会、ボーリング大会、家族会などを1年間交流。
・1987 大阪府警・外事課の要請を受け、1年間潜入協力をする
・1988 インドネシア経済ミッション 関テレ3人、大阪市2人、記者1名、計35名のミッションを企画、6時台に5分間3つ、深夜0時に1時間番組放送。
・1996 パソコン社員一人一台体制を実施する。同年社内イントラネット構築、しかも予算0円。どちらも業界初。関西IT百選 優秀7社に選ばれ、グランキューブで受賞講演をする。
・1996 日本初のペーパーレス会議と議事録同時並行システムを作る。会社は6-8名くらいだが、木材団地の理事会、30名にも運用した。費用は構築、運営などすべて0円。
・1996-2005 校長予定者に教育 大阪府教育センターの要請で、大阪府の中学、高校の校長予定者に3日間指導。毎年2~6名、10年間続けた
・1996-2006 IT関連のニュービジネスを業務化した。パソコン販売とソフトの指導、会社案内印刷作成、団体の名簿管理とパンフレット連動など、どれも好評であった。
・1997 稲盛和夫さん主宰する盛和塾、全国大会に7名が出場。大阪の予選を経て出場。私の発表を稲盛氏と千人の塾生が聴講。塾長とはその後も交流。
・1980-1988 大阪青年会議所ではさまざまな記録を作った。新人賞受賞、最多人数委員会、シンガポール訪問145名、オランダ訪問45名、世界の会議などでの5つの褒賞受賞、優秀委員会賞、最優秀委員会賞など受賞。
・2001 米国農務省の後援と補助金を頂き設計事務所向けにUSJセミナーを2回開催。また準備40日間で創業90周年式典・見学会をUSJで行う
・2004 ISO9000を完全ペーパーレスによる証拠文書保存システムを実施。同業者にノウハウを無償公開する。
・2004 マレーシア政府の各省庁部長クラス15名、当社のITC利用状況を視察する(公)太平洋人材交流センターの依頼でウズベキスタン(2011)からも
・2004-2012 WEBと名簿とパンフレットの融合 会員名簿とWEBが連動、入退会や修正は即時反映、印刷パンフレットに利用。年間200万の節約に。
・2008 木材産業の研究・技術開発の市川賞受賞と東京大学弥生講堂で受賞者講演。木専用の検索エンジンの開発、画期的なシソーラス辞書を持つもの。
・写真コンテストは4回、入選以上をしました。1973年には金賞受賞で賞金5万円、2014年パナソニックコンテストで銅賞、賞品にカメラを頂く。

■所属した団体

大阪青年会議所、日本青年会議所、ニュービジネス協議会、大阪商工会議所留学生委員会、大阪工業会、関西社長会、ログハウス協会、ロータリー(大阪西)、日本クリエイター協会、エコデザイン協会、その他異業種交流会やクラブ、その他業界団体

会社-業務内容・動画

■企業文化

 企業文化 業界のパイオニアだが経営は保守的、小さくも業界一がいくつかある企業文化のいい会社

■業務内容

■会社外観・ショールーム

会社の歴史

スマホ版では会社の歴史は省略します
明治44年
和歌山県御坊市に中川計三郎が創業 中川家7代目
昭和22年
木材統制令廃止と共に中川木材店大阪店を開設、中川藤一(中川家8代目)が代表に 
昭和37年
大阪府南河内郡美原町、大阪木材工場団地協同組合に加入、土地を購入
昭和46年
美原倉庫工場竣工
昭和50年
阪急日生ニュータウン内に日生川西営業所を開設。中川勝弘が責任者として赴任
昭和51年
小怪木のインテリア、エクステリアの利用に踏出す
昭和54年
各店間に電電公社DRESSシステムによるオンライン電算処理
昭和55年
大阪国際見本市に出展する。木材業者は当社のみであった。
昭和57年
クラフト アンテナSHOPを日生ニュータウン内に開設。
昭和58年
クラフト卸を開始、イベントや百貨店催時などに出展(106回)
昭和63年
中川勝弘 社長に就任。
平成 2年
国際花と緑の博覧会に施設提供。 政府苑のトラス材の納入等、多数の工事受注
フジグループのグリーンミュージアム1室の企画と販売を行う。
平成 6年
5万円で会社案内100部制作という、カラープリントシステムによる印刷業に進出
和歌山リゾート博に新商品アメリカンデッキ6000㎡納入。施設提供する
平成 7年
キットデッキ新タイプ完成。特許申請する
平成 9年
本社倉庫改築、2階を本社事務所、ショウルームに
平成11年
インターネット販売開始
平成13年
USJ工事完了 屋外エクステリアを企画施工
米国大使館の補助金を受けUSJセミナーを2回実施
会社創業90周年式典実施、支払手形を廃止
平成15年
関西IT百選、林野庁などIT関係でダブル受賞
平成16年
マレーシア政府各省庁部長クラス 20名IT利用状況視察
平成18年
間伐材利用の「自然木フェンス」が大阪府率先発注モデル事業に指定
楽天ヤフーに出店

会社-特長

1.老舗  創業110年

2.財務内容良好

3.木の技術力高い

4.抜群のIT活用

2000年当時の会議風景、Window95の時代で社内ネットワーク、パソコン一人一台体制。完全ペーバーレス会議、議事録平行作成システム

5.社員海外旅行

韓国、台湾、シンガポール、バリ島、カナダ、イタリア、ドイツ、ベトナム、フィンランド、エストニア、オランダ、ベルギー、英国

社員海外研修旅行のより詳しい情報は

1-2 会社とは

規模・寿命

■会社の規模 (零細、中小、中堅、大企業の4分類) 人口は大手企業34%、会社では中小企業98%

■会社の寿命 (老舗、大手ほど長いが10~30年)健全経営と変化に対応が必須、企業とは環境変化適応業とも言われる

資料
S&P 500企業の平均寿命は1950年代には約60年だったが、近年では約15~20年に。
日本の中小企業の平均寿命は約30年程度
新規設立企業の寿命
1年後の生存率約90%、5年後の生存率約50~60%、10年後の生存率約30~40%
多くの企業が設立後10年以内に事業を終了している
小規模会社
成長期
衰退期

潰れるようになっている

■会社には必ず危機が訪れる (会社は潰れるようになっている)

倒産

■当社を襲った11の危機事例

変化の種別 内容

時代の流れ  

1.本業の土木用木材が売れなくなる。工法が変わり土木工事に木ではなく鉄が利用され始めた
2.プレカットの普及で木材流通会社が閉め出される。木造住宅はほとんどがプレカットに
3.地産地消思想で、当社の他府県での売り上げがゼロに。設計をしても受注は地元企業に
4.大阪府の公共工事の削減(大阪の経済沈下)。

国際関係

5.ペレットプラント稼働するも石油価格下落で当社プラントは連続赤字、そこでプラント破棄
6.ホームセンターに中国の安価商品が流入(2001年)、価格が半分以下のため半年で売上げが0に

環境保護

7.グリーンピース攻撃で商品が通販カタログから削除、売上げ0に(1999年)。

事故、病気

8.前社長の死亡(1988年) で2年間にわたって大混乱、信用不安で建材メーカーとの取引が停止

得意先の変化

9.N生命(1975-1988年)の住宅を年間200棟請負っていたが、マージンを課せられ赤字転落に
10.M不動産(1981-2001年) 大阪での建売住宅の方針変更で、翌年全売上の1/3がゼロに 
11.P電工(1992-2008年) 合併とエクステリアからの撤退で、翌年全売上の1/4がゼロに

小規模会社
成長期
衰退期
倒産
中国製との比較

1-3 変化への対応

大きな流れ

千葉から和歌山へ  

変化を予想し、積極的に挑戦

住宅用木材販売業から木のエクステリアメーカーに

a.10年後を考えた場合

ロボット化が進み1050坪の敷地ではプレカットは無理。また財務改善が第一と判断 
中川木材産業敷地1970年

b.当時の状況 

あまりにも問題が多く、喜びのないことに人生を掛けれない。

c.そこで、考え方を変える。おもしろくない商売から、やりがいのある商売へ 

1.社員に自信を---あらゆる目標を書き出し、実現すると削除するやり方
2.パソコン利用---全社員反対の中進める、1人1台体制、Web会議システム、木製OAフロア
3.メーカーになる 商品開発----付加価値を付ける。たえず技術革新をする

d.そして希望を持つ

一生懸命に、ひらすら働く、そしてあきらめない 

商品・会社も変化し続ける KitDeck事例

キットデッキ のコンセプト
キットデッキ 初期型
ットデッキ の開発
ットデッキ の種類

変化に合わせ進化と改善

特許部材の事例 手すり他

2 環境と木材 木材の特長

CO2の固定に木を伐採

産業素材の中で木が・・

3 学生諸君へ

人生成功の方程式 他

■1.成功の方程式

  人生・仕事の結果=能力×熱意(努力)×考え方 

■2.願えば叶う

  単に願う、潜在意識に達する程願う
  方法は書くこと、リスト化 不思議なほど効果あり

■3.クリスマスの笑顔はなぜ効果があるのか

クリスマスの笑顔

以上の3つのうちどれか一つを話します。

課題

木材について聞きます

講義に話した「木材の特長」の中で、どの項目が一番興味があったか、その理由とともに述べてください。 また、今まで理解していたことと違ったことはありましたか。その他の意見歓迎。 参考資料 木の情報発信基地「木の特長」URL;https://wood.jp/10-chishiki/tokucho/

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創業1911年 
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587-0042 大阪府堺市美原区木材通1-11-13 TEL:072-361-5501 FAX:072-362-3341
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