平成13年3月31日、ユニバーサルスタジオジャパンがオープンし、本物の木材や間伐材を多用していることから4月11日と13日にUSJセミナーを開催しましたが、受講希望者が殺到したこと、また自社で企画・手配することができたことなどで自信を持ちました。ちょうど会社創業90周年にあたる年度であることから、この機会にお世話になっている方々に、ささやかな御礼の場とUSJの見学会を考えました。社長の中川勝弘はそれまでの博覧会、大型イベントなどの経験から開催直後は見学者は少ないので、早い日時に開催することを計画しました。会議で祝賀会は5月25日を候補日にあげましたが、40日後です。社員らは絶対に不可能と反対します。祝賀会は賛成だが、秋にするべきだというのです。しかし秋で込み合ってしまうため150名のティケット確保は困難になります。社長の熱意で最短で行うことに決定し、翌日から精力的に動き出しました。招待客の人選、主賓へのスピーチ依頼、会場ホテルへの折衝、バンケットホステスの手配、案内状の作成、当日配布紙資料やCD-ROM、4つのプレゼン作成、役割分担、進行表などのマニュアル作成、お土産の企画選定、など。変わったことでは記念CDは7000ページで焼き付けと盤面印刷まで行いました。祝賀会の乾杯には当時まで知られていなかったCAVAのフレシネを調達しました。まさにミニ プロジェクトXです。ほとんどのものが自社で作成や手配した手づくりの祝賀会とUSJの見学会でした。また会場やUSJへの船での移動などはセミナーで2回体験していたことが役立ちました。よく短期間で準備できたものと思います。