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小説と木
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川端康成の小説「少年」に出てくる樹木や木製品

この小説の初出は1948年、文庫本におけるページ数は147ページ
ページ 元樹種 掲載樹種 掲載言葉
18 老樹 老樹生い茂り 渓谷の左右は峻峭(しゅんしょう)に老樹生い茂り、
18 紅葉 暑中と紅葉 殊に暑中と紅葉とには人山にふるるばかりなり。
18 フウ 楓樹多く 山中楓樹多く息は山谷悉く紅の錦繍ほ重ぬ。
20 フウ・観楓 観楓の地 往昔(おうせき)より観楓(かんぷう)の地にして、且つ滝を以て著わる。
20 スギ 杉夜空 社頭の杉夜空に聳え立ちて、神の天下り給うかけ橋の如し。
20 ウメ 白梅が匂う わが家の白梅が匂うと書いている。
20 カシ 樫の生垣 樫の生垣をめぐらしただけであった。
20 生垣 樫の生垣 樫の生垣をめぐらしただけであった。
24 大きな樽 血は大きな樽に水とまざって気味悪い色に湛(たた)えられ、
36 梯子 梯子段 梯子段をよっちよっちら這い上がって二階へなかなか上がれなかったのを見覚えている。
40 森閑 森閑とした 燈火弱く森閑とした宿の玄関に立って、
40 下駄 下駄が脱げた ときどき不自由な右足の下駄が脱げた。
45 葉を拡げた大木や 私の部屋の前いっぱいに葉を拡げた大木に蛍が一匹光っている。
45 大木 葉を拡げた大木 私の部屋の前いっぱいに葉を拡げた大木に蛍が一匹光っている。
45 木の梢 木の梢 月の通る木の梢や沈む山の端(は)を見ていると分かる。
51 板で 屋内の湯船は板で二つに区切られている。
51 区切りの板 区切りの板をあふれてゆく。
51 板屋根 板屋根 少し左に簡単な板屋根の湯殿がある。
51 板橋 板橋 四五間の板橋が架かっていて、
51 木立 木立の 木立のなかにあずまやがある。
51 あずまや あずまやがある 木立のなかにあずまやがある。
52 板屋根 板屋根の 板屋根のなかの湯船から出た女の裸体が次ぎ次ぎに、
52 あずまや あずまやは木立越しに あずまやは木立越しに見すかせる。
52 木立 あずまやは木立越しに あずまやは木立越しに見すかせる。
54 縁側 縁側 二代さんが縁側に出て、足を投げ出して座ると、
55 板橋 裏の板橋を 宿の裏の板橋を洗ったそうである。
62 箸を戴いた 厳(おごそ)かに拍手を打って、眼を閉じながら箸を戴いた。
68 社の拝殿 山の上の社の拝殿で朝の祈りを上げているらしく、
68 拝殿 社の拝殿 山の上の社の拝殿で朝の祈りを上げているらしく、
72 木蔭 暗い木蔭 滝は暗い木蔭に落ちている。
73 木蔭 木蔭のあずまやに 木蔭のあずまやに座って滝の音を聞くと入る気がしなくなった。
73 あずまや 木蔭のあずまやに 木蔭のあずまやに座って滝の音を聞くと入る気がしなくなった。
86 バラ 薔薇色 こころよいのは薔薇色の頬である。
86 バラ 薔薇色がつんでいる 大きい目と濃い眉とを薔薇色がつんでいる。
96 戸が 時計店はまだ戸がとざさている。
112 生垣 生垣をくぐって 寒い運動場から生垣をくぐって忍び出たけれども、
112 ウメ 夜の梅 夜の梅、かきもち、蜜柑など買って帰った。
112 ミカン 蜜柑など 夜の梅、かきもち、蜜柑など買って帰った。
119 縁側 縁側の辷り 婆さんは不自由な体を縁側の辷(すべ)り落ちそうな端まで這い出して、
121 行李 信玄袋や行李 ところがことのついでに古手紙の入った信玄袋や行李をあさってみると、
142 スギ 杉の木 神社の杉の木の間から吹いてくる風は、
144 行李 行李 宮本さんの行李のなかに山ほどあった、
148 サクラ 彼岸の桜 彼岸の桜の咲く春の暖かさと共に、
148 松風 松風に慕い ただ滝の音にあこがれ松風に慕い、
149 サクラ 嵐山の桜 嵐山の桜は満開ですが、
  1. みずうみ
  2. 伊豆の踊り子
  3. 古都
  4. 山の音
  5. 散りぬるを
  6. 千羽鶴
  7. 波千鳥
  8. 片腕
  9. 眠れる美女
  10. 抒情歌
  11. 名人
  12. 禽獣
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