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小説と木
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芥川竜之介の小説「蜃気楼」に出てくる樹木や木製品

この小説の初出は1927年、文庫本におけるページ数は10ページ
元樹種 掲載樹種 掲載言葉
トネリコ 秦皮樹 僕は秦皮樹(とねりこ)のステッキを挙げ、O君にちょっと合図をした。
ポプラ ポプラア それはやはりこう云う晩にポプラアの枝にかかった紙がヘルメット帽のように見えたのだった。
マツ 松の間 そのうちに僕等は松の間を、――疎らに低い松の間を通り、
マツ 砂山は砂止めの笹垣の裾にやはり低い松を黄ばませていた。
マツ 松は皆いつか起り出した風にこうこうと梢を鳴らしていた。
マッチ マッチ そのうちにいつかO君は浪打ち際にしゃがんだまま、一本のマッチをともしていた。
マッチ マッチ 成程一本のマッチの火は海松(みる)ふさや心太艸(てんぐさ)の散らかった中にさまざまの貝殻を照らし出していた。
マッチ マッチ 「もう一度マッチをつけて見ようか?」
垣越しに見える井戸端にせっせとポンプを動かしていた。僕
汐木 汐木 それは海そのものよりも僕等の足もとに打ち上げられた海艸(うみぐさ)や汐木(しおぎ)の匂らしかった。
樹木 樹木 が、絵の島は家々や樹木も何か憂鬱に曇っていた。
松風 松風 僕等は気軽にO君に別れ、松風の音の中を歩いて行った。その又松風の音の中には虫の声もかすかにまじっていた。
松風 松風 僕等は気軽にO君に別れ、松風の音の中を歩いて行った。その又松風の音の中には虫の声もかすかにまじっていた。
松林 松林 僕等はもうその時には別荘らしい篠垣や松林の間を歩いていた。
松は皆いつか起り出した風にこうこうと梢を鳴らしていた。
ほれ、ここに釘が打ってある。これはもとは十字架じゅうじかの形をしていたんだな。」
木札 木札 何かを拾い上げた。それは瀝青(チャン)らしい黒枠の中に横文字を並べた木札だった。
木札 木札 木札はどうもO君の推測に近いものらしかった。
木履 木履 「あたしの木履(ぽっくり)の鈴が鳴るでしょう。――」
木履 木履 「あたしは今夜は子供になって木履をはいて歩いているんです。」
  1. 書籍『河童・或阿呆の一生』
  2. 大導寺信輔の半生
  3. 玄鶴山房
  4. 蜃気楼
  5. 河童
  6. 或阿呆の一生
  7. 歯車
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