小島信夫-燕京大学部隊|文学小説と木|６-文化|木の情報発信基地

小島信夫の小説「燕京大学部隊」に出てくる樹木や木製品

この小説の初出は1987年、文庫本におけるページ数は54ページ

ページ	元樹種	掲載樹種	掲載言葉
75	木蔭	木蔭	庭の奥まった木蔭でうたたねに入ろうとしていると
76	並木道	並木道	万寿山へ通じるたそがれの並木道をそぞろ歩きする、
79	大木	うどの大木	うどの大木と云う言葉は当たっているなあと感心するのだ。
83	林	林	トマトの林が茂り、
83	羽目板	羽目板	力に任せてあちこち羽目板をはがしてきて立札をこしらえた。
83	立札	立札	力に任せてあちこち羽目板をはがしてきて立札をこしらえた。
88	板	板	どこからともなく板をはがしてきて、枡のついた台を作り、
88	枡	枡	どこからともなく板をはがしてきて、枡のついた台を作り、
89	箸箱	箸箱	箸箱から箸を出しながら、
89	箸	箸	箸箱から箸を出しながら、
94	木立	木立	自分一人大きな木立の下へ走り込み、
94	温室	温室	塙農園の温室の花を
95	マツ	松の木	構内の松の木からもぎとった松笠の実をご馳走してくれた。
95	松笠	松笠の実	構内の松の木からもぎとった松笠の実をご馳走してくれた。
95	実	松笠の実	構内の松の木からもぎとった松笠の実をご馳走してくれた。
95	マツ	松の実は	なるほど松の実は、榧の実のように、
95	実	松の実は	なるほど松の実は、榧の実のように、
95	カヤ	榧の実	なるほど松の実は、榧の実のように、
95	実	榧の実	なるほど松の実は、榧の実のように、
95	実	実	こつんこつんと肉の厚い実を叩いては皮をはがし賞美することを伝授してくれた。
95	皮	皮	こつんこつんと肉の厚い実を叩いては皮をはがし賞美することを伝授してくれた。
95	マツ	松の実	松の実かて充分と栄養になるんやぜ
95	実	松の実	松の実かて充分と栄養になるんやぜ
95	林	林	冬になった幸福すぎる林の中を、
97	林	林	ほんとうはこの林の中で阿比川はあちらの方も
98	マツ	松の実	いつか松の実を叩いたような真鍮の把手や帽子かけが
98	実	松の実	いつか松の実を叩いたような真鍮の把手や帽子かけが
107	マツ	松の実	チシャのような高級品やら松の実やらのおかげで
107	実	松の実	チシャのような高級品やら松の実やらのおかげで

ページ

元樹種

掲載樹種

掲載言葉

木蔭

庭の奥まった木蔭でうたたねに入ろうとしていると

並木道

万寿山へ通じるたそがれの並木道をそぞろ歩きする、

大木

うどの大木

うどの大木と云う言葉は当たっているなあと感心するのだ。

林