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技術経営論/Management of Technology

変化への対応、蝋燭の製造からウッドデッキ製造まで

2022.1.11

資料

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1.自己紹介と現在の会社紹介

個人-経歴・活動歴

■経歴

大阪市生まれ  西区の日吉幼稚園、堀江幼稚園に通う
1955年 4月 ~1959年 ・8月 大阪市立堀江小学校入学
1959年 9 月 ~1961年 ・3月 豊中市立大池小学校卒業
1961年 4 月 ~1964年 ・3月 豊中市立第二中学校卒業
1964年 4 月 ~1967年 ・3月 池田市立渋谷高等学校 卒業 クラブ活動 柔道部
1967年 4 月 ~1971年 ・3月 甲南大学 法学部 卒業 クラブ活動 体育会卓球部
 昭和45年:甲南大学在学中に日本万国博覧会協会職員 お祭り広場楽屋勤務 
1971年 ~1973年:ニチメン(双日)  内インドネシア駐在2年
1974年 中川木材産業入社
1988年 昭和63年より代表取締役
大阪万博 EXPO70
インドネシアの仕事

■活動歴

 ・皇太子・妃殿下と東宮御所にて歓談、中曽根総理と総理官邸で歓談、
 ・盛和塾(稲盛和夫塾長)全国大会 予選をへて出場、千名の経営者に発表
 ・経団連日-イ委員会の協力のもと 日本インドネシア青年経済人使節団として訪問イ。2回
 ・留学生弁論大会 大商、関経連、産経、NHKの協力のもと、1時間番組と企画実施。1.2.3.7回
 ・アジア経済ミッションの企画実施(関西TV、ATC関係者、記者など40名を引率)
 ・オランダ世界会議の企画実施(40名を引率)
 ・シンガポールアジアコンファレンスの企画実施(120名を引率)
 ・関西領事団との交流  公式行事、バーテイ、家族会など6回実施
 ・大阪府教育センター 中・高校の教員、校長予定者への実業教育10年間引き受ける
 ・木の検索エンジンの開発、市川賞受賞、東京大学で受賞者講演をする

■所属した団体

大阪青年会議所、日本青年会議所、ニュービジネス協議会、大阪商工会議所留学生委員会、大阪工業会、関西社長会、ログハウス協会、ロータリー(大阪西)、日本クリエイター協会、エコデザイン協会、その他異業種交流会やクラブ、業界団体

会社-業務内容・企業文化・歴史

■業務内容

■企業文化

 企業文化 業界のパイオニアだが経営は保守的、小さくも業界一がいくつかある企業文化のいい会社
yutubeでも見れます。

■会社の歴史

明治44年
和歌山県御坊市に中川計三郎が創業 中川家7代目
昭和22年
木材統制令廃止と共に中川木材店大阪店を開設 中川藤一が代表に中川家8代目 
昭和37年
大阪府南河内郡美原町、大阪木材工場団地協同組合に加入、土地を購入する。
昭和46年
美原工場竣工
昭和50年
阪急日生ニュータウン内に日生川西営業所を開設。中川勝弘が責任者として赴任
昭和51年
小怪木のインテリア、エクステリアの利用に踏出す
昭和54年
各店間に電電公社DRESSシステムによるオンラインリ電算処理、各店間にFAXを設置。
昭和55年
大阪国際見本市に出展する。木材業者は当社のみであった。
昭和57年
クラフト アンテナSHOPを日生ニュータウン内に開設。
昭和58年
クラフト卸を開始、イベントや百貨店催時などに出展(106回)
昭和63年
中川藤一社長、死去により 中川勝弘 社長に就任。
平成元年
システム事業部を創設、パソコンの販売と指導を始める。オンリーワン状態
平成 2年
国際花と緑の博覧会に施設提供。 政府苑のトラス材の納入等、多くの工事をする。
フジグループのグリーンミュージアムに企画出店、1室の企画販売を行う。
平成 6年
5万円で会社案内100部制作という、カラープリントシステムによる印刷業に進出。オンリーワン状態
和歌山リゾート博に新商品アメリカンデッキ6000㎡納入。施設提供する。
平成 7年
キットデッキ新タイプ完成。特許申請する
平成 8年
インターネットホームページ開設
平成 9年
本社倉庫再構築、2階建てとし、2階を本社事務所、ショウルームを設置。
平成11年
インターネット販売開始
平成13年
USJ工事完了 結果的に屋外エクステリア工事はそのほとんどを工事。
米国大使館の補助金をうけUSJセミナーを2回実施
会社創業90周年式典祝賀会を実施
支払いを手形から現金支払に変える
平成15年
関西IT百選、林野庁などIT関係でダブル受賞
平成16年
マレーシア政府各省庁部長クラス 20名IT利用状況視察
平成18年
間伐材利用の「自然木フェンス」が大阪府率先発注モデル事業に指定。
楽天、ヤフーに出展
平成19年
ISO返上し、自社品質管理をスタート。16年取得
平成23年
ウズペキスタンからのITCの見学来社
平成25年
会社公式フェイスブック、インスタなど各社員のSNS発信を強化する
令和 3年
ネット販売会社の在庫管理と出荷業務を開始(ライバル会社との協業)

会社-特長

1.老舗  創業110年

2.財務内容良好

3.木の技術力高い

4.抜群のIT活用

2000年の会議風景、Window95の時代で社内ネットワーク、パソコン一人一台体制。完全ペーバーレス会議、議事録平行作成システム

5.社員海外旅行

昭和62年 ・韓国 釜山慶州
平成 3年 ・台湾 台北
平成 5年 ・韓国 ソウル
平成 7年 ・シンガポール
平成12年 ・インドネシア バリ島
平成16年 ・カナダ バンクーバー
平成19年 ・オーストラリア ケアンズ 
平成22年 ・イタリア ローマ ナポリ
平成25年 ・ドイツ ローゼンブルグ ノイスシュタイン城
平成26年 ・ベトナム ハノイ
平成28年 ・フィンランド エストニア
令和元年 ・オランダ ベルギー

2.会社とは

規模・寿命

■会社の規模 (零細、中小、中堅、大企業の4分類) 人口は大手企業34%、会社では中小企業98%

■会社の寿命 (老舗、大手ほど長いが10~30年)健全経営と変化に対応が必須 企業とは環境変化適用業

小規模会社
成長期
衰退期
倒産

会社は潰れるようになっている・11の危機

■会社には必ず危機が訪れる (会社は潰れるようになっている)

         1.何らかの放漫経営、戦略失敗、事故、病気  商品寿命、サービスの変化
         2.環境の変化  自分たちの努力では変化自体を変えることはできない

■当社を襲った11の危機事例

変化の種別 内容

時代の流れ  

1.本業の土木用木材が売れなくなる。工法が変わり土木工事に木ではなく鉄が利用され始めた
2.プレカットの普及で木材流通会社が閉め出される。木造住宅はほとんどがプレカットに
3.地産地消思想で、当社の他府県での売り上げがゼロに。設計をしても受注は地元企業に
4.大阪府の公共工事の削減(大阪の経済沈下)。

国際関係

5.ペレットプラント稼働するも石油価格下落で当社プラントは連続赤字、そこでプラント破棄
6.ホームセンターに中国の安価商品が流入(2001年)、価格が半分以下のため半年で売上げが0に

環境保護

7.グリーンピース攻撃で商品が通販カタログから削除、売上げ0に(1999年)。

事故、病気

8.前社長の死亡(1988年) で2年間にわたって大混乱、信用不安で建材メーカーとの取引が停止

得意先の変化

9.N生命(1975-1988年)の住宅を年間200棟請負っていたが、マージンを課せられ赤字転落に
10.M不動産(1981-2001年) 大阪での建売住宅の方針変更で、翌年全売上の1/3がゼロに 
11.P電工(1992-2008年) 合併とエクステリアからの撤退で、翌年全売上の1/4がゼロに

小規模会社
成長期
衰退期
倒産
中国製との比較

3.変化への対応

大きな流れ

千葉から和歌山へ  

変化を予想し、積極的に挑戦

住宅用木材販売業から木のエクステリアメーカーに

■ a.10年後を考えた場合、 

ロボット化が進む、1050坪の敷地ではプレカットは無理。また財務改善が第一と判断 
中川木材産業敷地1970年

■b.当時の状況 

あまりにも問題が多く、喜びのないことは人生を掛ける仕事ではない。

■c.そこで、考え方を変える。おもしろくない商売から、やりがいのある商売へ 

1.社員に自信を---あらゆる目標を書き出し、実現すると削除するやり方 2.パソコン利用---全社員反対だが進める 1人1台体制、Web会議システム、木製OAフロア 3.メーカーになる 商品開発----付加価値を付ける。たえず技術革新をする

■d.そして希望を持つ 

一生懸命に、ひらすら働く、そしてあきらめない  将来は明るい 

商品・会社戦略も変化し続ける KitDeck事例

 
キットデッキ のコンセプト
キットデッキ 初期型
ットデッキ の開発
ットデッキ の種類

変化に合わせ進化とたえず改善

特許部材の事例 手すり・水平構造

4.環境と木材 木材の特長

CO2の固定には木を切らないと

あらゆる産業素材の中で木が・・・

木材の特長

配布資料をご覧ください。最近の話題は木造ビルや人工衛星

学生諸君へ

前向きな考え方・願えばかなう・ネットワーク

■1.前向きの考え方 

   公式

■2.願えば叶う

  単に願う、潜在意識に達する程願う
 方法は書くこと、リスト化 不思議なほど効果あり

■3.ネットワークを作る

■課題

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創業1911年 
587-0042 大阪府堺市美原区木材通1-11-13 TEL:072-361-5501 FAX:072-362-3341
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