ウパチャラ 2月4日
毎月曜日、朝の朝礼にはウパチャラ(=儀式)が行われる。が日本の朝礼とは全く違う。朝の7時前から約40分近くも行われる。今さらのように、これを毎月曜日しているから、8月の独立記念日にも子どもたちだけでスム
ーズに出来たのかと納得!最初から最後まですべて子どもたちが行う。台本は大きな紙に書いてありすでに言うことが決まっている。6年生が代表になり進行される。やたら多いのが整列!敬礼!であった。また、国旗掲揚の時の3人の女の子の行進がみごとだ。低学年はいつか自分も国旗掲揚をあんな風にしたいとあこがれるらしい。宗教の先生がパンチャシラ(憲法の前文の建国五原則)を声高々と全員で言う。
1/絶対神への誓い(これは、自分が信じている許された4つの宗教の事で、イスラ
ム教・ヒンズー教・仏教・キリスト教)・・・・・これが一番に来てるのがすごい。
2/人道主義であること
3/インドネシアは統一国家であること
4/民主主義であること
5/社会正義であること
その先生の声の後にほぼ全員がすでに暗唱していて、くりかえす。
そういえば、時々「ウパチャラごっこ」をしているのを見る。先生役をしてたり、旗をあげるまねをしたりである。行進が合わなくてやり直しをしているところなど、とってもかわいい。
日本の面積の約5倍もあり、多民族であるインドネシアを一つにまとめるにはやはり大変な事だと感じた。小さいころから「私はインドネシア人である。
」「インドネシアは一つの国家である。」と徹底して教える。それでも私はジャワ人・俺はスンダ人となる。また、多民族の統一にイスラム教が深くかかわっている。わざわざ、「わたしたちは日本人である。」と習ったことがなく、当たり前のように日本語を日本で話しているのと比べるとどっしりと重みが違う。
この国の人がオランダ語や日本語をぺらぺらと喋ってなくてよかったと思う。
インドネシアはインドネシアなんだと思った。