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こんなのあったらいいな・ボランティア 2月11日

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 まだ明るい夕方・・・忙しい、小さい子どもをかかえた家庭に若いきれいな大学生ぐらいのお姉さんが来る。そして、「今からいっしょに、かけ算の暗唱をしましょうね。」なんて甘い声をかけてくれる。その間、わずか20~30分だが、お母さんが横目でみながら用事ができる。そして、「とってもよくできました。明日は近くの公園でみんなと本読みでもいっしょにしましょうね。バイバイ。」と帰ってゆく~~。
こんな地域のボランティアがあったらいいなあ。と常々思っていた。自然と地域のお兄さん・お姉さんとつながりが出来ていく。しかし、この20~30分でも毎日となったら大変だ。それこそバイト化してくれないと、だれがするだろうか?でも、そんな毎日の20~30分うんと他人に親の前で誉められることもいいもんだ。また、学校のいろいろを報告する相手も自然と増える。と思ってたら、この地域にあった!本当に夕方きれいなお姉さんが2人ペアで回ってきて勉強をみてくれるらしい。が、勉強の内容は「神の名において、いっしょにコーランを!」ということだった。難しいアラビア文字を小さい子が読んでゆく。さすがインドネシア、宗教に関してはやることなすこと徹底している。そして、これが算数や本読み(も)してくれたらもっとええのに、と思ってしまう。
路地のあちこちに5~6人すわれる板ぶきの高床式座敷?のようなものがある。夕方、だれともなしにそこに集まって話をしてる。そんな「場」があれば人はそうするのだろうか?都会には作るスペースもないし、人もほしいとは思わないだろうか?でも、なんで日本の中高生はローソンの前にたまっているのだろう?話してる内容を聞くと先生の悪口・彼女の話・物の値段と、あまりこちらの高床式座敷の若者とかわらないかもしれない。そう思うとあの子らは「場」を見つけるのに苦労しているのかもしれない。
小さいころに友達と高床式座敷で勉強したことは、きっとなつかしい思い出になると思う。そんな、思い出が作れる地域であってほしいなあ。

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