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イチイ


解説
イチイ科イチイ属。常緑針葉樹。別名はアララギ。北海道や北東北の方言ではオンコと呼ばれる。北海道、本州、四国、九州、アジア東北部、シベリア東部に分布する。
中国地方の大山の頂上には野生種が自生していて、特別天然記念物に指定されている。名前の由来は、仁徳天皇がこの木でしゃくをつくらせ、それで正一位を授けたので「一位」といわれている。高さ15-20mになり、円柱形の樹形である。樹皮はスギとにているが、スギよりもっと赤みが強い赤褐色で、スギよりもっと細かい縦の割れ目が 入っている。 
葉が線形で螺族状か二列ならびとなる雌雄異株で、雄花は淡黄色の雄しべが10個ほど集まって球形になる。雌花は緑色で、秋には液果のような多肉質の球果が熟し、鮮紅色で美しい。甘くて食べられるが、葉、樹皮、種子は夕キシンという有毒物買を含んでいる。心材と辺材の色の差は非常にはっきりしていて、前者 は濃赤褐色で、後者は狭く、淡色、生育の遅い木で気乾比重は0.45~0.62である。
樹として大きいものは凹凸ある丸太のままで、その雅致を生かして床柱にも利用される。
針葉樹の中ではかなり堅い材に属し、材の強度も充分ある。また年輪が細かく、木理は通直で、木の肌も なめらかで光沢があり、優美な感じがする。さらに板の反りや割れも少なく、材が重厚な割に切削などの加工も容易である。製材の歩留まりが悪いことや、材が少ないなどの欠点ょを除けば用材としては非常に優れた材と言える。また、これほど木工に好適な材はまず見当たらないとさえ言える優良材である。建築材や家具につかえるほどの量は確保できなくなったので、現在使われるものは、彫刻など小さくて 高価なものの原材料である。赤くて艶がある材質が珍重がられるので、寄木細工や象眼細工の材料となることも多い。 飛騨の高山では、「一位一刀彫」という伝統の工芸があり、現在でも沢山の彫刻師たちがいる。

木目
写真
イチイの葉 イチイ イチイの実 イチイの実
上4枚 北海道大学植物園 2014年9月14日
写真
表皮
イチイ表皮
樹形
イチイ樹形 イチイの樹形
▲▲  北海道大学植物園 2014年9月14日
黄金水松 この木に関する俳句いちい
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