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ラミン

解説
 ジンチョウゲ科。産地:ザハ、サラワク、フィリピン、インドネシア。  木理:やや精。
比重:0.55。径:1m。心材と辺材の区別は不明瞭で、淡黄色~黄  白色。
板目面、柾目面に導管の条が赤色に認められる。梱包材、構造材、内装材、装飾材など用途は幅広い。  欠点は青色のカビが材の中に入りやすい。
 1978年にインドネシアで丸太の輸出が禁止になる以前は、輸入南洋材の1.5%を占め、値段も安く、節がなく、  色も白く、塗装もしやすいことから、日本人の嗜好によく合い一時期、大量に消費された。
 制作者は1971年から1973年にかけてインドネシアの赤道直下にあるポンティアナックにて商社駐在でよくこの木を検品しました。
*1現地では4メーターの長さで出材し、いかだを組んで川をおろし、  トルクアイルというロッグポンドで検品します。
 しかしその後、インドネシア政府は丸太の輸出禁止をし、製材品としての輸出を奨励しました。  そして最近ではさらに2001年4月、伐採・商業取引の禁止令を出しました。
 またインドネシア政府は、自国からのラミンの輸出割当量をゼロにすることをワシントン条約事務局に通告しているため、  同国の輸出許可書がない限り、日本ではインドネシア産ラミン材は輸入不可となります。
 したがって現在日本にあるラミンは合法的なものでないということになります。
 民間環境団体*2などで、ラミンの保護のための活動がおこり、その活動の成果もあって、大手企業でもこの材の利用が激減しました。
ラミン材の出材から木材船積み込みまで 1971~1973年
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トロッコからラミン材を下ろす
トロッコからラミン材を下ろす
ラミン材筏を船に運ぶ
ラミン材の夜間船積
ラミン材のホールド船積
ラミン材の船積
写真右の小島の周辺に常時3000トンクラスの木材船が2~5隻荷役していた。木材輸入のためとはいえ異常な状態でした。

*1ポンティアナツクのラミン材の積みこみ荷役(1972-1974年のインドネシアのラミン輸出全盛期の当時) *2ラミン調査会
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