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トチュウ

解説
トチュウ科トチュウ属。落葉高木。中国原産で、1科1属1種の樹木で日本各地に栽植されている。高さ10-20 mになる。化石が中央ヨーロッパ及び北米で見つかっている。およそ6千万年前は多くの地域で繁殖していたと考えられているが、現在では中国以外では確認されていない。雌雄異株、葉はニレやケヤキに似た楕円形で互生である。花は緑色がかかった白色で4月頃開花する。実は11月頃熟し、翼果である。芯材はうすいピンク、辺材は白っぽい色、普通の木と違い辺材部を主に使う。硬く彫りにくい木であるが 漆との相性もよく、縮杢があれば漆を塗れば杢が美しく浮き上がって見える。葉を乾燥させたものを杜仲茶として流通しているが、樹皮は「杜仲」とい
う生薬名があり、医薬品として扱われる。これは腰痛、足腰の倦怠感解消、頻尿、肝機能・腎機能の強化、高血圧に効果があるとされる。
樹形
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トチュウの葉
神戸森林植物園 2013年10月14日
トチュウの葉
長居植物園 2022年9月16日
樹皮
トチュウの樹皮
長居植物園 2022年9月16日
関連
この木に関する俳句もも
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