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世界の有用木材950種から英名で検索の結果

管理番号  科・属
1755033―1  トチノキ科(Hippocastanaceae)  トチノキ属
英名・商業名
Horse chestnut
学名
Aesculus hippocastanum
英名・商業名
マロニエ
樹木・木材の別名、産地、解説
別名、現地名
代表和名「マロニエ」、代表英名「Horse chestnut」。ウマグリ、オウシュトチノキ、セイヨウトチノキ、ツタモミジ、ハナノキ、ホースチェスナット、Common Horse Chestnut、Kan-luang(タイ)、Marronnier、Witte Paardenkastanje
主たる分布
ヨーロッパ
樹種解説
落葉高木、樹高は18~30m。樹形は卵形。原産地:バルカン半島南部。老木になると樹皮は縦に溝が入る。実は球形で刺毛があり、直径約5cm。トチノキに比べ、葉が小さく鋸歯がはっきりし、花は大型であるので見分けられる。ロンドン郊外には名木や並木が多く、パリなどヨーロッパの都市でマロニエと呼ばれるのは主に本種のこと。欧米では街路樹としてひろく植えられる。英名の Horse Chestnut は、果実が家畜の飼料とされたり、馬の咳を治す薬に用いられたことにちなむものという。木材は軽軟で肌目は精、乳白色の木材である。一般に木理は通直であるが、ときにに老木や損傷のある木では不規則なこともある。材質的には、ポプラ、またはアメリカ産のコットンウッドに非常によく似ているが、それらよりわずかに重い。加工性はあまり収縮しないでよく乾燥し、乾燥すれば、利用の際は安定している。加工は容易だが、切削刃物を鋭利にしておかないと、よい仕上がり面は得られない。強度はかなり低くて軟らかく、脆い傾向がある。耐朽性は低いが、保存処理は施しやすい。用途はブラシの柄や背、台所用品などの旋作細工品、軽量の箱や木枠をつくるのに最適で、木理が通直であれば工業用の木型にも。
主要な材質・強度性質表・グラフ
1.比重
7
2. 1%当り収縮率
接線方向
5
半径方向
5
3.全収縮率
接線方向
5
半径方向
5
4.曲げヤング係
4
5.縦圧縮強さ
6+
6.縦引張り強さ
5
7.曲げ強さ
6+
8.せん断強さ
環境関係項目 レッドリスト・ワシントン条約
レッドリスト取扱
-情報なし-
基準解説
-情報なし-
ワシントン条約
-情報なし-
参照・参考先
世界の木材900種(1975)、木材活用事典(1994)、米材樹種ガイド(1994)、Tree of Britain &Northern Europe(1982)、AleenCoombesTrees500、世界木材図鑑(2007)、Simon&Schutrer's guide toTREES(1989)、Eyewitness Companion Trees(2007)
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