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新・木偏百樹

くこ

本州、四国、九州、沖縄、台湾、朝鮮半島、中国に分布する。クコの生育は平地に限られ、原野、海浜、川岸の土手、道端などの明るいやぶに普通に見ら れる。種子をまいても、枝をさし木しても簡単に増殖でき、肥料としては木炭、鶏糞、油粕を与える。
普通は高さ45-50cmぐらいだが、時には2- 3m・径5センチぐらいにもなることもある。よく枝分かれしてやぶ状をなし、枝は淡灰黄色で断面はやや四角形をし、時に棒状の刺がある。たいがいの環境 にはなれてしまうが、日陰より日なたが、乾燥地より湿り気の多い土地のほうがよく生える。種子をまくか、株分けするか、挿し木で増やせる。生垣によく使 われる。夏に釣り鐘状をしたうす紫色の小さな花を葉腋につける。果実は楕円形の液果で秋に熟すると鮮紅色となり美しい。
古来より不老長寿の効ありとして薬用に用いられてきた。
葉や茎、新芽はさっと茹で、よく水にさらしてから、おひたし、和え物、天ぷらなどにして食べられる。
くせのない味がする。
枸杞という漢名は、2種の木の名からなっている。
ミカン科の枸(カラタチ)のようなトゲがあり、ヤナギ科の杞(コリヤナギ)のように枝がしなやかに伸びることから名づけたといわれる。
初夏の新芽や夏の成熟葉を摘み取り、日干ししたものを枸杞葉とよび、お茶としてはカフェインを含まず、たんぱく質などが多い、またカリウムを含んでいる ので、ナトリウム(食塩)のとりすぎによる動脈硬化の予防に役立つ。
また葉は強精薬になる。
秋に赤く熟した果実を採集し、日干しにしたのが枸杞子で、果実を酒や焼酎につけたものがクコ酒である。
秋に根を掘り取り、水洗いして、皮をはがして日干しにしたものが地骨皮(ジコッピ)という。
漢方では消炎、解熱、強壮薬などに用いられる。薬膳料理のスープによく使う。また、貝原益軒の「大和本草」には、心身を軽やかにし、眼目に効く最良 薬であると書かれている。
昭和40年ごろ、婦人週刊誌などに取り上げられ、「枸杞酒」を飲めば元気が出る、クコの葉は万病に効くといわれて、日本中で大ブームとなり、一種のクコ・ ブームがおきた。
脳卒中・高血圧・動脈硬化・糖尿病などのほとんどの成人病に効くとされ、老人性痴呆症にも効果があるといわれて、クコ健康法の本も多数が出版された 。実際、クコには、血管を和らげるルチンや、肝機能を助けるベタイン、ビタミンCが含まれる。葉にはベタイン、ルチン、ビタミンなどが含まれている。
夜店などでさまざまな実と一緒に売られている。ある時、ナツメの実、サンザシの実とあわせクコの実も買った。会社で気分転換用のつまみにしていたら、 同じ量だったのに真っ先にクコの実がなくなった。
学名
Lycium chinese 
ナス科
クコ属
英名
Chinese Wolfberry,Tea-Tree,Chinese Matrimony Vi-ne

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