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小説と木
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柳田国男の小説 「遠野物語」に出てくる樹木や木製品

この小説の初出は1910年、文庫本におけるページ数は80ページ
ページ 元樹種 掲載樹種 掲載言葉
8 一木 一木 遠野郷には八箇所の観音堂あり。一木をもって作りしなり。
17 クリ 栗を拾いに 上郷村の民家の娘、栗を拾いに山に入りたるまま帰り来きたらず。
16 木の葉 木の葉 裾のあたりぼろぼろに破れたるを、いろいろの木の葉などを添えて綴りたり。
19 ナシ 梨の樹 若き娘梨の樹の下に草履を脱ぎ置きたるまゝ行方を知らずなり、
19 梨の樹 若き娘梨の樹の下に草履を脱ぎ置きたるまゝ行方を知らずなり、
19 シラカバ 白樺の林しげく 大谷地は深き谷にて白樺の林しげく、その下は葦など生じ湿りたる沢なり。
19 白樺の林しげく 大谷地は深き谷にて白樺の林しげく、その下は葦など生じ湿りたる沢なり。
22 クワ 桑の木 此の神の像は桑の木を削りて顔を描き、四角なる布の真中に穴を明け、
0 縁側 縁側 家に帰りて見れば、縁側に小さき泥の足跡あまたありて、
25 板戸 板戸 怪しと思いて板戸を開き見るに何の影もなし。
25 ナシ 梨の木 孫左衛門が家にては、或る日梨の木のめぐりに見馴れぬ茸のあまた生えたるを、
25 水桶 いかなる茸にても水桶の中に入れて苧殻をもってよくかき廻してのち食えば決して中(あた )ることなしとて、
27 炭籠 炭籠 母人は旁に炭籠を置き、おりおり炭を継ぎてありしに、
27 炭を継ぎ 母人は旁に炭籠を置き、おりおり炭を継ぎてありしに、
27 炭取 二人の女の坐れる炉の脇を通り行くとて、裾にて炭取にさわりしに、丸き炭取なればくるくるとまわりたり。
27 丸き炭取 二人の女の坐れる炉の脇を通り行くとて、裾にて炭取にさわりしに、丸き炭取なればくるくるとまわりたり。
28 門松 門松 春のいそぎの門松を、
32 大木 大木 又谷のあなたにて大木を伐り倒す音、
32 キリ 桐の花 五月に萱を苅りに行くとき、遠く望めば桐の花の咲き満ちたる山あり。あたかも紫の雲のたなびけるがごとし。
32 樹の皮を また来んと思いて樹の皮を白くし栞としたりしが、
32 其木のありかを 終に其木のありかをも見出しえずしてやみたり。
33 森林 森林 谷を隔てたるあなたの大なる森林の前を横ぎりて、
35 木の葉 木の葉 秋の暮のことにて木の葉は散り尽し山もあらわ也。
35 樹の梢 樹の梢に上のぼりてありしに、
35 樹の梢 樹の梢に上のぼりてありしに、
0 其樹の下 其樹の下を夥(おびただ)しき足音して走り過ぎ北の方へ行けり。
37 樹の梢 崖の樹の梢にあまたおり、
37 樹の梢 崖の樹の梢にあまたおり、
37 木の実 木の実 人を見れば遁(に)げながら木の実などを擲(なげう)ちて行くなり。
40 樹を伐る ある淵の上なる山にて樹を伐るとて、
43 クルミ 胡桃大木 今もその胡桃大木にてあり
43 大木 胡桃大木 今もその胡桃大木にてあり
43 クルミ 胡桃の樹 この家の屋敷のめぐりはすべて胡桃の樹なり。
44 大木 大木の下に ある夜山中にて小屋を作るいとま無くて、とある大木の下に寄り、
44 木のめぐり 魔除のサンズ縄をおのれと木のめぐりに三囲引きめぐらし、
44 木の梢 木の梢 其木の梢に蔽かゝりたり。
48 厨川の柵(しゃく )に近き家なり。
49 クワ 桑の木 馬を連れ出して桑の木につり下げて殺したり。
49 クワ 桑の木 驚き悲しみて桑の木の下に行き、
49 クワ 桑の枝 馬をつり下げたる桑の枝にてその神の像を作る。
49 桑の枝 馬をつり下げたる桑の枝にてその神の像を作る。
50 木像 木像 山口の大同にあるオクナイサマは木像なり。
50 木像 木像 田圃のうちにいませるはまた木像なり。
51 木像 木像 カクラサマの木像は遠野郷のうちに数多(あまた)あり。
51 木の半身像 いずれのカクラサマも木の半身像にてなたの荒削りの無恰好なるものなり。
51 離森 離森の長者屋敷にはこの数年前まで燐寸の軸木の工場ありたり。
51 燐寸 燐寸 離森の長者屋敷にはこの数年前まで燐寸の軸木の工場ありたり。
51 軸木 軸木 離森の長者屋敷にはこの数年前まで燐寸の軸木の工場ありたり。
52 枕木 枕木伐出 其後又同じ山中に枕木伐出のために小屋をかけたる者ありしが、
52 うつ木 五つ葉のうつ木 この山中には五つ葉のうつ木ぎありて、
53 垣根 垣根 かしこには垣根ありし筈なるにと思ひて、
58 板戸 板戸 板戸にがたと突き当り、戸のさんにも触りたり。
58 戸のさん 板戸にがたと突き当り、戸のさんにも触りたり。
61 松林 松林 田圃に続ける松林にて、
61 雑木 雑木の林 柏崎の人家見ゆる辺より雑木の林となる。
61 雑木の林 柏崎の人家見ゆる辺より雑木の林となる。
61
林の中 参詣の路は林の中にあり。
61 スギ 杉の古木 二三十本の杉の古木あり。
61 古木 杉の古木 二三十本の杉の古木あり。
61 林の樹木越し 誰ならんと思ひ林の樹木越しにその人の顔のところを目がけて歩み寄りしに、
61 樹木越 林の樹木越し 誰ならんと思ひ林の樹木越しに其人の顔のところを目がけて歩み寄りしに、
61 クワ 桑畠 その麓なる桑畠にて村の若者何某という者、
64 樹深く 名に負う六角牛の峯続きなれば山路は樹深く、
65 麓の林 愛宕山の麓の林を過ぎしに、
65 林の中 そこは林の中なれど少しく芝原あるところなり。
71 クルミ 胡桃の実を 月見というは六つの胡桃の実を十二に割り一時に炉の火にくべて一時にこれを引き上げ、
71 胡桃の実を 月見というは六つの胡桃の実を十二に割り一時に炉の火にくべて一時にこれを引き上げ、
73 木挽 木挽 本業は木挽なり。
73 板敷 板敷 例えばお前のウチの板敷を取り離し、土を掘りて見よ。
72 木の葉 木の葉 見馴れぬ男来たり、木の葉とか何とかを娘にくれたり。
74 木彫 木彫の像 神楽舞の組ごとに一つゝ備われる木彫の像にして
74 桝の上なるゴンゲサマ飛び上り飛び上りして火を喰い消してありしなりと。
76 ジョウヅカ森 野にジョウヅカ森というところあり。
76 ジョウヅカ森 近辺にては地震の折はジョウヅカ森へ遁げよと昔より言ひ伝へたり。
77 うつ木 うつ木を栽え 岡の頂上にうつ木を栽えめぐらしその口は東方に向かいて門口めきたるところあり。
78 大木 大木の梢 これよりは行くべき方たもなければ、沼の岸の大木の梢に昇のぼりいたり。
78 大木の梢 これよりは行くべき方たもなければ、沼の岸の大木の梢に昇のぼりいたり。
79 木の 木のからうどの中がよいか、石はつめたし木のからうどの中にと言いて、
79 つめたし木の 木のからうどの中がよいか、石はつめたし木のからうどの中にと言いて、
79 木の唐櫃 木の唐櫃の中に入りて寝たり。
79 木の唐櫃 錐を紅く焼きて木の唐櫃の中に差し通したるに、
81 ヒノキ ひの木さわらで ゐり来て此もんを見申せや、ひの木さわらで門立かどたてゝ、
81 サワラ ひの木さわらで ゐり来て此もんを見申せや、ひの木さわらで門立かどたてゝ、
81 大工 いかな大工 まゐり来てこの御本堂を見申せや、いかな大工は建てたやら
82 ヒノキ ひの木さわらで 一 小島ではひの木さわらで門立かどたてゝ、是ぞ目出たい白金の門
82 サワラ ひの木さわらで 一 小島ではひの木さわらで門立かどたてゝ、是ぞ目出たい白金の門
82 檜皮 ひわだぶきの 一 八つ棟ぢくりにひわだぶきの、上におひたるから松
82 カラ松 おひたるから松 一 八つ棟ぢくりにひわだぶきの、上におひたるから松
82 カラ松 から松 一 から松のみぎり左に涌くいぢみ、汲めども呑めどもつきひざるもの
83 桝形 桝形ほめ
83 この桝 一 まゐり来てこの桝を見申せや、四方四角桝形の庭也
83 四方四角桝形 一 まゐり来てこの桝ますを見申せや、四方四角桝形の庭也
84 タル木 たる木 一 こりばすらに小金のたる木に、水のせ懸(がく)るぐしになみたち
85 おい柱 一 これの御庭におい柱の立つときは、ちのみがき若くなるもの
85 マツ 松島の松 一 松島の松をそだてゝ見どすれば、松にからするちたのえせもの
85 マツ 松に 一 松島の松をそだてゝ見どすれば、松にからするちたのえせもの
87 マツ 松島の松 一 松島の松にからまるちたの葉も、えんが無れやぶろりふぐれる
87 ちたの葉 一 松島の松にからまるちたの葉も、えんが無れやぶろりふぐれる
87 大工 大工 一 この代を如何な大工は御指しあた、四つ角て宝遊ばし
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