イスラムのお正月・レバラン 12月26日
約1週間のお正月が終わり、そろそろ店も完全に開きはじめてきた。学校も始まる。ちょうど2学期のど真ん中にプアサ・レバランがある感じで、長い休みが終わってもまだ2学期なのである。
レバランにはそれこそインドネシア民族大移動となり、飛行機のチケットから何から何までいっぱいである。この時期にインドネシアに旅行しようものなら大変!しかも毎年レバランの日はずれてゆくので要注意である。丁度、日本のお盆、12・13日に空港に降り立った感じでしょうか?一度、新年とレバランが重なった時はツーリストも大変だったらしい。
なぜ、大移動をするかと言えば家族・親戚が集まるのである。見ているとまるで小さいころのお正月。久しぶりにあった子ども達、親やきょうだい、年のいったおばあさんの嬉しそうな顔。そして、近況を報告してからお墓まいりをこの時にする。小さな入れ物にいい匂いの花をいれ、お墓に水をかける。最後にのこった水すこしを顔にかけてお祈りをする。イスラム教は土葬である。そこのお墓の周りはこの一族のものだった。他の家族は入れない。
そして、でるわでるわの甘いお菓子と甘い飲み物。初日はだいたい、父親方の方へ挨拶に行き次に母親の方の家族へ行くらしい。そこらへんもきっちり男性社会だと思う。
そう言えば、今は亡き明治12年生まれのうちのおばあちゃんも「うちの家から先に墓まいり」と母に言っていたとか?近い方から行ったらいいやんか、と思ってしまう。