何と世の中は非情なのでしょう。
誰もが中川先輩の訃報に驚き、そして業界にとって
誠に残念な方を失ったと落胆したに相違ありません。
中川先輩ほど業界の発展を願い、
木を愛されそしてその想いを実行された方は少ないでしょう。
又大青協のことをいつも
気にかけて頂き我々現役としては誠に心強いかぎりでした。
個人的には中川先輩とは
あまり親しくお話をする機会がなかったのが本当に残念でなりません。
でもよく大青協の
会合には参加して頂き、二言、三言お言葉をかわすだけで何か安心感を得、そして
同じ絆で結ばれているものを感じたものです。
私は中川先輩のお姿で実に印象的な
光景があります。
それは大青協が全国大会を主管するにあたり、先輩達による現役への
激励会のパーティの席上でした。
先輩諸氏の挨拶が順次行われ、無事心臓の手術が
成功された多田先輩の挨拶になりました。
多田先輩が「おかげさまでこんなに元気に
なりました。
」とお話を始めると中川先輩の目から大粒の涙がホホをつたわったのです。
ハンカチで涙をぬぐいながら多田先輩のお話を聞いている姿を見て、私も胸にジーン
とくるところがありました。
あの光景は先輩の人柄を偲ぶ上で実に印象的に覚えています。
本当に人情家で、いろんな人を、いろんな事を想いやりながら、自分の想いを実現して
いかれる先輩の姿そのものでした。
この先輩の想いを受け継ぎ、業界のため、大青協の
ため一つでも多く皆で実現していきたいものです。
どうぞ中川先輩安らかにお眠り下さい。