もしあの日、あの時岡崎で、中川さんと再会していなかったとしたら、其の後の私の人生はどうなっていたことか。
いずれにしても、中川さんは、大阪で私の彫刻に、最初に日をつけてくれた人でありました。
限りない感謝と、感動に胸をふるわせて、中川さんのことを思うことしきりであります。
一九八九年二月七日