1. HOME
  2. 木の情報発信基地Top
  3. 8.樹木
  4. 世界の樹木TOP

ミツマタ

解説
写真ジンチョウゲ科の落葉低木。三椏・三叉、サキクサ、カミノキとも呼ばれる。中国では「黄瑞香(きずいこう)、結香(ジエシアン)」と呼ばれる。
 原産地はネパール、ブータンで中国を経由して慶長年間(万葉の時代にすでに渡来していたとの説も有力)に日本に渡来した落葉低木。
関東以西の温暖地に分布し、中国・四国地方の山間部に多く栽培されているが、野生化をしているところも多い。
高さ1~2m。枝は3分枝に出る。粘り強く手では折れない。若枝に伏毛がある。花は早春、新葉に先立って枝先に下向きに束状に集まって開く。花びらはない、花びらのようにみえるのはガクである。ガクは四弁だが、よく見ると正方形ではなくひし形。花(萼)に芳香があります。葉は薄く、長さ5~15cm、長楕円形、鮮やかな緑色で裏面は粉白色。
別名カミノキはミツマタが元々紙の材料として栽培されていたため。和名の三叉(みつまた)は枝が3叉状に出ることによる。ガンピ、コウゾとともに和紙の三大原料とされる。 この木は何といっても紙や紙幣の話が多い。樹皮が優良な和紙の原料で、とくに紙幣や地図に重宝されてきた。
「洋紙百年、和紙千年」と言われるように、和紙は耐久性にも並はずれて優れている。日本の和紙は楮(コウゾ]が一番早く、ついで雁皮(ガンピ]が奈良時代に登場、みつまたは江戸時代と比較的新しい。ガンピは栽培困難だが、ミツマタは栽培しやすいことから普及した。近代になってからは機械漉ができること、繊維が短く弱いが、紙にすると艶がありしなやかで、美しく、精巧な印刷にも耐え、すかしが入れ易い、弾力性に富み、耐伸、耐折強度が強い利点をもち、紙幣として大量に利用された。
古来、日本の紙はミツマタ、ガンピ、コウゾの三つの樹木の皮から作られてきました。このうちミツマタは機械漉ができること、精巧な印刷にむいてすかしが入れ易いなどの利点をもち、証紙や紙幣にされます。造幣局では公式には比率は公開していないが一万円札は約10%がミツマタの利用という。 
庭木としてはあまり一般的なものではないが、春の訪れとともに咲く花が印象的である。ハチの巣のような特徴のある花で楽しませてくれる。整った庭よりも、少し野趣を感じさせる庭に似合うでしょう。
病害では、黒点病、白紋羽病、白絹病があり、虫害では、アオクサカメムシによる被害がある。
写真
大阪府 万博記念公園 日本庭園 204年3月31日
写真 写真 写真
▲▲▲ 富田林市 錦織公園  2003年3月31日
みつまたの花 みつまたの花
▲▲ 富田林市 錦織公園  2014年3月16日
写真
宇治市植物公園  2012年9月4日
樹形
みつまた
富田林市 錦織公園 2003年3月31日
みつまた
 富田林市 錦織公園 2024年1月11日
みつまた
書富田林市 錦織公園 2024年1月11日
みつまた
奈良 万葉植物公園 2012年9月23日
 中川木材産業のオリジナル推し商品
キットデッキ ウリンを利用した高耐久のウッドデッキ。最強なのに簡単組立て。
ウリン専用特殊ビス ウリンなどの硬い木材専用のビス、最も折れにくいビスです。
ウッドデッキのショールームです。大阪府堺市。
ウッドデッキ(ウリン )製作体験談、レビューです。
ウッドデッキ(イタウバ・アマゾンジャラ)製作体験談、レビューです。
ウッドデッキの束と大引を結合する金物。カチオン塗装、強度あり。
ウッドデッキ専用の束石、スマートで小型の束石、人気部材です。
木製キャンバー 建築や土木工事に利用する楔です。様々に利用されています。
中古足場板 室内装飾、店舗内装など古材風のインテリアとして人気。
スウェーデントーチ 一般に販売されているものの中で一番性能が良いとの評価です。
ちび丸太 園芸用 木工作用などに人気の小さい丸太です。
簡単連結丸太フェンス 植木の根元に利用したり、鉢カバー隠しにに利用されています。

▲目次に戻る

創業1911年 
587-0042 大阪府堺市美原区木材通1-11-13 TEL:072-361-5501 FAX:072-362-3341
古物営業法に基づく表示  特定商取引法表示  ご利用ガイド 
ご質問・問い合わせ  著作権・サイト関係  カテゴリーサイトマップ  迷子になった場合

©1996-2021 NAKAGAWA WOOD INDUSTRY Co., Ltd All Rights Reserved.