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巨樹名木探訪

椋本の大ムク

 当地は以前、椋本村と言われたが、それはこの大きなムクノキがあったからだろう。  この巨樹がこの地域の人々に、さまざまな影響を与え、ここを中心として、人々の文化、  生活が営まれ、歴史を刻んできたことだろう。全国のムクノキのなかで、2番目の太さで、  国の天然記念物に指定されてある。毎年新年にはこの地区の各自治会でつくる「しめ縄」  を、一本につないで飾り付けているそうだ。  「椋本の大ムク」に伝わる伝説がいくつかあり、平安時代には征夷大将軍の坂上田村麻呂  の家来、野添大膳父子が都を追われ、伊勢路を流浪しこの地に逃れたときに,巨大な椋  の木を見つけ、その下に庵を造ってくらし住んだ。  源平の動乱時には、平家の落人花木太左衛門酉木織口が、この巨樹のそばに家を建て農業を始めた。  北畠氏の臣野呂民部之輔が織田信長の北伊勢一帯侵攻の時、滝川一益から追われ逃げて落ちたとき、  この巨樹かくれて助かった等と言い伝えられている。  明治3年の台風で枝が折れたが、その枝を材料として作った木彫の獅子頭が明治7年に椋本神社に  奉納されている。  書籍では巨樹・名木巡り北陸近畿編、巨樹を見に行く、巨樹と日本人、本朝巨木伝、日本の巨木、  巨樹名木探訪全国674本、みえの樹木百選、巨樹探訪の旅、新日本名木100選、巨樹の民俗紀行等  に詳しく記されている。
記念物指定
昭和9年 国の天然記念物に指定
データー
  樹種  幹周 800cm 樹高 18m 樹齢 推定1000年
住所
三重県安芸郡芸濃町椋本      緯度 北緯  34.48.13     経度 東経 136.25.39
掲載書籍
解説、案内版
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付近の景色
付近には旧街並みがあり、落ち着いた雰囲気がある
撮影日、撮影者
1998年 9月3日 中川勝弘撮影
撮影機材
Nokon COOLPIX 950
交通
記念物指定
JR津市駅から「椋本団地」行きのバスで30分、椋本下車 徒歩約5分
駐車場
りっぱな駐車場あり
 
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