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巨樹名木探訪

「日置のハダカガヤ」

ひおき

記念物指定
国の天然記念物 大正14年10月8日指定
住所
兵庫県篠山市日置167 磯宮八幡宮

国指定天然記念物です。学術的に非常に珍しいものです。普通のカヤの実は固い殻に覆われていますが、このカヤの実は殻が無く渋皮のみです。そのためハダカガヤと名付けられています。伝承では、足利尊氏が天皇方に敗れ、都から九州へ逃げのびる途中にこの地に立ち寄り、 殻をむいたカヤの実を神前に捧げて武運長久を祈ったとされる。その時の実が生長し、ハダカガヤになったと伝えられている(案内板)。3本カヤが道に沿って並んでいますが、真ん中のものがそれです。 なお市町村合併前の笹山町時代の看板にはこの種子をまいても、普通のカヤになってしまう。また、ハカカガヤは世界中でこの1本だけと書かれてありました。
普通のカヤの学名はTorreya nucifera Sieb.et Zucc(一般にはTorreya nucifera) で、シーボルトとツッカリーニが名づけたことかわかります。てもこのカヤの学名は Torreya nuda Miyos. となっているので、日本の植物学者 三好学によって名づけられたと思います。それらから判断すると当時はまちがいなく世界で唯一のものであったと思われます。 学名の意味はTorreya(カヤ属) nuda( 裸の) Miyos.(三好学 )です。また、学名はイタリック体で表示されることになっています。 国の資料によると大正十一年の夏、落雷の爲に頂上の枝は枯死するも他の部分は健全なり、とありました。

掲載書籍

2022年再訪問時

日置のハダカガヤ 日置のハダカガヤ 日置のハダカガヤ 日置のハダカガヤ 日置のハダカガヤ 日置のハダカガヤ 日置のハダカガヤ 日置のハダカガヤ 日置のハダカガヤ 日置のハダカガヤ 日置のハダカガヤ

1999年 初回訪問時


県道から神社の入り口まで、季節によってはとても美しいと思います。
交通
自動車では写真のように広く、駐車可能。
撮影機材
Nokon COOLPIX 950、2022年Lumix G8、Lumix GH4
初回撮影日、撮影者
1999年5月24日   中川勝弘撮影
交通

丹波篠山市役所から 7km、車で13分 駐車場はありません。

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