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巨樹名木探訪

宇美八幡宮 湯蓋の森、衣掛の森

福岡駅のバスターミナルからバスに揺られること約30分でこの神社の前に到着。入口の鳥居のところから鎮守の森が始まる。宇美八幡宮は当地では有名で、参拝者も平日にもかかわらず、10数名きていた。宇美八幡宮が安産の神様であるとのことで安産祈願に訪れるらしい。神社を入り右手に「湯蓋の森」という名のくす。左手に「衣掛の森」という名のくす。 われこそはと争っているかのごとくどちらも大きい立派なくすのきである。。
記念物指定
住所
福岡県粕屋郡宇美町大字宇美、宇美八幡宮
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宇美八幡宮は、古事記や日本書紀などに、神功皇后の御子応神天皇が生まれた地であるということが記されていて、そこから、安産信仰が来ている。だからか、いろいろと、宇美八幡宮内には安産にまつわるものが多い。湯蓋の森と、衣掛の森もその一つで、例えば「益軒全集」の八幡宮本紀巻ノ三神功皇后紀下・・・の中では、子の両木のことが記されており、「湯蓋の森」は、産湯をこの木の下で沸かし、そしてそこで応神天皇がうまれ、その時の産衣を掛けた木が「衣掛の森」という、地元ではこういう話があるとのことです。(ホームページを見て下さった方からの情報です)
衣掛の森
湯蓋の森、衣掛の森
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地図
県内の位置

百万分の一 「Pro Atras98 日本広域 アルプス社」を利用

付近の位置

20万分の一「Pro Atras98 日本広域 アルプス社」を利用

撮影日、撮影者
98年10月02日 中川勝弘撮影
撮影機材
CANON EOS 1000s、エプソン EP-100、日立 MP-EG
交通
福岡駅のバスターミナルからバスで約30分で神社前に着く 車は駐車場あり 
一般的な解説
クスノキ科。常緑高木。本州中南部、四国、九州、琉球、済州島、台湾、中国南部、インドシナに分布する。漢字は樟で、楠はタブノキである。各地で名前がわからないためナンジャモンジャといわれているものにはクスノキが多い。 高さ30mまでになる。ときに老大木で直径5mに達するものがある。 葉は互生、卵形、広卵形で長さ6-10cm。春、新葉が伸びだすと、まもなく古い葉は全部落ちる。芽出しの若葉は淡紅色、橙黄色などから淡緑色に変わり美しい。花と果実は目立たない。庭園樹、街路樹として広く植えられ、樟脳採取のために植裁されたものもある。 長命で天然記念物に指定されている巨樹名木も少なくない。 巨樹リストの中でも圧倒的に多い、また独力で立っているのが多いのもクスの特徴である。 散孔材で心材は黄褐色、紅褐色、肌目はやや粗く、木理は交走することが多く、玉杢などが現れるものがある。材はやや軽軟から中庸、耐朽性が高い。建築では内装材、また社寺建築、建具、家具、器具、楽器、彫刻、木象嵌その他に用いられる。古代には丸木舟に多く使われた。葉や幹、根などを蒸し、出て来る蒸気を冷やし(蒸留)、固形にしたものです。それは、防虫剤やセルロイド、フィルムなどの材料になり、東南アジアでは古くからつくられていたが、日本では、以外にも歴史は浅く、江戸時代半ばからつくり始められ、明治時代には最盛期となり、何と合成樟脳やプラスチックが出廻った戦後にはもう衰退の道をたどり始めた。しかし、セルロイドがもてはやされて いた明治から昭和のはじめ頃には、何と世界一の生産量となったことも あったほどで、その頃の日本の発展に樟脳、しいてはクスノキが重要な役割を果たしたといえる。 クスノキは、成長がさかんで、さらに長命なので、古くから人の名前に使われる事も多い。有名なのは南方熊楠である。
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