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神谷のインドネシア点描

『スラバヤの塩田』

インドネシアは乾期です。
丁度日本の夏が乾期に当たりますので、日本の残暑に 歩調を合わせるがごとくそのピークも過ぎ、そろそろ雨期を 迎える準備に入り出す頃合いです。
その最たるものが塩田作業です。
折角の塩も雨に当たれば再び溶けてしまいます。
雨が降り出す前に塩を収穫すべく作業が進めらます。
インドネシア写真
インドネシア写真
インドネシア写真
インドネシア写真
東ジャワの州都・商都スラバヤ郊外は雨の少ない土地柄で あり、更には沖合に塩分の濃い潮流が流れているらしく、 昔から塩田の多い土地です。
スラバヤからグレシック工業地帯へ向う途中には辺り一面 塩田が広がっておりました。
かつてこの塩を一時保管する道路脇の塩倉庫にて、一人の 塩田労務者(苦力)が疲れ果てて昼寝をしておりました。
その夢の中に神様が現れ、『お前はタバコを作って財をなせ』、 とのお告げをされたのです。
彼はお告げに従い苦労してタバコ会社を作り、それが大成功 してインドネシアでも有数の財閥となりました。
サーファーの間で一時幻のタバコと騒がれていたアノ甘い パチパチタバコ、グダンガラム(GUDANG倉庫・GARAM塩) の謂れです。
インドネシアにはこんなロマンも有ったのです。
そんな塩田も今ではその多くが埋め立てられ、工業団地に 変身してしまっております。
工業化と共にロマンも消えて行くのでしょうか…。

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