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神谷のインドネシア点描

 『海外危険情報』の巻き

NHK海外放送の目玉番組、『海外危険情報』が連日インドネシアでのテロ危険性を訴えております。
『インドネシア警察の発表によるとクリスマスから 新年にかけてテロの危険性があり、  インドネシア在住の日本人は十分注意されたし!』 ご丁寧にテロの危険性が高いところとして具体的にジャカルタ市内複数の場所を指定しております。
JW.MARIOTホテル近辺、スナヤンショッピングモール、アンチョール海浜公園、その他、クリスマスから年末に かけて人出の予想される場所および欧米人が多く出入りする場所です。
小職がコンサルティングを担当している合板メーカーHASKOグループの本社もJW.mariotホテルの横に位置する MUTIARAビルの中にあります。
ここはかつて自爆テロを仕掛けられて多くの運転手が死にHASKOの事務所もガラスが吹き飛んで大変な目にあった 所なのです。
ビルの警備も厳重を極め、出入りする車は全てトランクから車体の下、エンジンルームまで調べられます。
・同じ場所に2回はテロをしないだろう! ・同じ場所だからこそ怖いのだ! いずれの意見が正しいかは別として、本来ならば出入りを控えなければならないところです。
(でも・・・これでは仕事になりません。
) インドネシア国家情報庁長官の発表によると12月23日から1月10日に掛けて国内に潜伏しているテロ 集団が自爆テロおよび要人、外国人誘拐を仕掛けるとの予告をしているそうなのです。
警察がマランでテロリスト集団のトップ、アズハリ博士を殺した報復のようです。
空港に貼ってある懸賞付き指名手配書もアズハリ博士にはペケマークを打ってありますが一番危ないもう一人のトップ、 ヌルディンN.TOP氏はまだインドネシアのどこかに潜んでいるのです。
10億ルピア(約1250万円)の懸賞金にも拘わらずその行方は分っておりません。
そして彼が仲間の報復を訴えているのだそうです。
彼は洗脳が上手く、若きイスラム教徒を自爆テロに導く先生でもあるそうです。
ジハード(聖戦)を叫んで同じイスラム教徒を殺す。
テロで犠牲となるのはターゲットの白人より同国人の方がずっと多いのです。
バリの綺麗なジンバランの海岸レストランを同国人の血で汚し何が聖戦なのでしょうか・・・ 死んだウエーターはイスラムの敵なのでしょうか? こんな簡単なことにどうして気がつかないのでしょうか? これぞ洗脳の凄さでしょう。
人間を盲目にしてしまうのです。
そして常にその手段として宗教が使われるのです。
醜いものは綺麗な振りをして人間に近づくのです。
不味いのもは上手そうな盛りつけをして出てくるのです。
本質を見分けられないとこのような目くらましに負けます。
本質を見分ける目を養う以外に防止方法はありません。
イスラムテロ集団の気が知れない! と批判するのは簡単ですが、かつて日本でも集団テロのごとき特攻攻撃があったことを思い出しませんか? イスラム教典を知らない日本人でも、アラーの神を天皇に置き換えて考えればこのテロも理解し易くなるでしょう。
神風特攻を企画立案した多くの将官が戦後まで生き残ったがごとく彼等洗脳者が自ら自爆テロを行うことはありません。
洗脳者は常に陰から子ヤギを操縦するのです。
爆弾を着けられた子ヤギは見せかけの使命感に酔いしれながら嬉々として同じ子ヤギを殺すのです。
その陰で洗脳者は微笑むのです。
しかし・・・、 その洗脳者さへも利で釣られているのかも知れません。
本当に悪い奴は病みに紛れて金と権力を操っているのでしょう。
インドネシアの闇は本当に恐ろしいですね。
でも・・・、 見も知らぬ他人が何の信条もなく突然刃物で襲ってくる日本の現状は、小職にとってインドネシア以上に怖いです。
皆様、ご無事で、よいお年をお迎え下さいませ。
 ジャカルタにて
このレストランがテロの犠牲に J.W.マリオットの厳しい検問

賞金つきテロ犯人指名手配書

テロ情報


日本人がよく行くスナヤンゴルフ場も

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