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小説と木

樹種「ヤマナラシ-」の素敵な文章

成長が早く、高くなり25メートルにもなります。風に吹かれてさらさらと鳴る葉のふれあう音が嵐か雨を思わせるため「山鳴らし」といわれ、京都ではこの材で扇の箱をつくったので「ハコヤナギ」、新潟では仏像を彫ったので「ホトケギ」と呼びました。ただ根が浅いため、台風などで倒れることが多い。

以下に面白い、素敵、綺麗な表現のあるものをピックアップします。ヤマナラシに関する情報と写真はコチラ

田山花袋の「田舎教師」
葦や藺(い)や白楊がもう青々と芽を出していたが、家鴨(あひる)が五六羽ギャアギャア鳴いて、番傘と蛇の目傘とがその岸に並べて干されてあった。(43頁)
永井荷風の「ふらんす物語」
船と車 正しく列をなし直立している白楊樹(プープリエー)の木の姿と云い、(17頁)
永井荷風の「濹東綺譚」
唯茫然ぼとして、白楊樹の立ちならぶ表通と、横町の角に沿うた広い空地の方を眺めた。(77頁)
宮沢賢治の「まなづるとダァリア」
丘のふもとのやまならしの梢のさやぎにまぎれました(132頁)
ウィーンヤマナラシ

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