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小説と木

樹種「ナツメ」の素敵な文章

日本にも古くから渡来し庭に栽培される樹。万葉集に出ていて延喜式には乾棗が献上された事が書かれています。果実は肉質2cmくらいで赤茶色に熟した実をで、生あるいは乾燥して食べます。平安時代から菓子として使われていました。茶入れ「なつめ」は形が棗の実に似ているところから。

以下に面白い、素敵、綺麗な表現のあるものをピックアップします。ナツメに関する情報と写真はコチラ

島崎藤村の「夜明け前」
枝も細く緑も柔らかな棗の木の陰から木曽川の光って見えるところに腰掛けながら(37頁)
芥川竜之介の「歯車」
彼は(なつめ)のようにまるまると肥った、短い顋髯(あごひげ)の持ち主だった。(190頁)
佐藤春夫の「田園の憂鬱」
こんもりと棗形に刈り込まれていた 32頁)
松本清張の「半生の記」
都会の果物屋に棗の実があまり見られなくなった。(26頁)
遠藤周作の「沈黙」
棚の上に桃や棗やまめを供えている。(270頁)
辻井喬 の「父の肖像」
しかし山なりの眉と棗の実を嵌め込んだような目、(398頁)
ナツメ

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