おじぎ草 12月18日
低学年の教室に置くと喜ばれる物、「おじぎ草」。これを教師の机の上に2鉢ぐらいおいておくと、休み時間には子どもが集まってくる。そして、さわりまくる。そして、聞きまくる。そして、笑っている。その間
「なんでやろなあ?不思議やな?」と教師は言ってるだけでいい。笑顔が電波。
そんなもの、説明なんてできない。知らないもの・・・・・けど、触るだけで葉っぱを閉じて寝てしまう。これだけすぐに反応してくれる植物は、低学年の格好の「自然のおもちゃ」である。
インドネシアではこの草「putri
malu=恥ずかしがり屋のお姫様」という名で、なんと雑草である。もう、至る所にある。学校での草むしりの日に、生徒がバリバリと抜いているのを見てちょっとかわいそうになった。やっぱりシュ~~ンと葉っぱを閉じている。日本では春に、ポット100円ぐらいで売られていると話した。この雑草が100円!それは、けっこう豪華な昼飯ぐらいの値段。
「先生、遠慮せずに日本に持って帰って売ったらええわ。」とすぐに商売根性をだしてくれる。マンゴー、おじぎ草、ミントなどの自然に手に入るものが日本には「なかったり、高く売られていたり」するのに興味津々なのだ。
その話の決着は「雪がコップ一杯だったら、昼飯一回抜いても触ってみたい。」で落ち着いた。しばらく、6年相手に草むしりをさぼって「ある・ない話」をしていた。
それにしても、こちらの「putri
malu=恥ずかしがり屋のお姫様」熱帯でやたら大きくなりすぎていっぱい棘がある。痛い。姫様にも棘が~~
子どもが野原を駆けると、やっぱり恥ずかしいのかその後を追うようにシュ~~ンと下を向いてしまう。むらさき色の花がほっぺに見える。