森の文明循環の思想
梅原 猛・伊東俊太郎 監修者
講談社 2300円
1993年12月20日 発行
ギリシャのミノス王の居間に描かれた
巨大な渦巻き紋の抽象画。一種の生命
の原理がそこに抽象的な紋様で表されている。
「生と死の循環の哲学」です。
しかし、それはむしろ共存と循環です。
その循環は四季の循環も表しています。
本質的には四季もまた魂の循環である。
その魂というものは人間の魂でもあるし、
自然の魂でもある。森の文明循環の思想
目次
森の思想と循環の哲学 梅原 猛
森の民・森のことば
森の思想を考える 岩田慶治
森のある風景の分類 高谷好一
人間の文明と森の言語 矢野 暢
森と野の狭間 田中耕司
林学の現場からみた森
森とともに生きる 四手井綱英
東の森・西の森 北村昌美
森をつくる 菅原 聡
森の意味・森の宗教
森と深層心理 河合俊雄
森の消滅が世界観を変える 安田善憲
森の文明循環の思想