第一部 良い住宅とは何か
住宅の正しい目的と役割
住宅は誰のために何のために求めるのか
住宅を夢と期待で求めて不幸を招く
「住宅は資産」とこだわり、すべてを失う
住宅はなぜ幸・不幸の原因となるのか
見栄えや便利さでは住宅の役割は果たせない
幸・不幸は住宅の三大要素の仕組みで決まる
住宅が長持ちする条件は耐久性だけではない
住宅の役割に対する偏見が不幸を続出する
住宅ルネサンス
住宅の定義なくして住宅は語れない
住宅は利用効果で評価すべきもの
住宅に潜む環境への弊害は大きい
土地の環境に適応させぬ住宅は本物ではない
自然対策が片手落ちの住宅は不幸の巣
人間は有機質環境で進化してきた
快楽を快適といつわる高気密住宅
地球環境破壊の元凶は工業化住宅
自然を拒絶し、正常な生活環境を捨てた現代の住宅
幸福な家庭をつくる住宅
真実の幸福とは家庭の幸福である
住宅は人間性を培い育む
どこの家庭にも共通する幸福の条件
住宅環境に仕組む幸福の条件
家庭の幸・不幸は住宅計画の良否で決まる
人それぞれの価値観に対応するのがプロの仕事
良い住宅環境は脳内モルヒネを分泌する
住宅と健康
人間と自然は密接な関係にある
不健康な住宅を競って求める現代人
病気の原因が住宅にあるのに気づかない専門家
高気密住宅は自然を根絶している
規格住宅と機械が人間を退化させる
難病・奇病の原因は住宅環境でつくられる
自然の恩恵を効果的に利用する健康住宅
行政は住宅と健康の関係を無視している
倫理なき日本人を生んだ現代の住宅
住宅環境は人格形成の場
木材と構造軸組工法
現代の住宅環境が人間の精神に及ぼす悪影響
現代の住宅は生物が棲めない地下環境と同じ
林業が破綻すれば国も傾く
木材なき住宅環境が諸悪のもと
住宅の本質を無視した格付けは許されない
木材を使用しない良質住宅はありえない
地震に強い木造軸組工法
木造軸組工法は長持ちする
子どもと住宅
自然と調和した住宅環境は素直な子どもを育てる
親子の絆は自然な会話が生まれる住まいから
オープンな住宅環境で良い子が育つ
素朴な日本の民家こそ子どもには最高
便利すぎる住宅は子どもを駄目にする
住宅は商品か
住宅を消費材とする発想は社会悪である
間違った請負契約がトラブルの原因
業者選びはここがポイント
住宅を提案し、提供する者の責任は重い
仕事に責任感も使命感もない建築士
住宅環境に無関心な住宅業者の罪は重い
量産住宅に責任をもつ経営者がいない
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