目次
序章 森と木を生かした経済をつくる 進む環境破壊と資源の枯渇化 急がれる地球温暖化・CO2対策 木はCO2の缶詰 森がCO2大排出源となる危機 森は貯水池の役割も果たしている 第１章 地球温暖化と森林 １森林消失最前線 ボルネオ島の荒涼たる丘陵地帯 九州ほどの森林が消えた山火事 水田が放置された荒れ地・サマリンダ 難しい熱帯林再生プロジェクト 赤い地肌を露出させるアマゾン 荒廃の危機にさらされ続ける貴重な森林 熱帯林減少こそが大問題 ２進む地球温暖化が森を破壊する 人類の生存を脅かし始めた温暖化 熱帯林を襲う温暖化の悪影響 温帯・寒帯林では土からのCO2増が問題 熱帯・寒帯で減少する林産物 ３日本の森はどのくらいCO2を吸収しているか CO2を固定してきた森の生態系 日本の森はＣO2をどれほど吸収するか 木材は真に有益な材料 第１章 百年住宅への挑戦 １木材はエコマテリアル 百年もち、リサイクルできる住宅 ｢もったいない｣とCO2固定は表裏一体 オーク・ヴィレッジの手づくり家具 木の家がCO2増加を防ぐ 無駄をやめて贅沢をしよう ２木造住宅を見直す 成功した鹿児島｢ウッドタウン知覧｣ 全国に広がるウッドタウン ツーバイフォーとプレハブは地震に強い ｢火に弱い木造住宅｣の嘘 台風に負けない住宅づくりとは 第１章 森と共生する都市 １緑を取り込み始めた企業 宮脇昭氏の｢ふるさとの森づくり｣ 列車を守る歴史的な鉄道林 鉄道沿線からの森づくり・JR東日本 緑に包まれたショッピングセンターづくり イオンふるさとの森づくり 木に親しむ楽しみが広がる 緑あふれる工場をつくれ！ 動植物と市民が集う林 ２緑あふれる街の復活 帯広の森構想の誕生 市民の手による森づくり 動物の住む森らしい森へ 新しい社の都づくり・仙台 緑を守り、創り、広げる三施策 市民参加による百年の社づくり ３緑と水の公園都市づくり 武蔵野の面影をとり戻すために 市民と行政が真に協働するまちづくり 失われた池を復活する試み ふるさとの農原風景のあるまちづくり 第１章 日本文化と森 １現代に生きる縄文の森 森に親しむ心の再構築 落葉広葉樹の森が育んだ縄文文化 森に根ざした豊かな生活 日本人の精神に流れる森の思想 ２里山が育んだ日本人の心 稲作を支えた二次林による里山 里山を生かした循環型農業 マツが日本人に親しまれるわけ 自然に抱かれて生きた日本人 自らの心と体で自然を味わおう 自然に親しむ心をとり戻すために ３循環型社会・江戸に学ぶ 植物を徹底的にリサイクルした社会 し尿もゴミもほとんどリサイクル 第５章 森林再生へのさまざまな試み １荒れ地に緑を・インドとアマゾン 押し寄せるタール砂漠 住民参加の植林トライアングル 各国が集まるアマゾン森林研究計画 日系人による群馬の森 ２インドネシアで熱帯林再生に挑む 熱帯林再生への地道な挑戦 熱意に動かされた現地の人々 苗木が枯れかかり大騒ぎに ラワンの木の迷信を解く 焼畑跡をラワンの林と果樹園に 自然と人の共存する森への夢 ３自然と同盟を結ぶ国・コスタリカ 環境立国を目指す中米の小国 債務・環境スワップを活用した生物研究所 自然を生かしたエコツーリズム 終章 五つの提言 １百年住宅をつくろう 木造住宅は｢都市の森林｣ ストックとしての木造住宅づくり ２環境保全型首都の建設 リサイクル型新首都をつくる 世界初の木造の国会議事堂を ３日本の森を国民の財産にしよう 森は海の魚にまで影響する 国民が汗を流し森の保護・保全を ４アジア植林五〇ヵ年計画の実施 動物を脅かす森の危機 五〇ヵ年計画は持続的発展の前提条件 森林工場の発想も必要 ５森と木の新しい文化の創造 多様化を生かした文化の創造 森を生かした魅力ある地域文化を
